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最後の転移者  作者: 犬座いい
勇者の旅
17/33

女王の話

17話

夕食の時間まで魔法開通をしながら過ごしていた。適度に『スノウ』もしていた。

前みたいに魔枯にならないように適度にやった。そうしてレベルは23まで上がっていた。


「勇者様。ご夕食の時間です。」


外からオーシャの声が聞こえた。


「はい。今行きます!」


そう答えステータスを閉じた。

まあステータス画面は他人から見えないのだけれども。


(あっ忘れてた)


「ステータスオープン」

『隠蔽』


ちゃんと普通にしないとバレる可能性がある。あの女王に。あの人は俺が転移した時に『鑑定』を使って俺のステータスを見ていた。

前回はそんなこと知らず呑気に夕食を食べていたが、今回からはきちんとしなければならない。

だからこそ今回、なんかいい感じに普通っぽいレベルにしておいた。


ドアを開けるとオーシャ、アーシャがいた。


「ご夕食のお時間です。」


「遅い…」


オーシャとアーシャは変わらず、オーシャの後ろにアーシャが隠れている構図があった。


「ではこちらです。勇者様」


夕食会場は前と同じだった。


「勇者様…どうぞお座りください」


椅子を引くという簡単な動作をアーシャがやってくれた。別にやってくれなくてもよかったんだが…やってもらったからには善意に応えよう。


俺より先に席に着いていた女王が話し始めた。


「勇者様…話しにくいのですが…城から…別の場所に拠点をたててもらいます。もちろんオルビスと一緒です」


「…はい」


要は「城から出てけ」と言われているのだろう。別にそれはいい。目立たなければいい。

ただオルビスがそれに対してどう思うかが重要だ。


「オルビスさんはそれでいいんですか…」


「広井様…大丈夫です」


「勇者様…ご協力感謝します…こちらとしては…いやなんでもないです。話はこれだけです。いつ出発されますか?お金は十分にお渡ししますのでそれで家を買うなりしてください」


「オルビスと相談して決めます」

「オルビスさん。いつがいいですか?」


「私はいつでも大丈夫です」


「ではできる限り早く旅立ちます」


「勇者様…ありがとうございます…!」


「でも1つだけ聞いてほしい事があります」

「僕の名前をあまり広めないで下さい…

他の10人の勇者にはもう耳に入ってるかもしれませんが、この国の国民には名前、スキルなどを知らせないでほしいです。大丈夫でしょうか?」


「勇者様…大丈夫です。私、女王テリーの名にかけて絶対に守ります」


女王は俺の条件を飲んでくれた。

これさえできれば俺は満足だ。さらに今後俺が普通に見せる必要がある、気遣いする必要になるのがオルビスだけになる。格段に生活がしやすくなる。さらにそのオルビスはかなり俺と距離を空けている。だからこそさらにいいのだ。


そうして俺たちは話、夕食を終え最後に滞在するであろう部屋に戻った。


俺はベッドに寝転がった。


食後だったためそのまま歯磨きもせずに寝てしまった。

誤字があったら教えていただきたいです。

同時進行で別の連載を作りたいですが(設定はおおよそ決まっている)こっちが疎かになりそうでまだ先です。

早く戦い系のエピを描きたいです。

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