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幸運全振りで異世界転生!職業遊び人で目指す異世界最強  作者: ひろち
遊び人と執事の対決
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遊び人はテントを設営する

 無事にレッサードラゴンを倒した。

 ドロップGだけで1000G破格の報酬だ。さらに多数のレアドロップをゲットしており、売却するのが楽しみだ。流石歴戦の受付嬢おすすめの狩場……

 でも命がけだもんな……適正より明らかに上の狩場だもんな……

 さて帰ろうか?今回のクエストはクリアーしたはずだ。


 いや、レベル上げと金策目的の今回のクエストに終わりはない……何頭倒そうが終わらないのだ。

 それこそレッサードラゴンを狩りつくす勢いで狩らなければならない。

 昼夜問わずレッサードラゴンを狩り続ける、ブラック企業もびっくりの荒行を果たしてもセバスチャンとの差をどれほど詰めることができるだろうか?


「みんなお疲れ様。なんとか勝てたね、一頭目だから手こずったけど四人がしっかり連携すれば、倒せない相手ではないかな。でも少しでも気を抜くと死ぬ可能性もある……安全を取るなら撤退もありだけども、どうおもう?」


「狩りを継続しましょう?少しのミスでも死ぬ可能性がある狩場、今までこんなところでレベル上げをしたことはなかったわ。この緊張感の中でもしっかり連携を取れるようにならないと、とてもセバスチャンに勝てないわ。みんなと別れるのは嫌よ……」


「そうですね。私の回復が追い付かないくらいのこの狩場でのレベル上げは来るべきセバスチャンさんとの戦いにすごく役立つと思います。ピッケルさんとキャトルちゃんが傷つくのは心苦しいですが、絶対回復しますから継続しましょう?ピッケルさんと離れ離れになるなんて考えたくありませんし……」


「ご主人様とならどんな敵も倒せるとおもっていたけど、本当に強い敵には自分が強くならないと勝てないですね!この狩場で強くなりたいです。それに自分の武器代は自分で稼がなきゃ自分の武器って言えない気がして……」


 三人ともやる気があってよろしい。

 ならば戦争だ!

 どうだろう少し難易度をあげて、女性三人で連携してみるってのは?


「よし決まりだね。狩りを続行しよう。スキルもアイテムも出し惜しみせずに常に全力で戦おう。全員が全力で戦いながらいかに連携を取れるかが、セバスチャン戦でも重要になってくるからね。」


 俺以外の全員が戦うといっている以上俺が逃げ腰になるわけにはいかない!

 遊び人かつPTリーダーとしてできる限りのことをしなくてはならない。逃げてばかりじゃ格好がつかない。かっこ悪い遊び人なんていないもんね。遊び人たるもの常にかっこよくあるべし!


「ここからは連携を特に注意しよう、カリンは基本中衛だけど、前衛が苦戦してるときは前へ、シャルの回復が追い付かない時は回復へ、一番臨機応変に対応しなくちゃいけないけど、カリンがオールラウンドで戦えればこのPTは強くなるから、PT全体を見ながらの戦いを意識してくれ。」


「わかったわ。勇者だから常に最前線にいなくちゃいけないなんて思っていたけども、ピッケルとキャトルに前衛を任せた方が安定するわね。」


 本当は勇者も含めて前衛3後衛1の陣形が効率は良いと思うが、狩場のレベルが高い以上安全側にたったPT戦略だ。

 中衛から飛ぶカリンの攻撃ならなんとか避けれるしね。


「キャトルはさっきと同じで、持ち前の敏捷と小柄な体形を活かして最前衛で敵の注意を引き付ける、可能な限り敵の後ろ側を担当してくれ。かなり危ない役割けどシャルのこと信じて!俺が知っている限り一番のヒーラーだ。でも少しでもダメージを食らったらすぐに離脱すること。あと熱くなり過ぎないことね。」


 ちなみに俺が知ってるヒーラーはシャルだけだ。嘘偽りなく俺の知る限り一番のヒーラーだぜ?

 実際動きは良い。


「俺は、敵の正面を担当する、攻撃しながら敵に隙を作るようにするから、隙ができたら、カリンとキャトルは全力攻撃を頼む。俺もダメージを受けたらすぐに離脱するよう心掛けるけど、正面にいる以上離脱できない時もある、その時はシャルカリン回復期待してるよ。」


「任せておいて!寧ろ私後衛気味で回復に専念したいくらいだわ。」

 それもありだが、火力不足になるから中衛でお願いします。


「任せてください。ピッケルさんからの信頼絶対に応えて見せます!」

 おう!俺が攻撃くらった時に限りMP切れとかヤメテね。


「シャルは補助魔法の使用は控えて回復魔法に専念してくれ、ノーダメージで狩りを終えれるほど容易い相手ではない、MP切れには絶対に注意して、渡してあるMP回復ポーションはクールタイムあけたらすぐ飲むくらいの気持ちで使いまくってくれ、ダナンの店でずいぶん安く手に入ったから気にすることはない。」


「はい。自分のMP管理の甘さは重々承知です。絶対にMP切れを起こさないようします。」


 オーケーみんな戦い方を頭では理解したようだ。

でも実戦でそれをやるのとは全く別の話なんだぜ。どれだけ頭でわかっていても体が動かない時がある。

 さあ、体で覚えようじゃないか?

