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幸運全振りで異世界転生!職業遊び人で目指す異世界最強  作者: ひろち
遊び人は幸運チートで異世界に転生する。
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11/77

遊び人はスキルを取得する。

 ワイルドウルフを倒してかなり疲労してしまい、マイケルとともに木陰で休み中である。

 マイケルの力なしには、確実に殺されていたことだろう。

 いくらスライムに強くても偶発的に強モンスターに出会えば、夢のスライムハンター生活は終了だ。


 やはり、強くなる必要がありそうだ。


 マイケルからも、そろそろスキル取得できるんだろと、見透かされたように言われ。

 スキル選択パートへ。


 現在の保有スキル 

「物真似」

 一度でもダメージを受けたスキルを再現することが可能。成功率は3割。使用MPSPは正規職業が使うMPやSPの2倍 再使用可能時間 30秒


 勢いで取った物真似さんだが、使いようによっては凄いことになるのでは?例えばドラゴンブレスや、魔王の最終奥義の再現だ。

 もちろん現状では、受けた瞬間死ぬが……

 問題点は使用SPMPが倍という点と成功率の低さ。

 戦闘の開幕に使用ならまだしも、イチかバチか生きるか死ぬかの場面で、3割の確率に頼るのは、博打すぎる。


 現在の保有スキルポイントは、レベル5になり18になったが、物真似取得で13となっている


 他のスキルを考察する。

 「逃げ足」「威嚇」「早着替え」の合計三種類だ。



 ……どれをとっても大して強くなれなそうなのが泣ける。

 さすが遊び人、エクストラハードモードかな。


 「逃げ足」は逃走に役立ちそうだから取得確定だ。

 マイケルより先に死んだら元も子もない。


 「威嚇」読んで字のごとくなスキルでしょう。

 敵を追い払う的な効果が期待できそうだ。


 「早着替え」一番取得するか迷うスキルである。

 一発芸か何かじゃなかろうか?恐ろしい。


 ここですべて取れば、残りスキルポイントは残数1。

 まようわー本当に迷ってしまいます。

 このスキル選択に人生がかかっているのだから。


 ポチ


 迷ったらとりあえず全部どりだ!

 「早着替え」特にお前はスキルポイント消費がでかかったんだ、遊びスキルでおわったらマジで許さんぞ。

 スキル取得が終わると、簡単な説明文が浮かび上がる。

 最初から説明文つけておいてもらえません?


 「逃げ足」取得スキルポイント3

 対象とした相手から逃げる方向への移動のみ、移動速度が二倍となる。

 使用SP5秒1P 任意停止可能 再使用可能時間 1分。


 現在のSPが70なので、使用可能持続時間は、6分弱。逃げる方向のみだが、移動速度2倍はとても美味しい。

 このスキルを極めれば移動速度もあがっていくだろ?すると不意に強敵にであったとしても、スライムハンターとして……以下省略


 「威嚇」取得スキルポイント3

 モンスターや人を威嚇する。敵の注意を引く、隙を作る、怯えて逃げさせる、怒らせる、自爆させる、効果は対象によってさまざま。

 使用SP10 再使用可能時間 30秒


 やはり読んで字のごとくだ。怖い人が怒ってりゃ逃げる人もいりゃ、逆切れして攻撃してくる奴もいるだろう。

 初見の相手や人に使うのは少し勇気のいるスキルだ。


 「早着替え」 取得スキルポイント5

 装備品を一瞬で変えることができるスキル 

 消費SP20 再使用時間20秒


 説明文が短いが、一番可能性を感じるスキルである。

 怪盗として宝石店に入り強奪!路地裏を曲がったところで早着替え的な……

 

「そろそろどーだ。スキルの選択は終わったか。悩むようなら相談に乗るぞ。なんならジョブ名をいってくれるとさらに的確なアドバイスもできる。」


「ええ。正直に話します、俺が取得可能なスキルは『物真似』『早着替え』『逃げ足』『威嚇』の四つです。さて俺のジョブは何でしょう?ちなみにレベルは5です。」


「レベル5で取得可能スキルが4つあるとは、これまた豪気だな。かなり当たりジョブにみえるが、スキルは俺も初めて聞くものがある。物真似と早着替え逃げ足だ。逃げ足は名前から能力を推定できるし、類似スキルは他のジョブにも多数ある。だが物真似は本当に謎だな、早着替えは一発芸かなにかか?悪いが俺にはお前のジョブは分からんな。希少性のあるジョブであろうことだけだ。」


「そうですか、スキルは全部取っておくべきとおもいますか?」


 すでに取得ずみだが、先生のアドバイスを聞く、後から聞くやつがあるかよ!俺の馬鹿。


「『威嚇』は最優先でとっておけ、レベルの低いモンスターならこいつ一発で逃げていくこともある。また強敵相手でも、レベル差がそこまでなければ、一瞬怯ませて、隙を作ったりすることができる。『逃げ足』も今後強敵と予期しねー出会いを考えるととっておいたほうがいいだろうな。」



「残り二つは、町の識者に聞いたり、冒険者ギルドに相談したり、文献をあさったり、情報収集してから俺なら取るな。あとは、あれだ、お前のジョブ次第だ。ジョブの名前がわかれば、今後お前が取得できるスキルがおおよそ検討がつくかもしれん」


 おいおい、マイケル。

 「物真似」も「早着替え」もしらねーおまえが、「遊び人」の俺の今後の取得可能スキルが推測できるとはおもえねーぞ。

 この筋肉だるま禿げマッチョがっ!

