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ゲームウォーリアー外伝〜CRISIS MISSION・シャッフルVSトリガーズ!!〜  作者: Kazu―慶―


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5.桐山剣と火野暁斗、邂逅。

 ――さて、時はビッグゲームイベント当日!




『シャッフル』の桐山剣、『エレメント◇トリガーズ』の火野暁斗を筆頭に、WGCの本宮社長が直々に招待し、大抜擢されたゲーム戦士たち。




 ゲームとなれば、語り部の私『Mr.G』も、講談口調になって勝負を語らずにはいられない。早く始まらないかとワクワクしております!


 ……まぁ、まだ始まってもいませんので、今は落ち着いて語りましょうか。




 今回の舞台となる『ゲームワールドオンライン』は【VRMMO】。仮想現実の世界に飛び込み、五体を駆使して挑む次世代のオンラインゲームである。


  招待されたプレイヤーたちは、特殊な手順を踏んでこの仮想現実へとダイブすることになる。


 その方法とは……?




 ▶▶▶ NEXT▽




 用意するのは、頭部に装着するフルフェイス型の専用デバイス【GWギア】。




 これを装着し、現実世界の各所に設置された【モノリス】――電子の光が脈打つ石柱の付近でパスワードを入力することで、意識は電脳空間へと転送される。


  いわばモノリスは、異世界への門を開く近未来のアクセスポイントといったところか。




  イベントの集合時間は朝8時。


  剣たち『シャッフル』のメンバー7人は、眠い目を擦りながら通天閣のふもとに立つモノリスへと集まった。


 GWギアをセットし、パスワードを入力。次の瞬間、彼らの意識は光の中に溶け込み、『ゲームワールドオンライン』へと転送された。


 ゲームワールドは、各エリアがハニカム構造で連結されており、エリアごとに全く異なる世界観が構築されている。


 ある時はファンタジーなボードゲームの世界、またある時は巨大なパズルが組み上がる工場地帯。各エリアはまさに夢とロマンスの詰め合わせだ。


 そして、今回彼らが送り込まれた舞台は……!!



 ▶▶▶ NEXT▽



「……なんだよ、ここ……。こんなエリア、見たことねぇぞ……!」

「何か、嫌な感じがするわ……」


 未知の光景を前に、剣とみのりが息を呑む。

 そこは――自然の息吹も、大地の彩りも失われた無機質な機械都市。

 人類が情愛を捨て、兵器の威力のみを信奉した末の「成れの果て」を具現化したかのような、冷徹な未来図。


 ゲームワールド終末都市エリア――【トリニティ・ゼロ―TRINITY ZERO―】である!!



「やっぱり、何かあると思っていたが……思った以上に物騒だね」


「予想してた通りだったな、槍ちゃん」



 剣と共に、不安を隠せない長身で眼鏡の高校生、天野槍一郎。WGCの公式プレイヤーであり、近日にその資格の存続を懸けた試練を控えていた彼。




「僕の招待メールだけ、『絶対な事情が無い限り辞退不可』と書いてたからね。半強制されるのも合点がいったよ、この雰囲気は」


「社畜とか言ってる場合じゃないわね……」




 などと吐き捨てるようにブラックジョークが飛び交う剣たち。辺りを見渡せば、続々と招待されたゲーム戦士たちが転送され、同じくエリアに驚いている。


 その中で、一際異彩を放ち、有名人ムードを周囲に漂わせるチームも現れた。それをみのりがいち早く見つけた。




「……あれ!? ひょっとしてあの人たち、『エレメント◇トリガーズ』じゃない!?」


「トリ……何て??」




「剣くん、知らないの!? ゲーム配信界で話題になってるゲーミングチームよ! 特にキッドさんの【魅せプ】が凄いのなんのって!! キャーーーッッ♡♡」




 ゲーム界の流行りには敏感なみのりちゃん。まるでアイドルの追っかけのように興奮する姿に剣たちはタジタジだ。


 そんな彼女らの騒ぎに、当人たちが気づかないはずもない。




「ふぁっ!? キッドさんがこっちに来るよ!!」


「みのりがあんなに騒ぐから、文句言ってくるんとちゃうか?」


「何よーー!!」




 しかし、当のキッドは怒っている様子は毛頭ない。むしろ好奇心に惹かれて、視線はみのりではなく、剣の方に向かって迫ってくる。




「な、何すか……!?」


 剣はキッドに詰め寄られてたじろぐ。




 赤いサラマンダーの刺繍を施したキャップを被り、その下には鋭い眼光。


 胸には『TRIGGER'S』と書かれた赤黒ベースのeスポーツユニフォーム。




 そして、ゲーム戦士らが相対する時に現れる現象として……。


 キッドの背後には、火竜『サラマンダー』の波動。


 剣の両腕に宿る『聖剣』と『聖盾』の波動。




 これらは、ゲーム戦士のみが発する異能力『PAS』を持つ者同士の強さを表す現象である……!!




「……お前が、大阪で一番強いゲーム戦士・桐山剣か……!」 「え、あ、そうですけど……。何で俺の名を知ってるんですか?」




 剣はただ困惑するのみ。サラマンダーのPASに圧倒されたか、あるいは無知ゆえの対応に困っているのか。


 キッドの方は逆に、剣に会いたくて仕方ないと言わんばかりの嬉々とした笑みを浮かべていた。




「お前の活躍はニュースで知ってるぜ! ゲームワールドを二度も救い、切り札を呼び起こす騎士・桐山剣! 俺はずっと、お前と戦いたいって思ってたんだ!!」


「…………ホンマっすか?」




『ゲームウォーリアー』の桐山剣。『A.I.M.S』の火野暁斗ことキッド。




 ついに、二人の主人公が同じゲームの下で邂逅した!!


 ゲーム戦士たちが交錯する時、不穏な舞台のビッグゲームに希望を切り開くのか!?




 ――本日のゲーム、これまでッッ!!




 ▶▶▶ TO BE CONTINUED...▽

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次回もゲームウォーリアー外伝をお楽しみに!!

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