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幸運全振りで異世界転生!職業遊び人で目指す異世界最強  作者: ひろち
遊び人は勇者PTの一員となる。
32/77

遊び人PTは10万G争奪クエストに挑戦する ②

 ゴランの密林に入るとすぐにモンスターと遭遇。


 ショートカットしていきなり密林の奥まできやがって、ちゃんと入口からは入れ!

 と言わんばかりの赤いスライムの大群だ。

 正式名称レッドスライム単体の討伐ランクE 群れているとランクはC以上となる。

 さすがは、ゴールデンスライムの生息する森。スライムの森か?


 だがこいつはメンドクサイ、50匹近い数だ。


 こういうメンドクサイ数の多い敵は、「物真似」ファイヤーストームで一気に蹴散らしてしまいたいところだが、先ほどから幸運チート縛りプレイにはいっているので、それができない。


 さあラッシャーお前の出番だ、あるんだろ?範囲攻撃!ビバ一挙殲滅。


「ラッシャーさん範囲攻撃あったりします?」


「おいおい、副ギルドマスターをなめるなよ。そんなもの在るか!魔法職じゃねーんだ。」


おいラッシャー見かけだけで使えないおっさんだっておちはやめてくれよ?


「勇者の嬢ちゃんはどうだ?勇者なら魔法もある程度いけるだろ?」


「私は、炎系初級まで、シャルも氷系初級までだけど、範囲といえるほどの攻撃魔法はまだ使えないよ。」


「じゃ面倒だが一匹一匹仕留めていくか!」


本当に面倒だがしょうがない。


「ラッシャーさんは左側、カリンは右側担当、打ち漏らしは俺の担当で!」

軽い支持をだすと、ラッシャーはすぐに動き出す。


「スピードチャージ発動!」

敵が接近する前に自己BUFFする、ラッシャー。


「シャル殲滅速度が欲しい、敏捷アップの魔法を!」


「はい。『森の精霊シルフよ、私と私の仲間に加護を風の加護を!スピードアップエンチャント』効果は三分ほど、敏捷が1.3倍になっているはずです。普段とのスピードとのギャップに混乱しないように気を付けてください。」


 さすがシャル聖者だ。言われたことは大抵なんでもできるいい子だ、後はMP管理だよなあ。


 自己BUFF&シルフの加護を得たラッシャー。


『さんをつけろよ。この遊び人』と言われてもしょうがないくらいの殲滅速度だ。


 一秒に一体くらいのスピードで敵を倒していく、すべて一撃だ。

 ランクEのモンスターだから当然か?

 カリンの方も観てみる。

 こちらは二秒に一匹といった感じだが、確実に一撃で仕留めていく。


 わが軍は圧倒的ではないか!!俺とシャルやることおわった感があるな。


 暇だからカードゲームでもしようかな。怒られるかな?

 しかたないから、クロスボウの練習でもしよっと。

 俺はアイテムボックスにゴブリンソードをしまいクロスボウを装着する。

 アイテムボックスは出し入れに最低1秒かかる仕様になっている。ゴブリンソードをしまうのに1秒、出すのに1秒合計2秒のロスだ。

 普段前衛ではこんな悠長なことしてられないが、後衛だからこそだ。


 飛び跳ねるスライムに狙いをすます。スライムに確実に当たるようになったら次はラッシャーだ!死にはすまい。

 さすがに、動いてる相手に当てるのは難しい。

 敵の動きをよく見切り、ジャンプから着地した瞬間を狙いトリガーを引く。

 引くと同時にバシュンという音で、レッドスライムがはじけ飛ぶ。

 流石ヒッグスが選定した、疾風のクロスボウだ。

 早い早すぎるぞ!拳銃ですかこれ?


 15メートルほどの距離だったが、打った俺でも目で追うのが精いっぱいだ。

 15メートルの距離でこいつを敵に打たれたら避ける自信はない。


 その後もクロスボウの練習、再装填は事前にかなり練習していたんだがやはり2秒はかかる。

 さらに狙いを定めるのに3秒ほど、タイミングが悪いと5秒ほど、俺の殲滅速度が一番遅い。


 そうこうしている間に、ラッシャーが左側の敵を殲滅する。その間役1分

 カリンの方も殲滅力こそ劣っていたが、おれがクロスボウでポチポチころしてたので、ほぼ同時に殲滅完了だ。

 やはりカリンは、下手な連携をさせないほうが輝くな。まるで勇者みたいだぞカリン!


 いまわかったが、このPT強いぞ!なによりいいのは、頼れるおっさんがいるってのと、

 前線で、魔物+勇者の攻撃を気にしながら攻撃しなくていいっていう気楽さだ。

 中衛最高!ゴブリーヌと出会う前にクロスボウとであっていれば……

 クロスボウ+20をねらったものを!!


「終わったか。思っていたより時間がかかったな。」


 いえ十分早いです。生まれ変わったら軽戦士になりたいくらいだよ。あんたの動きは人外だ!


 ただし、驚きもあった、50匹のスライムを倒して取得したのが、レッドスライムの水晶1と10Gだったということ。レッドスライムの水晶は冒険者ギルドで一つ50Gで買い取ってもらえるとのことだが、合計60Gだ。下手にポーションなんぞつかっていたら赤字経営だ。

 だが、これが普通の狩りなのだと実感する。ビバ幸福!お前に全振りして本当によかったとおもった瞬間だ。生まれ変わっても俺は幸運全振りにするよ!


 だが、幸運よ、お前がいなけりゃ、ゴブリーヌを育てようなんて気にならなかったし、魔王PTに誘われることもなかった。やっぱどっこいどっこいだわ!


「思っていたより、敵がおおいな、ラッキーというべきか?ここらにはまだ冒険者がきていないってことだな、ゴールデンスライムとの遭遇確率もあがるってもんだ。」


 他のみんなもドロップ品を確認していれば、レアドロップの少なさに、カリンとシャルは違和感を抱き、ラッシャーは普段通りのドロップに「高幸福の奴がいたはずだが……」なんておもったはずだが、そこは冒険上級者のラッシャーと金持ち貴族の生まれカリンだ。スライムごときでいちいちドロップの確認は行わない。そのまましばらくしないでくれ。俺とカリンにとってラッシャーは最高のお手本だ、こいつから盗めるだけ戦闘技術を盗んでおきたい。


「ラッシャーさんさすがですね。動きに無駄がないというか、洗練された戦いですね。カリンもラッシャーさんの戦いしっかり見ておいてくれ。」


「ふふん。これでも一応副ギルドマスターだからな、おっさんになろうとも、そこらの若者にはまだまだまけんよ。」


「ラッシャーさんにスピードではとても勝てないわ。次はスキルも織り交ぜていきます。」


 カリンのやる気に火が付いた!つまりはラッシャーの命の危険が危ない。


ラッシャーの胸筋がぴくぴく動く。

なんだ女の子に褒められてうれしいのか?

うちの女子に手をださないでください。


 「また魔物の気配だ、みんな戦闘態勢にはいってくれ。」


 まさかその胸筋って索敵能力ついてる魔法のアイテムかなにか?

 今度はがしてみるか?


 なんいっている間に、敵が見えた、今度のはなんだかデカいです。


 数でダメなら大きさでってか?

 さあいけラッシャー。お前が見つけた敵だ先陣を切らせてやるぞ?先陣こそ武士の誉れ!そのまま一人で大将首とってこい。


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