遊び人と武器屋と道具屋と何か
さあ行こう錬成に行こう、一刻も早く行こう!はぁはぁ。錬成錬成錬成……
ダナンの緊急クエストをクリアして得たお金とドロップ品を清算しお金は十分にある!
レベルの上昇に伴い俺のチート幸運もさらにチートに加速がかかってる!
さらに新スキルステータスアップダイスで幸運を底上げできれば、鬼に金棒!
錬成カンスト間違いなし!!
とはならないんだろうな……+20そこは神々の領域……だがやるしかない!そこに錬成があり、俺が遊び人である限り!!
勢いよくトルネオの武器屋の門をぶっ叩く!!くそぅ。固い壊せなかった。
「トルネオさん、約束通り錬成にきましたよ!軍資金も10万Gあります。これで文字通りに街中のゴブリンソード買い占めてください。」
「……おう。ピッケルさんきてしまいましたか……10万Gもこの短期間で集めてくるとは、ピッケルさんのPTはほんと色々規格外ですね……高利貸しから借りたりしてないでしょうな?」
「規格外に美味しいクエストクリアしちゃいましてね!これは本当に綺麗なお金なのですよ。」
そこらのおっさんを脅して手に入れたお金ではない。
「ですか……そのーあのーとても言いづらいのですが……すみません!トルネオの武器屋最大の屈辱!!ゴブリンソードを集めきれませんでした。あれから集まったのは、前いらしたときに集めていた30本と追加で集めれたのは5本のみ……合計35本です。街中探し回りましたがこれ以上は在庫がありません。これじゃいくらなんでも+20は目指せないです。」
「トルネオさん!!見損ないましたよ!!!錬成にかけるあなたの情熱はそんなものだったんですかっ!街中だなんて甘いこといってんじゃないですよ!!国中探してください国中!!いや世界中だ!」
「錬成にかける思いですと!それなら誰にも負けてない!!!!+9までいった鋼の剣が解けたときのあの絶望感……忘れれるものですか……私の錬成への思いを軽んじることは何人たりとも許しませんぞぉぉぉぉ!!!」
ってなんか話がずれ始めた。
「まあまあ、錬成にかける思いは、お二人ともとても熱いものをお持ちなのは私たち二人にも十分伝わってきますよ。嫉妬しちゃうくらいです。あのトルネオの武器屋が総力をあげてゴブリンソードを揃えれなかったのには何か訳があるのではないですか?」
「そうよそうよ。この武器屋にある武器どれも超一級品よね、ただの武器屋には見えないわ!悪徳武器商会かしら?」
錬成のせいで脱線していた俺たちの会話をシャルが修正し、カリンがまた脱線させようとする
シャルナイス、カリンさん少しだまってらっしゃい。
「よくぞ聞いてくれました!言い訳になりますがご説明差し上げてよろしいですか?実は冒険者ギルドに達成報酬10万Gってとんでもない破格の報酬の緊急クエストが発注されましてね。高ランク冒険者のほとんどがこの2週間ほどそのクエストにかかりっきりになっているそうなんです。南のゴランの密林あたりに冒険者があつまってしまったようで、他の方面ではモンスターが暴れ放題……交易もままならいような状況でして、普段であれば冒険者が取得してくるゴブリンソードも供給されない状況がつづいているんです。」
話が長いがよくわかった!
トルネオ良い奴
ダナン悪い奴。
「言い訳はここまで、ここからはトルネオの武器屋からの提案でございます。私が付き添いますので、ゴブリンの村で直接入手しませんか?これでも昔は色々なモンスターと戦ったことがあります。ゴブリン程度に後れを取るトルネオではございません。最大規模のゴブリン村までいけば、1000本はあるかと思います。もちろん道中でドロップした品などはすべてピッケルさんの物でかまいません。せめてものお詫びです。」
「色々わかりました。さすが錬成の友トルネオさんです!あなたは何も悪くない!その提案是非のらせてください!」
「ふふ。錬成の友ですか、いい響きですな!ではさっそく明日出発でよろしいかな。冒険者ギルド前で待ち合わせましょう。」
そんなこんなで錬成はできなかったが、トルネオという肉壁!もとい護衛つきで狩りにでれることになった。
さあでてこいゴブリンロード!
