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ゲームウォーリアー外伝〜CRISIS MISSION・シャッフルVSトリガーズ!!〜  作者: Kazu―慶―


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11/14

10.コラボレーション・ゲーム戦士!!

 ――さて、『ゲームウォーリアー』と『A.I.M.S』。作者の描く2つの作品が、同じ世界観で交差するこの外伝。


 前回はダブル主人公、桐山剣とキッドの共同戦線をご覧頂いた所。今回はその他の参加者の様子を、私、語り部ナビのMr.Gと共に読んで頂きましょう!




 ▶▶▶ NEXT▽




 ――舞台は、終末都市の地下軍事施設『Ω-716』。


 外界から遮断され、閉塞感とシルバーメタリックの壁から伝わる冷たさ、そして圧倒的なスケール感が同居する施設の構造。




 この無機質な施設に、愛も情熱も要らない。


 ここに入り込んだ者の感情を凍てつかせ、弱い心を容赦なく喰らい尽くす。ほら、今にも闘争心に乏しい者が怯え泣く声が……




「みのりさん、はじめまして! あたし、響波天音(ひびきなみあまね)!」


「私は、響波琴音(ひびきなみことね)と申します」




「知ってるよ。貴方たちのダンス動画、配信で良く観てるもん! 近くで見るともっと可愛い〜っ♡♡」




 ……めっちゃ和気あいあいに挨拶してるじゃないですか。愛情に溢れてますがな。




 ――施設の部屋などを繋ぐ細く長い通路。


 ここは非常警報が鳴ると、上から厚さ数メートルの耐核スライドドアで封鎖し、侵入者の足止めや爆撃を防ぐのに使われる『防衛区画』でもある。




 そんな区域で、剣の親友・河合みのりと、キッド率いる『エレメント◇トリガーズ』チームの応援チアガール姉妹が出逢った。




 橙色のストレートヘアに金色のリボンカチューシャを付けた、お転婆そうな娘が響波天音。


 黒髪を三つ編みに結い、銀色のリボンを飾ったお淑やかな雰囲気の娘が響波琴音。




 歳は共に15歳で、性格も容姿も似てない双子。二人揃って『響波姉妹』!


 以前トリガーズの配信チャンネルにて、大会の応援で披露したチアダンスや応援歌の動画がバズり、社会現象を巻き起こした高校生アイドル。




 当然、みのりもトリガーズのチャンネル登録をしており、響波姉妹のダンスを完コピする程の酔狂ぶり。


 推しの二人に出逢えたことで、彼女の心から殺伐としたエリアへの恐怖はダストシュートへ投げ込むかの如く捨て去られた。




「ところで、二人はどうしてこのゲームに参加したの?」


 と、みのりは素朴な疑問を響波姉妹に投げかける。




「あたしたちも、あの招待メールが届いたの」


「ハリアーさんたちが、選手として出られるか確かめたいって、参戦を許可してくれたんです」




「それじゃ、このゲームが実戦デビュー!?」「「そうです!!」」




 響波姉妹は、これまで『A.I.M.S』や他のゲームでの参戦経験が一切無かった。チアに徹していた二人だったが、密かに仲間とゲームの練習を積み重ねていたのが、ようやく実を結んだのでした。




「ねぇねぇねぇ! みのりさんって、『AMAZING』で一度強い人と戦って勝ったことがあるんですよね! 公式戦でオーブを貰ったの、あたし観たよ!」


「えっ? ……あれは特別ルールで、槍くんや穂香ちゃんや皆で力を合わせて、ギリギリ勝てただけだから……」




「それくらいにしときなさいよ、天音。みのりさんが困ってるじゃない!」


「えー、だってぇ〜」




 みのりは響波姉妹の2つ年上。それに関わらずグイグイと迫ってくる天音に彼女はたじろぎ、空気を読む琴音はそれを制止した。




「ごめんなさい。天音ってば、ライブ配信で公式試合を観てから、『シャッフル』にすっかりハマっちゃったみたいで」


「本当? それじゃ尚更仲良くしようよ! レミちゃんと穂香ちゃんにも貴女たちを会わせてあげたいわ!」




「わぁ、素敵! 参戦した甲斐があったわ。ねぇ、琴音?」


「そうね、天音。今後も宜しくお願いします、みのりさん!」




 みのりと話せば、誰もが仲良し。ゲーミングチームの垣根を超えた『てぇてぇ』な友情が芽生えたのだが……気を付けて。そんな仲を引き裂こうとする不届きな奴らが現れたよ!




