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最後の転移者  作者: 犬座いい
古匠の傑作
37/42

旅への出発

37話

「・・・・・か・・・様!」


「・・・・・・」


「か・・・様!」


「・・・」


「戒様!」


「っは!・・・・おはようございます」


「おはようございます!」


「おはよう!」


そこには筋肉マッチョとオルビスがいた。


「戒様!ユガイ、行きましょうか!」


どうやらこのマッチョはユガイというらしい。


「どこに行くんですか・・?」


「まずはドワーフの住まう島へ向かいます!略してドワーフ島ですね」


「・・・ドワーフ?」


「ではここからは俺が説明しよう!ドワーフは島でアイランドだ!」


(脳筋だ・・・)


俺はそう感じた。


「ユガイは黙ってください」


「なんだ!オルビス!!」


「・・・戒様、説明するより言ったほうが早いですから、明日にでも行きましょう!」


「明日・・?!」


「ユガイ、あなたはさっさと準備してください」


「わかった・・・というとでも思ったか!言う!わかった!では明日、早朝に冒険者ギルドに集合な!!」


「分かりました。ではパーティー登録を今しちゃいましょうか」


俺たちは受付に向かった。


(めんどくさいな・・・なんでこんなことに・・・・・アバ・・・)


俺はただ虚しかった。アバにもすがる思いだった。


オルビスとのパーティーを結成する時にした手順を踏んだ。


「既存のパーティーはどうなるんですか?」


「一度手続きを踏んで解散させますが、再結成すれば大丈夫です」


「そうなんですか・・・ありがとうございます」


「まあ!解散はさせないがな!!はっはっは!」


「では、パーティ結成終わったので戒様、行きましょうか!」


「分かりました。オルビス、ユガイさんありがとうございます」


「ユガイでいい!ではまた明日だ!オルビス!遅れるなよ!」


俺とオルビスは宿に戻った。


宿というと、結局家を買うのかよくわからなくなってしまった。まあいい。今は十分だ。


          ◇


俺たちは家に戻った。そこにはアバがでっかくなったり小さくなったりしていた。色々支度をし、寝床についた。ちゃんと歯ブラシを持ったのが功を奏したのかよく寝れた。


夜が明け、翌日がやってきた。


「では戒様、行きましょうか。馬車の場所へ・・!」


「分かりました」


馬車の場所は把握している。直接行ったのは2回といえど間接的・・・ギルドから見えた時とかも含めると、この世界で有数の“かなり接してきた建物”だからだ。


俺が先導して馬車の場所に辿り着いた。


「まだ・・・ですか・・・」


そこにはユガイの姿はなかった。


「もう2人で・・・」


「お〜〜い!!!」


「ッチ」


オルビスから音が聞こえた。


(・・・・・聞かなかったことに・・しよう)


「ユガイさん・・・いや、ユガイ!おはようございます」


「ああ!戒よ!オルビスよ!さっさと行くぞ!」


俺とオルビスは馬車を借りるために向こうへ向かった。


「何をしているんだ?」


「何って馬車を・・」


「はっはっはっは!!馬車!?はっはっはっは!歩きに決まっているだろ!!」


「歩き・・・!?」


「そうだ、歩いたほうが幸せだぞ!!」


「戒様、こいつは大丈夫です。“2人”で馬車に乗りましょう」


オルビスはスタスタと向かっていった。俺も遅れまいとズタズタとついていった。


ユガイがなにか言っているような気がしたが、聞こえないふりをして振り切った。


         ◇


戻ってくるとユガイはマッスルポーズをしていた。


「戻ってきたか!戒!オルビス!歩きたくなったら俺と共に歩こう!」


そうして賑やかなドワーフ島への旅が始まった。

こんにちは。

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