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謎の生物の光景2

「う~ん。」

「ねぇ~。まだ歩くの~?」

「この近辺にもいないとなると…、まだ奥に行かなきゃダメね。」

「えぇ~。この奥ってもうジャングルじゃん~。」

「ジャングルじゃないわよ。ただ、現時点よりも木々が鬱蒼としているだけ。」

「それが問題なの!」

「文句言わないの。あれに出会うためには、このくらいの難関乗り越えてみせないと。」

「そんなに会いたいもんなの?それ。」

「私は会いたいわよ?」

「新種の動植物…最近ますます増えてるよね。」

「そうね。こないだもインコポポの綿毛が大量に空飛んでたし。」

「オジギヘビが群生してるのを見た日の夜はうなされて眠れなかったわよ。」

「どうなっちゃうのかしらね、生態系。」

「新たな秩序が生まれるのかもね。」

「ま、それは今考えることじゃないわ。今は、自分たちの目的に集中しましょ。」

「正確には、あなたの目的、だけどね。」

「まぁね。」

「私は正直、そこまで魅力感じないんだけどなぁ…。こんなとこに踏み入ってまで見たい?ナマケモモ、って。」

「見たいわよ?」

「どうせあれなんじゃないの?ナマケモノのお尻がモモになってるとか、そんなんじゃないの?」

「生物学をそんな安っぽいギャグみたいなのと一緒にしないで。」

「誰かに怒られるわよ。誰に怒られるかは知らないけど。」

「そもそも。この国の中で、野性のナマケモノに会えるっていうのが、まず貴重なことなのよ?普通は動物園にしかいないんだから、この国では。」

「それだけ生態系やら自然環境やらがしっちゃかめっちゃかになってるってことでしょ?」

「まぁ、そうとも言うわね。」

「全ては人間のエゴが招いた結果よ。」

「………。」

「みんなもっと、2次元の世界に踏み込んで、そっちで気持ちを満足させればいいのに。あっちは可能性が無限大なんだから。そしたら、3次元のこっちでこんな事が起こることもなかったのに。」

「…その理屈はどうかと思うけど。」











…………………………










「……………あれ?」

「あれね。」

「ナマケモモ?」

「ナマケモモね。」

「確かにモモね。」

「予想以上にモモね。」

「まさかモモメインだとは思わなかったけどね。」

「ナマケモモ、っていうより、もはや、モモモノ?」

「なんか早口言葉みたいね。」

「言いにくいからナマケモモでいいわね。」

「うん。」

「…しっかし、モモから毛むくじゃらの手足が生えてるって、なかなかシュールね。」

「見たかったんでしょ?」

「まぁね。」

「目的達成おめでとう。」

「ありがとう。」

「じゃあ、帰る?」

「いえ。」

「え?」

「ナマケモモが見つかった、ってことは、あれもこの付近にいるはずなのよ。もう少し探さないと。」

「…何を探すの?」

「クロコダイズ。」

「クロコ…………大豆?」

「そう。」

「帰る。」

「なんでよ~。一緒に探してよ~。」

「どうせあれなんじゃないの?歯が全部大豆になってるとか、そんなんじゃないの?」

「生物学をそんな安っぽいギャグみたいなのと一緒にしないで。」

「誰かに怒られそうだからやめてってば。」

「誰かって?」

「大御所。」

「誰よ!?」






つづく





注:この作品はフィクションです。

ダジャレ活用(^-^)

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