女王の言葉
18話
目が覚めた。寝落ちしてしまうと真夜中に目が覚めてしまう、あの現象である。
もう1度寝ようと思ったがなかなか寝付けなかった。
外に出て見ることにした。こっそりとドアを開け外を見てみた。誰もいなかった。流石に外にいたら笑ってしまう。
オルビスと一緒に通った場所を辿れば外に出れる。日の出前には戻る。そのことを頭におき、俺は進んだ。
「……テリー……様本当に…よか………」
声が聞こえた。
俺は歩くのを一旦やめ、陰から聞いた。おそらくいるのは女王の側近と女王だろう。女王の側近の名前は知らないが夕食の時に女王のそばにずっといた。
「テリー様、本当に勇者様への資金を私財で出されるのですか…」
「このような時間にその質問ですか…勇者様をこの国に転移させたのは私達です。勇者様も元の世界に生活があった。その中で文句ひとつ言わずここにとどまってくれたのです。私としてはまだここにとどまってくれても良かったのですが…まわり…いませんね…大臣たちがうるさくてですね…だからせめてものの感謝の気持ちです。それが私が、女王である私ができる唯一の手段です」
「…わかりました。ありがとうございます、このような時間に…」
女王とその側近の足音は俺がいる方向と反対方向に鳴って行った。
そうか…女王はいいやつだったんだな…だが今回の場合、大臣のおかげで俺が望んだ結果になったわけだ。大臣はおそらく俺をこの城から追い出したかったんだろうが、見事に正反対の結果になったものだ。
では外に行こうか。町の探検の時間だ。俺は冒険者ギルドと城の間、馬車道沿いしか知らない。
「ふん!ふん!ふんふんふん!どじゃら!どじゃらん!どどど!どじゃどじゃどじゃ!」
城の裏口から陽気に誰もいない街を進んで行った。夜で光がどこもついていなく、ついてるところもあるが冒険者ギルドぐらいしかなかった。
向こうに小さな高台があった。そこに登ってみるとエルフィデスの半分、城の裏側が一望できる。
「うわーすごいなぁ」
「ずん!ずん!ずんずんずん!ででっでじょっぴ〜」
「ここでどうしたんっすか?」
「っは!」
そこを向くと小さな女の子がいた。獣耳があった。
「いい歌っすね!この場所…いいっすよね」
「はい」
「この場所を見つけた縁です!あたいの名前はメリスっす!あなたの名前は何ていうんっすか?」
「僕の名前は広井戒です」
「珍しく感じの名前っすね!戒って呼んでいいですか?」
「別に大丈夫ですよ」
「じゃあ、戒って呼びますね。そうそう!ここの景色いいっすよね」
「灯が灯っているエルフィデスもいいんっすけどね。でもあたいは夜が好きっす。賑わっている時とのギャップ萌えですよね!」
「いいですよね」
「もうそろそろ日の出っす」
「もう日の出か……日の出!!」
「メリスさん!もう行きます」
「じゃあ!また会うまで待ってるっす!」
俺はこの場所を去った。さっさと城に戻らないとめんどくさくなる。そう感じた。
裏口から入ってそこからは人の目から避けながらほいっほいっと避けながら部屋に戻り布団に入った。
明日は投稿できないかもしれません
18時投稿ブレまくっててすいません。
誤字があれば教えてください




