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幸運全振りで異世界転生!職業遊び人で目指す異世界最強  作者: ひろち
遊び人は勇者PTの一員となる。
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遊び人PTは10万G争奪クエストに挑戦する ③

 ゴランの密林にはいって、まだ5分とたっていないがもう次の敵だと??

 敵さん多すぎる。

 ラッシャーいなかったら逃げ帰ってるところだったわ。


 次の敵は、キングスライムとゴーレムの合わせ技。


 両方ともこの密林では、最強クラスのモンスターとのこと。


 いつも通りの展開だ。

 いつも最強クラスのモンスターが徒党をなしてやってくる。

 それが勇者PTの運命ってやつだ。

 きっと呪われた俺の運命だけどな。

 いや呪われてるのは勇者二回も殺してるシャルだった。


「ピッケルこいつは、やっかいだ。お前とシャルでゴーレムを抑え込めるか?キングスライムが特殊能力で配下のスライムを呼ぶ前にキングスライムをカリンと一緒に狩っておかないとまずいことになるかもしれん。」


 ラッシャーがちょい焦り気味。

 おいおい頼むぜ大将あんたが頼りだ冷静に戦力を分析しなおしてくれ、

 その結果、まずいなら素直ににげよう?まだ馬車近くにあるぜ。


 だが、ここは乗るしかない。


「わかった。カリン、キングスライムを頼んだ!ラッシャーさんのことは気にするな!いないものと思って戦え、お前の攻撃くらいラッシャーさんなら確実に回避してくれる。寧ろ当ててやるくらいの意気込みでいくんだ。当てたらすごいぞ副ギルマスを倒した勇者だ!」


「わかったわ!ラッシャーさんはいない!スキルは使い放題。寧ろあてたらラッキーよね!」


「おいっ!」


 ラッシャーが叫ぶが、それもおっさんの為だ。

 連携したカリンの恐ろしさは俺が一番知っている。


「シャル二人で、ゴーレムの足止めだ。」

「前の氷の足止め魔法はゴーレムに効く?」

「あっあれは初級魔法なので、ゴーレム相手じゃ足止めは無理だと思います。」

「了解。じゃあプロテクトの魔法だね。被弾したらやばそうだ。回復任せた。」


「はい、『土の精霊ノームよ、私と私の仲間にあなたの加護を!プロテクト』プロテクト発動です。」


 準備は整った、あとは全力で倒すのみ。

 ゴーレムは見るからに堅そうだ。

 まだ距離があるうちに俺は、投げナイフでけん制する。

 幸運こそ、封印してしまったが、ゴーレムはでかい、これは外すなという方が難しいレベルだ。


 俺は装備したヒッグスのナイフ2本を同時に投げつける。

 2本でゴーレムの両眼をねらってみたが、片方は胴体目掛けて飛んで行く、ゴーレムは胴体に飛んだ一本は無視し、目の方に飛んできたナイフを手でガードする、2本とも深々と突き刺さってはいるが、所詮ナイフだ、ダメージとしては微々たるもの。


幸運チートさえあれば…


 俺は、アイテムボックスからゴブリーヌを取り出し装着。

 スキル「逃げ足」をゴーレム相手に発動。準備は万端。


 ヒッグスのナイフが刺さる以上ゴブリーヌでゴーレムが切れない道理はない!

 というか今までゴブリーヌで切れなかったものはない!伝説の剣だぜ。

 ただ、一撃こちらにあてられると、死なないまでも瀕死近くまで行きそうだ。

 ここは無理はせず、スライム組の合流を待つが吉と判断し、回避に専念する。


 そのころスライム組は、ラッシャーが的確な指示。


「カリンまずは中距離攻撃で先制するぞ。」

「はい!『ブレイブスラッシュ』いっけええ」

「いいぞ。『ウィンドスラッシュ』いっけえええ」


 ラッシャーもテンションあがってる。

 おっさんあんたはいつも冷静でいろ。


 二人の中距離攻撃は見事にキングスライムに突き刺さる。見事な連携じゃないか?俺よりラッシャーのほうが相性いいのかな……

 恋人を取られた気分だ。


 そのまま勢いで二人が駆け寄るが……

 中距離攻撃の威力が高すぎたようだ、キングスライムは自分の劣勢をさとり増援を呼ぶ。

 スキル「キングスライムの咆哮」「キュイーン」という音が森中にこだまする。

 効果範囲は、半径150メートルほど、聞こえたスライムたちがキングを守りにかけ参じる。


 おーい。おっさーん。増援は呼ばれた不味い状況ってやつですよ。にげますか??たたかいますか??


