勇者
15話
エルフィデスに着いた。
外はすっかり日の出間近だった。
俺が起きる。オルビスはもう起きていた。
それから馬車乗り場から歩き、転移された場所であるエルフィデスの中心地の城に向かっていった。
オルビスにより自分の部屋への行き方は知らされていたので裏門を通ってそこへ向かった。
俺は部屋に着くなり、魔力量を確認した。総合ステータスには魔力が従来の1.3倍、650に増えていた。
『隠蔽』
これも俺のスキル、『ブースト』、『隠蔽』を隠した時のように650から510ぐらいの最初の500とあまり変わらない位置まで下げた魔力表示を施した。
俺が転移された時女王がしていた『鑑定』はおそらく総合ステータスが表示されるのだろう。
実はオルビスに帰りの馬車で聞いていたことがあった。
総合ステータス、個人ステータスは他人の目から見えるのか?
この疑問だ。
だからこそ質問した。
「ステータスオープン」
俺はステータス画面を開いた。
しかしオルビスは俺の声に…いや俺に対して(何してるんだこいつ)的な目線を向けてきただけだった。
「なにか…見えますか?」
「……見えません」
オルビスは何も見えていないらしい。ステータス画面は俺以外には見ることができないのだろう。
見えていたら、(何これ)という感情を表に出すような、そんな顔をするに違いないからだ。俺に疑念を向けないで俺の前にあるステータス画面に疑念の向けるはずなのだ。
そうしていると外から複数の声が聞こえてきた。
オルビスの声ではなく、アーシャ、オーシャの声でも女王のテリーの声でもない。
男声&女声
「こんにちは、儂は3人目の勇者、白銀修じゃ。挨拶に来た次第じゃ」
「おじいちゃん!無理しちゃダメだよ!」
「儂はおじいちゃんじゃない。儂はちょーかっこいいイケメンハンサムなお兄さんじゃ!いつも間違えないよう言っておるじゃろ!」
「じゃあ、、お兄さん!!これでいい??」
「それでいいのじゃ」
外でコントみたいなやりとりが繰り広げられておりなかなか外に出にくかったがやっと静かになったのでドアを開けた。
そこには小学生…らしき女児が1人。かなり高齢の男性が1人いた。高齢の男性はなかなか渋い声を出しており、日本でいう◯◯◯◯◯さんのような声を出していた。
普通に惚れそうだった。
「やっと出てきたのじゃ、聞こえてたかもしれないが儂は白銀修。白銀と呼んで欲しい。」
「つむの名前はは千葉……千葉紬。つむって呼んでね!7人目の勇者だよ。よろしくね」
「儂らはパーティーというやらを組んでいる。名前はエッジミドルというパーティー名でやっておる」
白銀修という男の方は落ち着いて見えるのに対し、千葉紬というほうは溢れ出るクソガキ感が否めなかった。だが、白銀さんとの話を聞いた感じ結構感じは良いのだろう。
俺は一応挨拶をされたのでこちらも挨拶をした。
「僕の名前は広井戒ですパーティー名は…ありません。でもパーティーはできていて、ここにはいませんがメンバーはオルビスです。よろしくお願いします」
「広井戒君…では今後は広井殿とでも呼ばせてもらおうか」
「つむは戒君って呼ぶね!」
「では広井殿、儂らは依頼をする予定じゃから先にいくのじゃ」
「またなのじゃ」
「そうじゃ、儂らの部屋は広井殿の部屋、ここの左隣にあるのでな。儂らの方が早くここにきているのじゃからこの世界で困ったことがあったら相談に来て欲しいのじゃ」
そういって白銀さんとつむは去っていった。
今日はかけました。
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