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幸運全振りで異世界転生!職業遊び人で目指す異世界最強  作者: ひろち
遊び人は勇者PTの一員となる。
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遊び人は再度宴会を行う。

 バッカスの店で美味しく酔っていた俺たちだが、値段を聞いて一気に酔いがさめる。

 幸いお金は潤沢にもっていたからよかったものの、不幸がかさなっていれば、一生バッカスの店で皿洗いして転生人生を終えるところだった。

 お金を持つってのは怖いもんだ。

 もう二度と一番高い酒もってこいなんていわない!

 金に糸目をつけない。とかいわない!

 遊び人らしく慎ましく生きていこうじゃないか。


 宿屋に戻り、個室に入るとすぐに鍵を閉める。

 酔いを覚ますために、部屋付きのシャワーを浴びながら考える。


 シャルロットとカリンの最近の俺への熱い視線い関してだ。

 ほぼ間違いなく恋心だと思っていいだろう。

 オレの勘違いであれば、それに越したことはない……寧ろ勘違いであってくれ……今は恋にうつつを抜かしている場合ではないのだ。


 とにかく今色恋沙汰をPT内で起こすわけにはいかない。

 三人PTなのだ、カップルができたら残りの一人はどうなる?

 あ、名案だ。

 カリンとシャルロットで付き合わせればいい!って俺も酔っているようだ。


 恋心を亡くさせるような行動をとる、PTメンバーとしての信頼も失いかねない。

 恋心を違う人間に向けさせる、今のところ俺ほどのカワメンはいない、おっさんだらけだ。

 俺が違う恋人をつくる?メンヘラになりかねん。


 方針は決まってる……どんなに攻められても気が付かない鈍感主人公でいくんだ!


 今はPT維持を最優先に考えなくては、命の保証がない危機的な状況だ。

 魔王打倒は俺の本来の目的ではないのだが、すでに魔族を二体も倒してしまっている。


 二人ともそれなりの地位にいたはずの魔族だ。魔王軍の中で俺が目をつけられている可能性は十分にある。

 PTを解消してしまい、一人きりのさみしい遊び人ピッケルになったところを、魔族に襲われてはたまらない。

 もう矢は放たれた。俺は生き延びるためにも強くなり、PTを成長させ、魔王を倒さねばならんのだ。


 よく考えると、これもすべてダナンって道具屋が悪い!そう考えると50万Gの慰謝料じゃ足りない気がする。

 今度個人的に話そうじゃないかダナン。


「トントントン」

「誰ですか?」


 早速来やがった…………狼かしら?俺は襲われる赤ずきん?


「ピッケルさん、飲みなおしませんか?」


「ピッケル飲みなおしましょ!せっかくいいワイン飲んだのに酔いがさめちゃったものね。」


「実はさっきバッカスさんのお店で、ワイン買ってきちゃったんです。今度のは、海賊王秘蔵のワインと大陸最西端に住んでいるハイエルフ王秘蔵のワインです。どちらもお値段はしましたが、カリンと私の二人の財布からなので、錬成資金のことは心配なさらないで大丈夫です。」


 おいおい。金の使い方が豪胆だな。

 貴族の娘のカリンと昔勇者PTで冒険者していた聖者のシャルの金銭感覚は明らかにおかしい。


 むしろバッカスその二本どうやって手に入れてくるんだよ……誰が盗んできてるの??


