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幸運全振りで異世界転生!職業遊び人で目指す異世界最強  作者: ひろち
遊び人と執事の対決
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遊び人とセバスチャンPTの闘い③

 バッカスの乱入で、戦いは混迷を来たす。


「酒乱のバッカス……私は貴方に攻撃などしていないのですが……真実をお伝えしても、聞いてもらえそうにありませんね、仕方ありません捻りつぶしてさしあげましょう。」


 酒を奪われバーサーカーと化したバッカスを見てセバスチャンも諦める。

 男と男だ剣で語る!よっそれでこそ剣聖というものだ。



 これで4対4、セバスチャンがいない間に賢者PTを殲滅する。


「まさかこれが狙いだったのですか……なんてこと……完全に想定外です、もう降参するしかない…………とでも言うと思いましたか?負けるわけにはいきません。仕切り直しますよ。」


 まだ言ってるよ……

 やっと賢者の予想を上回る行動をとれたようだ。


「PTヒーリング」


 ダブルマジックシールドで威力を殺されたとはいえファイヤーストームで賢者PTは、全員が少なからずHPを削られている、PTヒーリングで全員を一瞬にして回復する。


 PTヒーリングはヒーリングと同じ程度の回復力しかないが、PT全員に効果がある便利スキルだ。

 ただし、その分MP消費も大きい。


 初手は俺たちの作戦に軍配があがったようだ。

 勇者PTは、防具武器からの特殊効果を無効化され、最大戦力を酔っぱらいの対処に割かれ、賢者は想定外と言わないためにかなりのMPを使っている。


 一方俺たちは、聖者の呪いでシャルの心が傷つき、セバスチャンを倒すために用意した最大火力の奥の手を使い、実に恐ろしい金額のアイテムスクロールを使ったが、HPMPは温存できてる。


 あれ?本当に俺たちに軍配あがってる?赤字で頭が痛いんですけど?最強の奥の手が消え去ったんですけど?


 「今度はこちらから仕掛けますよ!」


 「ユンさん、キッシュさん全力でピッケルさんを狙ってください、エミリアさんは中衛から攻撃、場合によっては私のサポートをお願いします。」


 三人が一斉に俺目掛けて一直線で駆けだす……俺人気者ですな……


  「キャトル、カリン、全力で賢者を倒しにいって!俺は集中的に狙われるから近づかないように!シャルは回復の準備を!」


「わかったわピッケル死なないでよ!」


「ご主人様の敵は私の敵!」


 そういうと、左右に別れて、賢者目掛けて駆け出す二人。


「回復なら賢者にも負けませんよ。」


 呪いもね。


 最大戦力のセバスチャンがいなくなったというのに強気に攻めようとする賢者。


 お互いPTリーダーをアタッカー二人が攻撃することとなる。

 これぞ真っ向勝負!


 PT戦第二幕は中衛のエルフの弓使いエミリアの攻撃で幕を開けた。


「よくも私の髪を焼いてくれたわね、覚悟しなさい。一気に決めてあげるわ。」


 たかが髪の毛くらいで文句言っちゃダメ、俺たち命がけで戦ってるんだよ?


「五連射!」


 エミリアがスキルを発動させる。


 戦う直前にコッソリ「ステータスアップ」ダイスを使って敏捷1.5倍となっている俺に当たるとでも?

 すべて華麗に回避してくれるわ!


 「四連射!」


 「曲射!」


 「クイックショット!」


 「マジックショット!」


 「乱射!」


 ちょっと!スキル使い過ぎぃぃ。


 何本だ?数える気にならないほどの数の闘気の矢がエミリアから俺に向かって発射される。

 SPを抑えるとかそういう考えできない子なのかね。


 スキルで矢を射る場合闘気が放たれることになる、そのため矢を構える隙が無く連射が可能のようだ。


 俺に向かってくる無数の矢!

 遊び人の直感が告げる、全部避けるのは無理だよ。


 そんなぁ。そこを何とか……


 さらに闘気の弓矢の後ろには、手に籠手を装備し闘気を纏い、本気のグーパンチを決めようとする武闘家のユンさんと、どっかの漫画で見たことがあるような大剣を手に持った、キッシュさんが続いてる。


 「前衛二人を一気に私を倒しに向かわせたのが、仇となりましたね。遊び人の貴方に三人の攻撃をしのげるすべはありますか?」


 ありません、俺にはね!


 「カリン、キャトル予定通り頼んだ!」


 「任せて」

 「はい、ご主人さま!」


 「ブレイブスラッシュ!」


 カリンの闘気の刃が、エミリアが放った闘気の矢にぶち当たり、半数ほどが霧散する。


 「ゴブリンスラッシュ!」

 ハイゴブリンのユニークスキルだ。

 攻撃力に補正はないが、ブレイブスラッシュ同様に闘気の刃を飛ばすことができる。


 キャトルが両手に持つ短剣から同時に闘気の刃が放たれ、残ったエミリアの矢がさらに半数ほど、霧散していく。


 「アイシクルランス!」


 シャルが放つ氷の槍がエミリアの闘気の矢に襲い掛かり、無事にすべての矢が霧散した。


 俺の直感が告げている、もう避ける必要はない!


