18話 【断罪】怒らせたらヤバい奴を怒らせた、エルフたちの末路
ほんの少しグロ注意です。苦手な方は飛ばしてお読みください。
一方、虹の広場の宿泊施設。
リルが提供したよく眠れる香によってエルフたち深い眠りに誘われ、次に目を開けた時には、湿ったカビの臭いが漂う元男爵家の尋問室に転がされていたのだった。
ジンバイの時と同じ手だ。
ベルナルド・ロリーコンをはじめとする五人のエルフを運ぶのには骨が折れたが、妹の復讐ができると思えば容易い。
目を覚ましたエルフたちは、案の定、醜く喚き散らした。
「うるさいなぁ。」
ノアは耳を塞ぐように呟くと、ベルナルド以外の四人を容赦なく気絶させた。
静寂が戻った部屋で、ノアはベルナルドの髪を掴み、その顔を覗き込む。
「なぁ、お前がベルナルドか?
お前が…、妹をあんな目に遭わせたのか…?」
「し、知ら…!」
「あーもうこの会話の流れ怠い。
喋んないなら指、一本ずつ切ってく。」
「…!
そんなことして許されると思ってるのか…?!
この国ではエルフの方が立場が上なんだぞ!
お前の国の王が
『貴重な異種族を受け入れることで、この国はさらに多様に、豊かになる。
そのために、異種族にはこの国で自由に、快適に過ごせるように尽力する。』
と言って受け入れてるんだぞ!
人間なんてそこら中にいて、何の価値もないじゃないか!
エルフは魔力量も豊富で貴重で高貴な身分なんだぞ!
お前たちみたいな虫ケラと一緒にするな…!」
「…分かった。」
ノアがそう言うと、ベルナルドは安堵の表情を浮かべた。
ノアは決して納得したわけではない。
ただ、「会話をする価値がない」と判断しただけだ。
ノアはベルナルドの指に手を添えた。
そして、関節の曲がる方向とは真逆――反対側に、一気に力を込めた。
ポキッ…
「ギャァァァァァアア!」
地下室にベルナルドの絶叫が響き渡る。
だが、ノアの表情はピクリとも動かない。
「もう叫び声は聞き飽きた。
それに…もうお前の声は聞きたく無い。」
ノアはベルナルドの喉を潰し、声を奪った。
それから、一本、また一本と丁寧に指を折っていく。
全て折り終えた後は、切り落とす作業に移った。
手も、足も。
出っ張っている部分を、少しずつ、少しずつ、ゆっくりと削ぎ落としていく。
肉を断つ感触を噛みしめるように、執念深く。
数時間後。
ベルナルドはもはや原型を留めず、ぐったりと横たわっていた。
だが、あえて急所を外しているため、まだ生きてはいる。
その時、気絶していた他のエルフたちが目を覚ました。
彼らが最初に目にしたのは、かつての仲間の無惨な成れの果てだった。
「あ、目ぇ覚めた?」
返り血で汚れた顔で、ノアが首を傾げる。その目に光はない。
「じゃあ、こうならないように、知ってることは教えてねぇ」
ガタガタと歯を鳴らし、失禁するエルフたち。
彼らは先ほどのベルナルドのような誇りなど一瞬で投げ捨て、ノアの問いに対して、互いに競い合うように情報を吐き出し始めた。
ノアは思う。
全て話し終えたら、お前らは妹以上に仕上げてやる、と。
今回は短めです…。すみません…。
毎日更新って結構大変ですね…。
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