冒険者ギルド
7話
「勇者様。初めてお会いした際も聞きましたが…パーティーになったので流石に名前は知っておかなければいけないと思います」
「では、早速私から紹介します、私の名前はオルビスです。よろしくお願いします」
「次は勇者様です」
「オルビスさん。あの…前も言ったと思うんですけど、なんとでも呼んでもらっていいですよ」
「…勇者様、名前は大事なんです。教えてください。教えてくれるまで私、勇者様の邪魔します…」
すると騎士は少し苛立ったような声をした。
「絶対に誰にもいいませんので…」
(まじかぁ…別にいいか。そんな言いたくないってわけでもないし)
「僕の名前は広井戒です。よろしくお願いします」
「広井戒様と言うんですね…」
「そしたら…広井様とお呼びしますね…」
「では広井様。今からどこにいくか知っておりますか?」
(いや…知らないから部屋の前で聞いたのに答えてくれなかったのそっちでしょ)
俺は少し突っ掛かりを感じながら俺はオルビスの問いに答えた。
「昼食…とか…ですか?」
「いや…違います。冒険者ギルドです」
「冒険者ギルド…」
俺は冒険者ギルドを知っていた。日本で異世界アニメを見ていた時に出てきたからだ。それは冒険者という職業、モンスターと戦いそれを生業にしている人達だったはずだ。
「冒険者ギルドについては知っていますか?…広井様…」
「はい」
「なんで知っておられるのですか…」
「この世界に来る前にこういう世界、エルフィデスみたいな世界を描いた物語?というものがあったんです。だから知ってる、かもしれません」
「そうなんですね…それはいいです」
少しその後沈黙を挟み少し歩いた後、オルビスが止まった。
「ここが冒険者ギルドです」
「でか…」
俺の驚きに目もくれずにオルビスはその建物の中に入って行った。
そこには多くの筋肉の妖精のようなガタイがいい人や魔法使いのような格好をした人など多くの人がいた。
少し周りがざわってしたがどうしたのだろうか?
「では、広井様。冒険者登録をしたいので…そうですね…あそこに行きましょうか」
そこにはカードが置いてある台のようなものがあった。
「そこにおいてあるカードをとってください、広井様」
「まずは広井様、血をください。血と言っても大量に欲しいわけではなくて少しです」
「…そうか、刃物持っていないのか…」
「では…取りますね」
オルビスは腰から小刀を取り出して俺の指を切った。そしてそのまま俺の指を俺がさっきとったカードの上に持って行き血を垂らした。するとそのカードには俺のステータスが刻まれてた。そのスキル欄には俺が隠蔽した後の状態、『スノウ』だけが書かれていた。そしてそのカードにはうっすらDという文字が書かれていた。
「広井様、ステータスは見えましたか…それは自分自身を証明するものの代わりです。ギルドカードといいます。………ちょっと待ってください。私のギルドカードを取り出しますね。このカードの左上端を押すと……………これです。名前、年齢、パーティーを組んでる際はその後にパーティーメンバーが表示されます」
「そしたら僕は今、オルビスとパーティー組んでないってことですか?」
俺がそう思った理由はちゃんとある。オルビスがさっき言っていたパーティーの欄に俺の名前がなかったからだ。
「広井様、パーティーメンバーには今から追加します。私が持っているギルドカードをこうやって…広井様のギルドカードと重ね合わせると……パーティーメンバーに私が追加されたはずです」
俺のギルドカードを見てみるとそこにはオルビスが追加されていた。
「ギルドカードのパーティーメンバー追加はお互いの同意がないとできないので安心してください…」
「では、冒険者ギルドで依頼を受けましょうか…」
「はい」
俺はそう返事をしオルビスが向かっているだろう案内所に向かって後ろをついて行った。
明日は投稿するかしないかわかりません。明後日はできればって感じです。