 「エミリアさん何かしましたか?なんだか息があがっているようですけど?」


 「くっアルレシアに攻撃にいったはずじゃ……やはり人間は卑劣ね。」


 卑劣もくそもあるか?剣聖引きつれたPTに言われたくないわ。



 奥の手③だ。

 PTリーダーを狙いに行くと見せかけて、全力でピッケルを守る!大成功だ。

 女の子に守られるのはちょっと……なんてプライド云々いってる場合じゃないんだ。


 全力で賢者に攻撃に行くと見せかけて、カリンとキャトルはスピードを落としながら俺を守れる範囲にとどまっていたのだ。

 そして、そのまま、賢者から90度方向を変え、カリンは傭兵キッシュへ向かい、キャトルは武闘家ユンへ向かっていく。


 「貴方の相手は私よ!」


 キッシュ目掛けてカリンの剣が襲い掛かる。

 大丈夫?その傭兵すごい歴戦感あるけど?剣の大きさ的に負けてますけど……頼むぞ。



 「ピッケル様には指一本触れさせません!」


 ユン目掛けてキャトルの双剣が襲い掛かる。

 大丈夫?その武闘家とっても素早そうだけど?頼むぞ。


 同時に俺も駆け出す、キッシュもユンも勇者とゴブリンへの対応に追われ真ん中ががら空きだぜ?

 俺は全速力で間合いを詰める。息のあがったエルフ目掛けて一直線だ。

 もうお前のSPはカツカツだろう?ハァハァしてるぞ、ちょっとエロいな。

 接近戦に持ち込めば遊び人に分があると見た!


 所詮お前は弓しか取り柄がないエルフよ!


 完全に俺の間合いだ!俺の神剣がエミリアに襲い掛かる直前。


 「くっ私に向かってくると見せかけて1対1に持ち込むだなんて……想定外です……とでも言うと思いましたか?」


 来た!


 早くその言葉聞きたかったよ。癖になるね。俺も言い返してやるんだ。


 だが、何をするかわからないが、良くしゃべる賢者のターンのようだ。

 仕方ない……


 「ショートテレポート」


 エミリアの体が淡く光り、その場から消え……俺の剣は宙を切る。


 なんだって!エミリアさんに何をした?


 エミリアは、アルレシアの横に転移しているではないか……


 転移魔法まで使えるんですか?完全に予想のナナメ上をいってますな。


 エミリアの間合いってやつだぞこれは……


 「転移魔法の一つや二つ使えずに何が賢者ですか?」


 「これは驚きましたよ。転移魔法が使えるだなんて!…………さすが賢者様ですね………想定外でした…なんて言うと思いました?」


 想定外だなんて思ってますけど?。

 言わないんだもん。


 さすが賢者さまといったところだけど、MP管理は大丈夫かい?俺の計算ではそろそろまずいんじゃないかな?

 さっきMPポーション飲んでたよね、クールタイムは長いぜ?


 それに賢者さん、こちらは奥の手④の発動準備が整っているんだ。


 エミリア向けて卑猥な妄想を抱きつつ走っていた俺は、スキル「あやとり」を発動させている。

 もはや遊び人ではない、あやとりマスターだ!寧ろ弱くなった?

 スパイダーキングの蜘蛛の糸の扱いに関しては俺の右に出るものはいない!


 実際世界でも俺しか使ってないだろうな……


 エミリアが転移する寸前、俺はスパイダーキングの蜘蛛の糸をエミリアに巻き付けている。


 転移しても蜘蛛の糸は切れていないですぞ?さあどうしてくれようか?

 決まっているグルグル巻きの刑だ。


 俺は「あやとり」で向上した操糸能力を最大限に活用して、あっという間にエミリアをスパイダーキングの糸で拘束する。


 ふふひひひ。これでエミリアは戦闘不能よ!あとでこしょぐりの刑にでも処そうかしらねえ。


 奥の手④見えないスパイダーキングの糸を活用した拘束だ!


 「キャッなにこれ?私を拘束して何する気?速く解きなさい。解かないと只では済まさないわよ。」


 エミリアさんの悲痛な叫びが響き渡る。


 人間を甘く見た罰だ!お前は大人しく観客になっていろ。


 どうやら、この戦い、予想以上に早く決着がつきそうだ。


 そう思っていた時期が俺にもありました……


 次の瞬間。


 「ヒデブゥ」


 セバスチャンを抑えにいった、バッカスの叫び声が響き渡った…………

 おい!まさかやられてやしないだろうな?予想以上の速さだぞ??


 どうしたんですか、バッカスさん!

 大丈夫ですか……酔っぱらい過ぎて吐いてるだけですよね?

 もう少し粘ってくれ。


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