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幸運全振りで異世界転生!職業遊び人で目指す異世界最強  作者: ひろち
遊び人は勇者PTの一員となる。
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遊び人PTは10万G争奪クエストを継続する。

 無事ゴールデンスライムの宝玉を手に入れた俺たちというか、俺。

 まだPTには、報告してない。

 報告する義務なんてないよな?制約書かなんか書いた?

 約款のどこにかいてあるんだよ?ちょっと見してみな。


 とクレーマー的思考に陥っていたが、ラッシャーからの信頼を勝ち取る方が得策だろう?

 たとえ、勇者に手をもがれようとも、PT戦でほとんど活躍してなかったとしても、ラクーン冒険者ギルドの副ギルドマスターなのだ。

 町の屈指の有力者の一人だ、今後の俺の冒険者ライフのためにも信頼を得ておいて損はない。

 寧ろ怒らせすぎると、歴戦の受付嬢をけしかけられそうだしな。


「ラッシャーさん。朗報です、いま確認したらこんなものがアイテムボックスに……」

『ピカーン』と金ぴかに光る、ゴールデンスライムの宝玉だ。金玉だ。

「ピッケル!お前それは……」

「ピッケル!すごいわ!」

「ピッケルさん……すっすごく、おっきいですね。」


「でかした。ピッケル!やればできる男だとおもっていたが、ここまでとはな!」


 おいおい。ほとんど俺がやってるの間違いだろ。修正しておきなさいラッシャー君。


「俺もびっくりしました、たぶんキングスライムが呼びよせたスライムの中に。ゴールデンスライムもいたんでしょうね。」


「じゃあこれでクエスト達成ってことかしら?10万G貰えるのは、嬉しいけどラッシャーさんともう少し一緒にPTしてみたかったわ。最初はおっさんとPTなんてとおもっていたけども、ラッシャーさんの強さは規格外ね。」


 カリンが無邪気に言う。

 ちょっと恥ずかしそうにするおっさんラッシャーさん。


「それにラッシャーさんとの連携PTなら、回避してもらえるから、思いっきりスキル使えるのが最高ね。ピッケルとの連携だとピッケルを怪我さしたらと思うと躊躇してしまうのよね。」


 ちょっと青ざめるおっさんラッシャーさん。

 何気に俺優遇されてる!あれでも気を使ってたのねカリン!いい子だ。


「ラッシャーさんの様に的確な判断ができる頼れる人がPTにいてくれると、安定感が段違いでしたね。こんなにすぐのお別れはさみしいですね。」


 シャルがラッシャーに作り笑いをする……やはりお前はできる子だ、聖女改め悪女になれそうだ。

 ちょっと恥ずかしそうにするおっさんラッシャー。

 胸筋がピクピクしてる、なんかの芸かい?


「私はもう少しだけ、ピッケルさんに近くでまもっていてもらいなって。」


 シャルが俺にだけしか聞こえない声で囁き、満面の笑顔で見つめてくる。

 とても恥ずかしそうにするピッケルさん。

 このやろう、このやろう、ちくしょうかわいいじゃないか?MP管理できるようになって、魔王倒したらら結婚しようか?そのころには、三十路かな?アラフォーかな?


「俺も久しぶりの冒険でこれじゃあ、ちょっとなと思っていたところだ!副ギルドマスターとして、若い冒険者を育てるのは俺の仕事の一環ともいえる……じゃ一時間だけ狩りに行くか?」


「やった!盾&火力確保だぜ。これで強敵とも、ガシガシ戦って経験を積めるぜ。」


 危うく心の声がでそうなところだった。多分ギリギリセーフ?うんきっと。


 そうして、俺たちは再度森の中へはいっていくのである。

 まだ見ぬ強敵と会うために……自分のレベルを上げるために……戦いの経験を得るために。

 レアドロップとドロップGを貰うために。

 そう、すべては強くなるため、そしてゴブリーヌを育てるために!


「そういえば、この緊急クエストって一回きりなんですか?」


「む。当然そうだとおもっていたが……ダナンの奴の考えることはわからん。万が一1つ宝玉をつかってもアイテム作成に失敗したり、思いのほかいいアイテムができたりすると、複数欲しがる可能性もあるな……そいつはまずい。引き続きゴールデンスライムの宝玉を狙おうか。経験値もドロップ品もレベルの割には最高においしい敵だ。」


「賛成!ゴールデンスライム直接倒してないものね。せっかくなら私の手でたおしてみたいわ。。」


 いったなカリン。いったなラッシャー言質はとったぞ!


 遊び人の血が騒ぐぜ!!

 どんなことになるかドキドキが止らない。


 さっきから使ってみたくてたまらないスキルがあったんだ……

 今使ったら怒られるかな?でも、でも使うなら今しかないんだ、そうラッシャーがいる今しかない。



 そうして俺は覚悟を決めてスキルを発動させる。



「物真似:キングスライムの咆哮!」


 俺はパンドラの箱を開けたのであった。


「ピッケルてめえええええ。」

 殺気を籠めて睨みつけてくるラッシャー


「ピッケル。あなた何考えてるの!いえ。これも私の為よね……頑張るから見ていてピッケル」

 カリンがやってやるわよって顔を向けてくる。


「ピッケルさん助けて!」

 ジワリと体を寄せてくるシャル。可愛い。


 三十秒もしない間に俺たちは、キングスライム2匹とその他無数のスライムに囲まれた。

 小さいスライムが200匹くらいか?色も多様で十種類以上いるようだ。

 ゴールデンスライムもいるよ?やったねラッシャーカリンさあやっつけろ。


 いやー覚えたスキルって使いたくなるよな、この衝動どうしようもないよね。

 うん。俺は悪くない。


「みんな気を引き締めて!敵の数は俺が思っていたより多い!」


「馬鹿!多いなんてもんじゃないぞ!俺の冒険者人生最大級のピンチといっても過言じゃねーぞ。なにせPTメンバーが遊び人だからな。まず遊びんから倒すか??」


 ラッシャーが叫ぶ。

 むーん。やっぱりラッシャーお前もそう思う?俺も同じ思いだ。気が合うな……大すぎますよね……でも遊び人から倒すとか意味わかんないですから!