 

 だが、これ以上ジョブを隠してももうしょうがない、それよりわかる範囲で情報収集すること方がいいだろう。


「わかりました。でも、スキルはすべて勢いでとってしまいました。あまりにもワイルドウルフとの戦いが恐ろしかったものですからね。」


 マイケルが冷たいのがすべての原因だ! 


「スキルポイント足りたのか、それは恵まれてるな、レベルアップ時に上昇補正があるのかもしれないぞ。」


 多分キットそうだろう。


 「そして俺のジョブは……」


 ドキドキ……マイケルのドキドキが伝わる。

 見たことも聞いたこともないジョブ、それこそ英雄譚にでてくるようなジョブを期待してるか?

 ふふん。残念だったな。俺のジョブは……


「遊び人です。」


「ん?今なんかいったか。うまく聞き取れなかったようだ」


 あらやだ。このハゲ現実逃避しやがった。

 だから言いたくなかったんだよ!


「遊び人です。」


 大きな声ではっきりと伝える。



「おっおおおう。おう?おおおおう…遊び人!?」


 マイケルが錯乱状態になってる。そんなにすごいジョブなのか?俺無意識に何かスキルでも使ったか?


「寝ても覚めても遊び人です。」


「遊び人、遊び人……聞いたことねーな、本当に戦闘系ジョブなのか?ただでさえ魔族に狙われやすい転生者でジョブが遊び人って……生きていけるのか……」


 ……遊び人さん酷い言われようだな。生きて行けるか?レベルなの?ってそこはマイケルお前が生かすんだよ!


「だから言いたくなかったんです……」


 かわいい顔で半泣きになってやる。


「わりーわりーわりー。ちょっとびっくりしちまってな。だが遊び人か……無限の可能性があるんじゃね?ああそうだ、お前はまだ若い職業遊び人を極めろ!そうして遊びつくせ!!じゃねーわ。魔王倒せ!遊び人なら楽勝だろ!」


 こいつも俺と同じ思考に陥っている。

 遊び人に生まれたからにはあそばにゃソンソンだよな


 今までの悪行の数々もすべては「遊び人」に蝕まれた俺の心が故意にやったものです!

 俺は悪くないんだ、わかってくれ。


「マイケルさん、ありがとうございます。今日で戦闘支援は終わりになるかと思いますが、これからも宿屋でのご支援お願いいたします。」


といって、右手を出す。万国共通悪手ってやつだ。


マイケルは、強いまなざしで俺を見つめ、近寄ってくる。

なにやだ。ほもい。


「ああ。今後も町での生活、冒険者ギルドの活用方法等いろいろあるしな。まあ今日は一日お前のレベル上げに付き合ってやるよ。」


 「遊び人」と聞いて急に優しくなるマイケル現金だな……


 でも最後の一言を俺は忘れない、守護天使マイケル最高!今度はワイルドウルフ二人で狩ろうね。約束だよ。


 そして俺とマイケルは固い強い悪手を交わす。

 

 さて、漢に二言はないはず、言葉通り手始めに……スキル「物真似:アシッドサン」 


 俺はさっそく、いろいろ付き合ってもらうことにする。

 手始めに、悪手ならぬ握手した状態での「物真似:アシッドサン」だ。

 スライムの奥義だぜ。

 まさか発動率は三割、発動したらマイケルお前の自業自得だ。


 一拍おいて……


「うぎゃああああ。」


 なぜだ?俺の叫び声がこだまする。痛い熱い!なんじゃこりゃああ


「…………馬鹿が」


 アシッドサンは無事発動し、俺とマイケルが固く握り合した右手にアシッドサンが滴れる。

 口から出す可能性も考慮していたが、右腕に意識を集中していたら、右手からでた。

 それなりの射出速度があったように感じるが、マイケルの手に握りつぶされる……


 まさか、三割発動がここで発動するとは!マイケルお前の強運がうらやましい。

 しかもマイケルはアシッドサンされながらも、笑顔で俺の手を握り続けるものだから、アシッドサンから逃げれない!痛い。もうやめて!

 継続ダメージ食らい中。

 マイケルはにこやかに俺の手を握り締めてくる。

 

 俺が悶絶するなかマイケルの手だけなぜか光り輝いてる、お前なんか魔法使ってね??


「いてててててて。」


 ダメージ30地味に瀕死


「ごめんなさいーーースキル発動の仕方がわからなくて!なんか勝手にーーー」


「お前は確信犯だろ。」


 どうやら見透かされてるようだ。


「だがこれが物真似か?なかなかおもしろいなスライムの固有技を物真似したってことか、スライムのものより強力になっているな、お前のステータスが補正が乗ってるようだ。これは当たりスキルかもしれないぞ。」


 冷静な分析はいいから俺の手をはなせ。右手がやけどして、5秒に1づつHPが減っている。

 残りライフは19よ!


「マイケルさんごめんなさいー手を手をはなしてーーーこーろーさーれーるー。」


 マジ謝りと半死になることで何とか許しを貰う。

 遊び人として、生きるのも楽じゃないってもんよ


 色々あったが、スキルを確認しつつ、残りの一日の狩りを継続することとなった。

 なお、瀕死になった俺は薬草1を使用させられた。

 俺の薬草残数2もっとマイケルを有効活用しなくちゃな。


今夜さらに二話か三話更新予定です。


【※読者の皆様へ】


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