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学校の光景1

「ふ~む。」

「…!!」

「………うん。」

「………?」

「………ふむ。」

「………。」

「きみ。」

「………はい。」

「イイネッ!!!」

「…は、はい?」

「花壇の掃除してたでしょ?」

「…は、はい。」

「イイネッ!!!」

「………………。」

「お~い。なんか反応しろよ~。リアクションが無いと先輩は寂しいぞ~。」

「す、すいません。」

「…ふふ、素直だね。」

「………。」

「一昨日も昨日も掃除してたでしょ。あと花壇の手入れも。」

「え………、」

「うふふ。まさか見られてるとは思わなかったでしょ?しかし!先輩は見ていたぞ?しかと見ていたぞ?」

「…は、はぁ。」

「ま、これでも風紀委員だからね。ここ最近の花壇周りのゴミは困ったもんだったのよ。なんであの子達は食べたもののゴミとかを花壇に放置していくのかしらね?」

「…そう、ですね。」

「まぁそんなこともあったから重点的に見回りしてたんたけどさ。そしたら、ある時から急に花壇周りがきれいになってるじゃない?それで何事かと思って調べてみたら、心優しき後輩くんの存在に辿り着いた、というわけよ。」

「あ、いや。そんな…、」

「と、いうわけで~。イイネッ!!!」

「…ありがとう、ございます。」

「………人見知り?」

「あ、え…、…すいません。」

「あはは、別に悪いことじゃないよ。初対面、先輩、風紀委員。フランクに喋られる要素が何一つないもんね、私。」

「い、いえ…。」

「でも…、改めて思うけどさ。人は見掛けによらない、って、本当だね。」

「…そう、ですか?」

「そんなに身長高くて体格もいいのに、性格は細やかなんだね。」

「それは…、生まれつき、というか、親のしつけのおかげ、というか…。」

「そっかそっか。いいことだよ。…けど、そんないい人に限って苦労したり辛い思いをしたりする。よくない世の中だよね。」

「………。」

「変えなきゃね。小さい範囲でもさ。」

「………。」

「なーんて、いきなり言われても困るか。あはははは。」

「い、いえ。」

「あはは、無理しなくていいよ。私だったら困るもん。いきなりそんなこと言われたら。」

「………。」

「けど、これは本音。幸い、私3年生だし風紀委員だし。いろいろ出来ることもあるんだよね、立場的に。」

「…はぁ。」

「ま、キミの努力は無駄にしないつもりだから。じゃね、後輩くん。」















「…嵐みたいな人だったな。」





つづく





注:この作品はフィクションです。


気さくな先輩。イイネッ(^-^)

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