 明らかに集まり過ぎだ、自重しろここはバーゲン会場でもアイドルのコンサート会場でもない。

 戦場だ!死ぬ覚悟がない奴は、くるんじゃない。


 早くお家帰りたいです。こんなところでスライムまみれで死にたくないです。


 だが、来てくれた客を手ぶらで返すわけにはいくまいよ。

 なあラッシャーお前がいれば何とかなる気がする。

 お前のスキルまだまだ一杯あるもん、本気隠してるでしょ?

 やればできる子だお前は。


 気を取り直してPT指揮を執る。


「二手に別れるぞ。ラッシャーさんは左のスライムを殺さない程度に、適度に痛め続けてくれ。周りのスライムが回復のためキングスライムに吸収されるはずです。ある程度周りのスライムを吸収させて一気に叩きましょう。俺とカリンは二人で右のスライムだ。こっちは早めに殺して、次の襲撃に備えるぞ。」


「わかった、ピッケル絶対に攻撃当てないから安心してね?」

 それは絶対に攻撃あてるって宣言でしかないからな?


 俺とカリンとシャルは、ゆっくりとキングスライムを取り囲み、

 カリンは通常攻撃、俺はスキルを試したりクロスボウを試したり連携を試行錯誤する。

 キングスライム一匹に三人かかりだと適正レベルかな?いやむしろ余裕があるかな?ちびっこスライムたちがたまに回復に飛んでくるが、何故か、ほとんどのスライムがラッシャーの方に向かっている。


 ほんと不思議だわ……


 こんなこともあろうかと、ラッシャーにはダナン特性「スライム寄せの芳香」をこっそり使用しているのだ!

 絶対絶対内緒だぞ?ばれたらまじでシャレにならない。

 これはゴールデンスライムとなかなか遭遇できなかった時の為にダナンの店で買った代物だ。

 ちょっとお値段はしたがおっさんにたくさん仕事させるためにはしょうがないよね。

 こちとらかわいい女の子二人もいるんだ、怪我をさせるわけにはいかんのだ。

 ラッシャー頑張れ。


 いい緊張感のなか、連携訓練だ。

 やはり実践あるのみだ。

 たまーに暇になってラッシャーの方を見る。

 決死の形相で、キングスライムと戦うラッシャーさん、おっさんの鏡だな。

 ラッシャーの多種多様な攻撃を観察しては試してみる。


 ラッシャーは、神速でキングスライムを切り続けている。

 切っても切ってもどんどん回復するキングスライム。

 負けじとさらにスピードをあげるラッシャー。ほんと早い。

 回復どころか吸収してドンドンでかくなるキングスライム、デカい。

 デカくなった分強くなる。

 さらに加速するラッシャー……早すぎ……

 おっさんとスライムの維持の張り合い!ガチンコの戦い。

 先に加速、膨張、回復、SP何かが尽きた方が死ぬ。


 きっちり一時間後だ。俺たちは見事に森中のスライムどもを狩りつくした。


 定期的にキングスライムと俺が「キングスライムの咆哮」を使用するため敵を倒しても倒しても終わらなかったのだ。



 おそるべし「キングスライムの咆哮」

 ラッシャーがいないときには、絶対に使うまい。


 ラッシャーとスライムの死闘は、結局増援のスライムが尽きたことにより、ラッシャーの勝ちとなった。

 みごとだぞラッシャー。

 さすが副ギルドマスター尊敬します。


「ピッケルてめえええ。なんどかマジで死にかけたぞ。一時間とはいったが、ここまで連戦させられるとは……遊び人許すまじ。」


「ラッシャーさんとってもお強いんですね。昔PT組んでいた勇者以上かもしれませんね。」

 シャルがラッシャーを見つめる、ナイスアタックだ。


「ラッシャーさんすごすごかったわ。途中から剣がみえなかもの、今度ぜひ稽古をつけてくださいね。」

 カリンがラッシャーを見つめる、ナイスアタックだ。


 ラッシャーは少し恥ずかしそうだ。

「まあ、一応副ギルドマスターだしな。あれぐらいの敵どうってないってことさあ」

 おっさんの怒りもどうってことないな、そういうところ好きだぜおっさん


 こうして俺たちの狩りはおわった!おおむねラッシャーが倒した。

 さすがは副ギルドマスターだ。

 下手にカリンと連携させるよりソロ狩りさせて、回復を死なない程度に飛ばしてやるほうが仕事する。


 俺たちは大量の経験値と、大量のレアドロップと、大量の戦闘経験をゲットした。

 大量のラッシャーの苦労とともに……

 レベルがかなり上がったぞ?この調子でいけばラクーン卒業の日も比較的早く来そうだ。


 さあ、おうちに帰ろう。クエストの生産とゴブリーヌがまっている。


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