「っち。増援呼ばれるのは想定内だよ!増援が来る前にキングだけでも殺すぞ。俺が引き付けるから必殺スキルをぶち込め!」


「はい!」


 いやキングだけ殺されても、まだゴーレムいるんですけど?増援来る前にゴーレムもやっつける計画でたのむぞおっさん!ピッケルピンチ。


 キングスライムに猛然と切り込むおっさん。

 さすがだ剣筋がみきれない。

 だが、一撃一撃は浅い。

 あくまで注意を引くための攻撃だ。


 カリンが力をため出す。スキル『ギガンティックストラッシュ』だ。

 事前に聞いていた内容では、闘気をためるの約に2秒かかるが、通常攻撃の4倍の威力の攻撃を放てるとのこと。

 2秒は長いぜカリン?


 おっさんの連撃は止まらない、流石のキングスライムも痛いのか逃げの姿勢だ。

 スライムが一瞬縮んだとおもえば、反発力?を利用して空高く舞い上がる。

 スパーボールのようだね。ああ、あれをラッシャーにボレーシュート決めれたらどれほど気持ちいいことか……


 その直後、カリンの「ギガンティックストラッシュ」がさく裂する。


 誰に?どこに?決まっている。さようならおっさんまた逢う日まで、瀕死で済めばシャルの回復があるからね。


 「おっさんよけてー」


 カリンの絶叫 もうおっさん呼ばわりである。


 「うおおおおおおおおおおおおお」


 おっさんの断末魔!かと思いや気合の声!


「間に合え!スキル『スピードチャージドスラッシュ』発動」


 おっさんが叫ぶと同時に、カリンのストラッシュとおっさんのスラッシュが交錯する。

レベル差があるとはいえ、勇者が2秒も闘気を溜めて繰り出した、攻撃に対しておっさんは即時発動のスキルだ。分が悪すぎる。

 おっさんが吹き飛ぶ。


 だが、おっさん自業自得だ。カリンのストラッシュを受けきろうなんてレベルがあと20は足りないね。修行しなおすか?俺たちと一緒に。

 あれは、完全回避しなきゃならん代物だ。

 カリンを中心に90度3メートルの範囲攻撃で、どう回避しろってところだが、ラッシャーのスピードならきっとできたはず。

 今の俺にはできないだろう。

 タメ出しから効果範囲外にでればいいだけだがな。

 そこへすかさず「ハイヒーリング」シャルの的確なヒールが飛ぶ。


 さすができる子、この速度から見るに、ストラッシュを貯めだした瞬間からヒールの詠唱に入っていたはずだ。

 さすが心配症のシャル、だが今回は吉とでた。

 オッサンは痛みを感じる間もなく、8割回復する。見た目ズタボロだが、大丈夫HP上は大丈夫。


「走馬灯が見えたぞ。俺の人生の中でも10本の指にはいる生命の危機だったわ。カリン避けなくててわるかったな。次からはちゃんとよけっから気にせずどんとこい。」


 なんだこのおっさん。あれだけの攻撃をうけて、死にかけておいて。気にするなだと?俺が女なら惚れるね。俺は男だから笑っちゃうけどね。お前死にかけただろ!最初からよけろ最初から!