お前を倒すのはあのトルネオだ!!!
さて、今回の緊急クエスト色々ときな臭いにおいがしますなぁ
その匂いの発生源を潰しに行くとしますか……
そうして三人でやってきたのは、その名もダナンの道具屋。
法外な値段で緊急クエストを発注し、ゴブリンソードの供給を立った罪は何よりも重いぞ覚悟せい。
「シャル、カリン、これからあの道具屋に入るけども、臨戦態勢で頼む。」
俺はステータスアップダイスを振っておく、パワーアップ1.5倍を引く……悪くない倍率だ、戦闘の予感がするな、これはやはりあの道具屋……
道具屋に近づくにつれ段々臭気が強くなる。
これはあれだ、ダナンがなんかのアイテム作成した残滓……
俺はゴブリーヌに手をかけながらダナンの道具屋の扉を開く……
こわいよぅ。
こういうのは、ノウキンカリンにやらせればよかったと後悔後悔。
さて、開いた先にいたのは、ダナン!
出たなダナン……だが様子がおかしいようだ……
俗にいう亀甲縛りで宙にぶら下げられ、口には猿轡をされているではないか……
そっとドアを閉じたのは言うまでもない。
「うーうーうーうーうっううっううーーー!!」
ダナンの歓喜の叫び声が聞こえるが気にしない、とりあえずお取込み中のようだ。帰ろう。
「待ちなさい」
むむむ、ダナンの遊び相手から声をかけられる。
ドアが開き……そこから出てきたのダナンの変態仲間!
ではないようだ。
なんかどっかで見たことあるなあ、ああ魔族だ。
そう魔族がダナンの道具屋からでてきやがった。
この前倒した魔族とそっくりな魔族、髪の色だけ金髪。
「ここにいれば貴方とお会いできると思いましてね、半日も道具屋を縛り上げ待っていたというのにドアを開けた瞬間そっとドアを閉めるとはなにごとだ??それでも転生者か??」
「えっと。お取込み中かと思いましてね。なんか用です?」
「ええ。弟の仇である転生者の首を取りにまいりました。おとなしく殺されるなら後ろのお二人は、逃がして差し上げますが?」
「カリン、シャル俺のことは良い!今すぐ逃げろ、俺でも時間稼ぎくらいはできる。この前勝てたのはラッキーでしかない。」
嘘、大嘘。俺のことは大事!
でも男の子として言ってみただけよ。お願い逃げないで。
「何言ってるのピッケル!勇者が仲間を置いて逃げるわけないでしょう。」
「そうですよピッケルさん、死ぬときは一緒と誓ったじゃないですか。もうおいていかれるのは嫌です。」
流石勇者に聖者!!
君たちなら見捨てないと思ったよ!
逃げようとしてもにがさないけどね。ふふふ。
「交渉は決裂ですか……転生者に、勇者に聖者まで倒してしまっては、魔王軍幹部まっしぐらですな。フハハハハハハ」
ふーん、あんた下っ端なのね。下っ端魔族に負ける勇者じゃないわ!
「ここでは、なんです、少し場所を変えますか」
(応援がくるとまずいですからね。)
「パチン」
っと魔族が指を鳴らすと平原にワープ?した。
魔族と俺とシャルとカリン、ちゃんと三人いる。
おっと亀甲しばりのダナンもいるな。
なにこれ便利なんですけど?この魔族生け捕りにしてワープ屋でも開こうかしら。
だが、これでマイケルやラッシャー高ランク冒険者の助けはみこめなくなった……ちくしょう。
「さあ遊びの時間の始まりです。」
遊び人相手にそれいいます?
遊びなら負けないよ。
とにかくなぜか魔族と戦うことになった、日ごろの行いってやつかねー。




