人と精霊の光景1
「……………。」
「……………。」
「……………。」
「ていっ!」
ぺちっ!!
「っ…!?」
「おはようございます。もう朝ですよ?」
「……………。」
「さぁさ、早く起きてくださいな。いつまでもそんな寝ぼけた顔してないで。」
「……………えと、」
「はい、何か?」
「……………誰?」
「………?」
「………。」
「……………あ、そうか。この姿でお目にかかるのは初めてでしたね。これは失礼をいたしました。」
「………この姿?」
「はい。我ながらなかなか似合っていると思うのですが、いかがですか?和服姿。」
「いや、いかがですかも何も…。まず、誰なのかをわかってないから…」
「そうですね。では、きちんとご挨拶を。私、箸、と、申します。」
「……………?」
「…あら?どうかされましたか?怪訝そうな表情をなさって。」
「…………はし?」
「はい。」
「はし、さん?」
「はい。」
「………そんな苗字の知り合いいたか…?。っていうか、いたとしても、これは完全に不法侵入だし、根本的に犯罪なわけだし…」
「全部声漏れてますよ~。」
「……………。」
「…今、この状態から、どうやって携帯取りに行って警察に連絡しようか考えてますね。」
「……………。」
「…はぁ。完全に不信感満載の顔になってますけど、私、不法侵入とかそんなんじゃないですよ?そもそも人間じゃありませんし。」
「………これはいよいよヤバいぞ。人間じゃないとか言い出しやがった。完全に脳内ファンタジーってやつだ。どうする、こういう相手にまともな理屈は通じないぞ…」
「全部漏れてる上に酷い言われようですね。」
「……………。」
「…はぁ、仕方ない。これでは話になりません。少々面倒ですが、基礎知識を強引に脳に流し込むことにいたします。よいしょ。」
「…!なにをす」
「ていっ!」
べこすっ!!!
「……………(ばた)」
つづく
注:この作品はフィクションです。
改めて読むと…、めちゃくちゃあっさり終わってる(^_^;。