パーティーのピンチだぞ。危機感を持ってほしいもんだ。


 俺ももう遊んではいられないことを悟る。ここらで観念だ。

 サヨウナラ幸福縛り生活よ……


「シャル!俺に状態異常回復の魔法をかけてくれ」

「んっ何も状態異常はないような……」

「いいから頼む」

「はい!『エキストラキュア』」


 俺の体が光り輝く。

 ふう。ダナンの旦那あんたのポーションは危険すぎる、幸運を封印したただの遊び人が勝てる相手ではなさそうだ。

 今俺は封印をとくぞ。


 見る見るうちに幸福の値が回復する。

 すごいぞシャル。お前は本当にできる子だ。


 さてそのころ丁度空中に飛び上がっていたスライムが今度は落下姿勢に入る。


 かなり高いところまで飛んでおり、かなり重量がある。それが落下してくるとなれば、軽いメテオだ。

 吹き飛んだおっさんはまだしもカリンは落下地点直下にまだいる。


「カリンいったん退避しろ!キングスライムが落ちてくるぞ」

「わかったでも。落ちた瞬間にギガンティックもう一発いくよ。ラッシャーさんの仇だよ。」

「おいおい。勝手に殺すな。ギガンティック頼む、俺は飛ぶぞ。」


 いうとラッシャーは空高く飛び立った、これぞまさに軽戦士系謎の職業の真骨頂。

 何らかのスキルを使ったようだ。


 スライムと同地点まで一気に飛び上がり、スライムと同時に降下していく。

 その間、おっさんの連撃がキングスライムに突き刺さり続ける。

 さすがおっさんだ、前門にはキングスライム、着地点には、ギガンティックカリンが待ち受けているというのに戦う勇気これぞ冒険者の鏡だ。

 ただの命知らずともいう。


 おっさんの連撃だけでキングスライムを倒せるんじゃ?とおもった瞬間、四方八方から

 スライムがキングスライム向けて、飛び込んでいく?むむむ。同士討ちかと思うや否や

 キングスライムがスライムを吸収、HPが回復する。


「うおおおお」


 オッサンはさらに連撃の速度をあげ、切りつけるが……

 増援スライムが次々にキングスライムに飛び込んでいく。

 命がけのヒール。泣けるぜ。同族愛。もしくは同種食い?


 おっさんは攻撃を諦めスライムを壁代わりにキックして距離をとる。

 下ではギガンティックカリンが待ち構えているのだ。カリンの攻撃範囲外にちゃっかり離脱するおっさん。同じ攻撃は2度はくらわんと自慢げだ。まあ仲間の攻撃なんだけどな。

 その間もスライムはどんどん融合してしまう、見たところ、ギガンティックスラッシュがきまってもスライムキングは倒し切らんだろう。


「シャル、カリンに魔法防御UPをファイヤーストームいくぞ。」

「わかりました。『光の精霊ルミニス、わが友カリンに魔法の加護をマジックプロテクト』」


「物真似:ファイヤーストーム」

 発動すると信じてる。ここで発動せずになんの幸福か?


 無事発動だ、スライムキングの足元から炎の竜巻が立ち上がる。効果時間は30秒。

 範囲は30メートルほどだが、徐々に広がるタイプだ、オッサンは間違いなく逃げれるし

 俺とシャルも大丈夫、カリンだけが効果範囲に残されているが、シャルの結界がある。

 ファイヤーストーム中もキング目掛けて多数のスライムが飛び込んでいくが、融合する前に焼け溶けてしまう。

 さすがは炎系上位魔法だ。

 スライムキング自体にもかなりのダメージ、さらに落下した先には、カリンが待ち構えている。

 さあどうするキングよ。

 最後の悪あがきといった感じで、スライムキングの「アシッドサン」だ触れたものはすべて溶かす勢いだが、ファイヤーストームのせいでカリンまでは届かない。


 キングが地面に着地する瞬間、カリンの「ギガンティックストラッシュ」がさく裂する。

 着地してからでは遅いのだ、着地するまさにその瞬間をねらったカリン。

 うんいい子だ、できる子だ。

 防御手段のないキングスライムは爆散した。


「やったわ。ピッケルみえた?私やったよ?」


 うん。見方も一人殺しかけたけどお前はよくやった。


「カリン凄いよ。その技の威力補正もだけど、よく落下中のキングスライムに、ファイヤーストームの中で当てたね、」


 衣服が焼けて、カリンの胸が露出してしまわないか、心配だった。おっさんに見せていい胸ではないんだよ!だが、さすが貴族令嬢の服だ、フワフワなのに燃えてない。相当高い炎耐性か自動修復機能付きだね。俺も見れないがおっさんと見るよりはいい。

 ちょっと残念。ラッシャーをチラ見とても残念そうな顔をしている。

 おっさん……


 さて、キングスライムが呼んだ増援もあらかたファイヤーストームの餌食となった。


 あとは残党がかりだ。

 ゴーレムさんものこっていたけど、俺とカリンとラッシャーの3人に囲まれてできることはない。


 美味しくいただきました。ゴーレムほとんど仕事してねーな。


 経験値が大量にはいり、俺とはレベルアップレベル20になったぞ!

さらに俺が幸運を開放したことにより、レアドロップが出るはでるわ。


 そうしてこの激戦を制した俺たちは一度森の外に出ることにした。

 半端ないぞここ……


 内緒の話をすると……

レアドロップの中にゴールデンスライムの宝玉がはいっていた。

 たぶんキングによばれて回復要因されたか、ファイヤーストームの餌食になったのだろう。


 でもこれ絶対内緒だ。もう少しラッシャー指導による狩りを行いたい。

 やっとラッシャーとカリンの連携もとれるようになってきたことだしね。


 遊び人は静かに笑う。


全話で10万字達成してたかな。


 【※読者の皆様へ】


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