 ドガガガガガガガガッッッ!!




「きゃあっ!!?」


「な、何!?」




「え、嘘……! 囲まれた……!!」




 狭い通路に、突然の一斉掃射。辛うじて避けた三人は狼狽え、みのりが直ぐに状況を把握し絶句する。




 先程、剣とキッドに襲い掛かったアンドロイド傭兵『ファントム』が、みのり達の眼前と背後に迫っていた。最悪なことに逃げ道の無い一本道。完全に袋小路にされていた!




「早く、二人共カードで対処しないと!」


 みのりは響波姉妹に『AMAZING』カードで応戦するよう指示する。しかし、




「え、でも、何を出せば良いか分かんないよ〜!」


「まだ私たち、キッドさんから詳しいルールを教わってないんですよ!」


「えぇ!?」




『エレメント◇トリガーズ』の面々が忙しかったせいか、響波姉妹の調整まで間に合わなかった様子。突貫工事にも程があるタイトな計画か。


 そして両サイドのファントム軍が、か弱きヒロイン3人にアサルトライフルの照準を定めた。




(どうしよう。こんな時に限って、天ちゃんと琴ちゃんを護れる攻撃カードが手札にない……!)




 なんと、頼みのみのりの初期手札5枚は不運にも、防御・回復カードばかり。敵を排除する手段がなかった!




「ゴメン……! 私、二人を護れないかも……!!」




「そんなぁ!?」


「せっかくデビューしたのに、2分で出番終わりなんて嫌ぁ! 助けて〜!!」




 阿鼻叫喚、3人の悲鳴が狭い防衛区画に木霊する。今にもファントムが引き金を引こうとした、その時!




『――アクションカード、【スパイラル・トルネード】!!』




 ◎――――――――――――――――――◎

 〈アクションカード〉

 【スパイラル・トルネード】

 属性:緑 EG:④


 ・効果:対戦相手全員の行動を

  10秒間不能にする。

 ◎――――――――――――――――――◎




 ――ビュォォォオオオオオ!!




 突如、ファントム軍の足元から強烈な風が吹き込み、敵の身体を浮かせるほどの上昇気流を巻き起こす!




 身動きが取れなくなった所で、追撃のカードが反対側から発動する!!




『アクションカード、【バースト・ブラスター】!!』




 ◎――――――――――――――――――◎

 〈アクションカード〉

 【バースト・ブラスター】

 属性:赤 EG:⑤


 ・効果:対戦相手全員に500ダメージを与える。

 ◎――――――――――――――――――◎




 強風で浮き上がったファントムたちに、爆ぜる火花が連鎖し、敵全体へと炸裂する!


 風に煽られた火花は瞬く間に猛火へと変わり、熱風となってファントムの装甲を焼き尽くす。そこへトドメの一撃が放たれた!




「そりゃああああああああッッッ!!!」




 通路の奥からもう一人、超高速で肉薄した影が、三叉の槍『トライデント』を振るいファントムの残骸を切り裂く!!




 ――みのりたちの前後を塞いでいたファントム軍は、駆けつけたゲーム戦士たちの連携によって一掃された。絶体絶命のヒロインたちは、間一髪で救い出されたのだ。


 さて、窮地を救った戦士たちの正体は……?




「「ハリアーさん!!」」


『スパイラル・トルネード』で敵の動きを封じたのは、トリガーズのリーダー・ハリアーこと風見颯。




「槍くん、倭刀くん!!」


 そして、『バースト・ブラスター』で追撃した池谷倭刀と、トドメの槍術で敵を粉砕した天野槍一郎の二人!




 悲鳴に導かれ、狭い防衛区画に集結したゲーム戦士はこれで6人。


 さぁ、混迷を極めるこの戦場に、次なる戦士は誰が姿を現すのか!?




 ――本日のゲーム、これまでッッ!!




 ▶▶▶ TO BE CONTINUED...▽


小説を読んで『面白かったぁ!』と思った皆様、是非とも『★★★★★』の評価、「ブックマーク追加」や感想・レビュー等を付けて、応援してください!



次回もゲームウォーリアー外伝をお楽しみに!!

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