女王の話
17話
夕食の時間まで魔法開通をしながら過ごしていた。適度に『スノウ』もしていた。
前みたいに魔枯にならないように適度にやった。そうしてレベルは23まで上がっていた。
「勇者様。ご夕食の時間です。」
外からオーシャの声が聞こえた。
「はい。今行きます!」
そう答えステータスを閉じた。
まあステータス画面は他人から見えないのだけれども。
(あっ忘れてた)
「ステータスオープン」
『隠蔽』
ちゃんと普通にしないとバレる可能性がある。あの女王に。あの人は俺が転移した時に『鑑定』を使って俺のステータスを見ていた。
前回はそんなこと知らず呑気に夕食を食べていたが、今回からはきちんとしなければならない。
だからこそ今回、なんかいい感じに普通っぽいレベルにしておいた。
ドアを開けるとオーシャ、アーシャがいた。
「ご夕食のお時間です。」
「遅い…」
オーシャとアーシャは変わらず、オーシャの後ろにアーシャが隠れている構図があった。
「ではこちらです。勇者様」
夕食会場は前と同じだった。
「勇者様…どうぞお座りください」
椅子を引くという簡単な動作をアーシャがやってくれた。別にやってくれなくてもよかったんだが…やってもらったからには善意に応えよう。
俺より先に席に着いていた女王が話し始めた。
「勇者様…話しにくいのですが…城から…別の場所に拠点をたててもらいます。もちろんオルビスと一緒です」
「…はい」
要は「城から出てけ」と言われているのだろう。別にそれはいい。目立たなければいい。
ただオルビスがそれに対してどう思うかが重要だ。
「オルビスさんはそれでいいんですか…」
「広井様…大丈夫です」
「勇者様…ご協力感謝します…こちらとしては…いやなんでもないです。話はこれだけです。いつ出発されますか?お金は十分にお渡ししますのでそれで家を買うなりしてください」
「オルビスと相談して決めます」
「オルビスさん。いつがいいですか?」
「私はいつでも大丈夫です」
「ではできる限り早く旅立ちます」
「勇者様…ありがとうございます…!」
「でも1つだけ聞いてほしい事があります」
「僕の名前をあまり広めないで下さい…
他の10人の勇者にはもう耳に入ってるかもしれませんが、この国の国民には名前、スキルなどを知らせないでほしいです。大丈夫でしょうか?」
「勇者様…大丈夫です。私、女王テリーの名にかけて絶対に守ります」
女王は俺の条件を飲んでくれた。
これさえできれば俺は満足だ。さらに今後俺が普通に見せる必要がある、気遣いする必要になるのがオルビスだけになる。格段に生活がしやすくなる。さらにそのオルビスはかなり俺と距離を空けている。だからこそさらにいいのだ。
そうして俺たちは話、夕食を終え最後に滞在するであろう部屋に戻った。
俺はベッドに寝転がった。
食後だったためそのまま歯磨きもせずに寝てしまった。
誤字があったら教えていただきたいです。
同時進行で別の連載を作りたいですが(設定はおおよそ決まっている)こっちが疎かになりそうでまだ先です。
早く戦い系のエピを描きたいです。