 地獄の特訓の始まりだ!


 尚一番危険な役目を担うのは、勇者でも配下のハイゴブリンでもなく、かわいい顔した遊び人。あれ?作戦まちがえたっけ?

 女の子には優しく……この男としての基本的な考えが俺を常に危険にさらす。

 どっかに、どれだけ傷つけても心が痛まないような悪人顔のタンクができるおっさん転がっていないかな???切実に求む!!

 どんだけ強い奴でも若いイケメンのPT加入は断固拒否するが、むさくるしいおっさんはいつだってウェルカムだ。



 その後、さらに5頭のレッサードラゴンを狩って今日の狩り終了した。

 当然無傷で勝つことはできず、というより俺が三回、キャトルも二回、カリンが一回致命的ダメージを受け死にかけた。そのたびにシャルの回復が飛んできてゾンビの様に立ち上がったが、体がとても痛いです。もう帰りたいです。

 マイケルの宿屋が恋しい……あと二日もあるだと??誰だ予定を組んだのは。

 いくら回復魔法がとんできても、心が折れるわ!


 特に2頭3頭目は1頭目を倒すときと同様かなり苦戦した。

 だが、4頭目からは、PTへの指示出しを今まで以上に俺が積極的に出すことでそれなりに、安定した狩りを行うことができるようになった。


 問題はいつも通りカリンだ……

 やはり、パワーレベリングで育ったお嬢様勇者カリンは、とっさの判断で逆をつくことが多い。

 回復が欲しいときに突進してきたり、敵の隙ができた時に回復をとばしてきたりと、なんでもできる分はなにをするかの判断がとても難しいのだ。

 今は俺の指示に従って動いてもらっているが、カリンも馬鹿ではないので、地獄の特訓をあと二日もしていれば、自分で適切な判断できるようになるだろう?

 いやなってもらわなくては困る。寧ろ中衛のカリンが一番冷静に全体を見て指示をだすくらいでなくてはならない。なにせ勇者だしね。


 さてさて、狩りも終わり……

 今日は楽しい楽しいキャンプだ!半日かけて、ラクーンまで帰ってる暇はないからね。

 やっとダナンに騙されて買った?超高級虫よけ付きテントの出番だぜ。


 レッサードラゴンの狩場に設営するわけにもいかないので、一時間ほどかけて馬車を降りた場所まで戻り、テントを設営する。


 でででーん。とそこにはテントというより小屋が立つ。

 大きさ最大設定で設営したため、1LDKの暖炉付き、何より優れてるのは虫よけ機能付きってことだ。

 うん。ダナンから聞いていた以上の広さだ、この世界でいう普通の一軒家より大きいくらいだ。

 ついに俺も夢のマイホーム持ちになったか……でも悲しいかなこれテントなのよね。


「ご主人様すごい!こんなお家みたいなテント初めて見ました。」


「いいだろ?いいだろ?これ高かったんだ!!俺も使うの初めてなんだよね。ベッドの寝心地とか気になるぜ。」


「はい!ご主人様と一緒に寝れるの楽しみです。」


「えっ一緒に寝る?」


 俺とカリンとシャルが同時に声をだす。


(幼女で配下とは言え、キャトル可愛いしな?襲われたらどうしよう?PT崩壊の危機だぞ。捕まるわ!)

(まさか、キャトルもピッケルねらい?それともゴブリンの王とその配下として当然のことなの??)

(キャトルちゃんいいな。ピッケルさんと一緒に寝るなんて……私も一緒に……)


「キャトルは、自分のテントもってなかったんだっけ。」


「はい!なのでご主人様と一緒に寝ます。というか敵襲に備えて仮眠です!」


「そっか。カリンとシャルはどんなテントなんだい?」


「私は、ごく一般の一人用テントですけども、キャトルちゃん一人の余裕はありますよ?」


「私は、ピッケルのほどではないけども、PT全員が入れるくらいの大きさはあるわ。キャトル今日は私と一緒に寝ましょう。」


「せっかく広いテントがあるのに、みんなバラバラで寝るのは警備上危ないですよ?順番で夜警することも考えてご主人様のテントでみんなで寝ましょう!カリンさんとシャルさんはリビングで寝てください!」


 キャトルがニコリと笑った気がする。が合理的な判断だ。全員固まって寝ていた方が敵襲があったときに即時対応がしやすい。


 かくして一つ屋根の下で全員で寝ることとなった。さすがにキャトルと同じ布団は俺が恥ずかしいので、カリンがもっていた布団をリビングにひき、そちらで女性三人に寝てもらうことでキャトルの反対を押し切り多数決にて合意。

 普通男がリビングのソファーで寝るもんだろと、苦情が来そうなものだが広さの都合上しょうがないんだ!うんかなり広いベッドルームだけど広さがね。五人くらいは寝れそうだけど、カリンとか寝相悪そうだもんね?


 マイベッドの初夜は俺一人で堪能させてください。すみません。


 胸騒ぎがする!なにか俺的にはうれしいがPT的には致命的なイベントが発生する予感が……しないでもないが、断固拒否する。


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