 まあ、二人同時ならば、問題あるまい。

 俺もちょうど飲みなおしたかったんだ、これぞPTの連携が取れてきた証だな。


 ドアを開けるとそこには、風呂上がりでパジャマ姿の二人がいた。

 シャルロットもカリンもシルクの寝間着を着ており、破壊力抜群だ。

 ドッキンドキンどきんちゃんだ。


 普段の戦闘用服もそれなりに着飾っている二人だがさすがに機能性が重視されている。

 露出は控えめなんだ……

 それに比べると、シンプルなシルクの寝間着だが、とても色っぽく見える。

 なにより、下手な防具が付いてないので、二人の均整のとれた、体のラインが服越しにあらわとなるのだ。

 二人ともとてもスリムだが、出るところが出ていて目に毒だ。

 特にシャルロットは清純な容姿に反して、胸が大きい。

 カリンもシャルロットも、まだ少し濡れた髪を一つに結んでおり、うなじがセクシー。

 あと、シャルロットはボタン一つ閉めようか?胸元が見えるギリギリだ。

 上から覗き込みたくなっちゃうよ。


 動揺を悟られないように細心の注意を払いながら言う。


「よし、今日は飲もう!せっかくのいいお酒だもんね。」


「明日はまた、狩りにいくんだし、今日は息抜きね。」


「はい。万が一飲み過ぎても回復魔法で二日酔いはなんとでもしますから、ピッケルさんぐいぐいいっちゃいましょう」


 シャルが狼の目で俺を見てる気がする。


 なんだかんだで二度目の宴会が始まった。

 こうなりゃヤケだ飲んで飲んで飲みまくれ。


 地べたに座るわけにもいかないので、二人掛けとおもしき、ソファーに三人で座る。

 近い近い近いぞ。

 シャルさんもう少しだけ離れて、胸のあたりでなんか当たってるから!あと胸元につい目が行くからボタンをしめて。

 カリンさん、俺は犬じゃないんだ、うっとりとした目をしながら頭をなでなでするのやめろ。


 三人でたわいない話をしながらも、必死の攻防だ。

 もしや二人同時でもいいなんて事前協議の上で襲いにきてねーだろうな?

 そしたら、ピッケル狼になっちゃうよ?っていかんいかん。

 現在俺の貞操とPTの危機です。


 俺はたわいない話をしながら、考える。生き延びるために考えろ!このままじゃ俺の理性が暴発する。


「ピッケルさんはほんと、頼もしいですね。さすが転生者です。一生ついていきますね!」


 って魔王打倒のPTだよな?魔王打倒すればPTは解散となってしまうはず……一生魔王倒さないつもり?

 まさかの結婚宣言?

 いうや否や俺の左手にギュッと抱き着いて何やら柔らかいものを押し当ててくるシャル。

 顔が赤い。

 完全に酔っている。


「ピッケルは遊び人とは、思えないほど剣とスキルの扱いがうまいわね。ほんと尊敬するわ。私も職業とピッケルのPTの一員として恥ずかしくないよう修行をがんばるわ。」

 カリンさんも俺の右手にギュッと抱き着いてくる。


「カリンも十分強いよ、後はスキルの使い道だよね、強いスキルが多い分見方を巻き込んだ時が大変だ。」

「シャルもヒーラーとしては、本当に優秀だよ。死ぬ気がしないもの。この前の魔族の時もシャルがいたからあんな無謀な作戦がとれた」


 正直な気持ちを伝えたら、両腕に抱き着いてる二人の力がさらにつよくなる。

 むぎゅうううう。

 痛いです……二人とも力は強いんだよ、骨が折れる……


 二人とも目がとろんとしてる。酒のせいであってくれ。


 だがこれ以上は危険だ。俺の遊び人として血が騒ぎすぎる。その血を逆方向に使う。

 半ば強引に二人の手を振りほどき、ワインを手に取る。


「遊び人ピッケル一気飲みいきまーす!」


 言うが否や半分以上残っていたワインを手に取る。

 すでにどっちのワインかわからん。

 本当に一気飲みする。


 飲み干すと同時に急激な眠気が襲い、俺はそのままベッドに突っ伏した。


 作戦は成功した……

 ダナンの道具屋特製の睡眠薬を飲む寸前に自分でいれた……

 どこの強姦サークルの手法だ???



 二人ともお休みなさい。

 また明日ね、理性も欲望も睡眠欲には勝てんのさ!


 俺は夢の中でうなされる。

 悪魔のささやきにうなされる。

 シャル、カリンもかわいい。

 今後ずっとこんな状況を我慢するんなんて苦行すぎる。

 俺は、遊び人なんだしいいんじゃね?聖者じゃないんだしいいんじゃね?

 二人同時ならPTの士気もあがるんじゃね??

 精神年齢こそ俺もおっさんだが、体は16歳だぞ、制御できなくね?

 いっちゃえぃ。


 なんという悪魔のささやき。 

 とにかくおやすみなさい。

 対策を考えねば。


次から章をかえます!

遊び人と錬成とゴブリンの章になるかと思われます。


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