何かの作業の光景1
「あっついね~。」
「いや、ホント。今日もあっついね~。」
「もう夏だもの。」
「だよね~。」
「もう食べた?」
「冷やし中華?」
「あ~、そっちもいいね。」
「違った?」
「カレー。」
「カレーは季節問わず食ってる。」
「あ~、いやいや。普通のじゃなくて、ほら、なんだっけ?あの~」
「お客さん来たよ~。」
「あ~、出かかってる時に~。」
「お、作業員かな?」
「つなぎ着てるもんね。近くで工事でもやってんのかな。」
「大変だよね~、このあっつい中さ。」
「僕らも同じくらいあっついけどね。」
「選んでるね~。」
「悩んでるね~。」
「作業員の定番って何かな?」
「若ければスポーツドリンク、それなりに歳いってれば缶コーヒーじゃない?」
「比較的そんな感じだね。」
「…はい、注文来ました~!」
「はい、何でしょうか~!」
「栄養ドリンク一本!」
「そっちで来たかー!はい、栄養ドリンク一本!」
「はい、ランプ回転!」
「ランプ回転!」
「はいハズレ!」
「やっぱりハズレ!」
「栄養ドリンク、テイクオフ!」
「テイクオフ!」
がちゃこん
「ありがとうございましたー!」
「あっしたー!」
「…あ!」
「どうした?」
「夏野菜!」
「は?」
「夏野菜カレー!食べた?」
「………あ、さっきの話の続き?」
「そうそう。思い出した思い出した。夏野菜だよ夏野菜。夏だからこその夏野菜。夏野菜だからこその夏野菜カレー。夏野菜カレーだからこその冷えっ冷えの缶ビール!」
「残念。俺は缶チューハイ。」
「そっちかー!」
「そういや食べてないな~、夏野菜カレー。食べたくなっちった。」
「食べる?」
「あるの?」
「二日目の夏野菜カレー。」
「ナイスカレー!」
「じゃあ、あっついけど、もう少し頑張りますか。」
「あいよっ。………にしても、あっついね~。」
「モーター熱が直だからね。」
以上、本日は、自動販売機の中の人の作業風景、を、お届けしました。
つづく。
注:この作品はフィクションです。
中の人など、いたりする(^o^)!




