表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
23/26

創建  5000万年  小さな家

草原の向こうに小さな家が見える。

窓から、家の様子を覗くと、ベビーベットがあり、そこには、赤ちゃんがいた。

そのベビーベットには、小さな神社で売り付けられたお守りが、適当に結びつけられたいた。


若い夫婦は、あの神社のお守りの御利益で、赤ちゃんが出来たのかなとも思っていた。

あのハイキングが、二人を親密し、結婚するきっかけになったのは、確かだった。

なぜ、そうなったのか、二人には、思い当たるような出来事はなかったが、あの安物のお守りが、なにか、幸運を招いたということもなさそうだった。


パパ「おい、新しいマジックを覚えたんだ。見るかい。」

ママ「ちゃんと練習したの。いつも、ネタがバレバレなんだもん。とても、マジックとはいえないものばかりなんだから。ちゃんと練習しないと、ダメだよ。」

パパ「まあ、それなりに、練習しました。」

ママ「それなりにね。じゃあ、見せてごらん。私が、タネを見破ってあげる。」

パパ「じゃあ、やるね。ここに紐とリングがあります。じゃあ、ママが、紐の両端をしっかり持っていてください。じゃあ、やるね。エイ!」

ママ「???」

パパ「リングの中に、紐が通りました。」

ママ「それは、きっと、リングに細工があるんだわ。私は、紐をちゃんと握っていたんだから。」

パパ「それは、秘密。だって、マジックなんだからね。じゃあ。ママが驚いてくれたので、もう一つ。ここにに、ボールがあります。ここに、魔法のふろしきをかけます。おまじないのお粉をかけて、おまじないを唱えると。見ててください。僕は、ふろしきの端っこをもっているだけですよ。」

ママ「ありゃー、こりゃー、まあ、ホンマにー。すごいんじゃない。」

パパ「でしょ。でしょ。」

ママ「このマジックいくらで買ったんですか。ちょっと、高かったんじゃない。お小遣いで買える範囲にしてくださいね。家計には、ゆとりがないんですから。パパの給料は、ママの給料より、安いんですからね。」

パパ「大丈夫だよ。ちゃんと、お小遣いの範囲で買えるものしか、買ってないさあ。でもね、中には、人体浮遊とか、人体切断のマジックの道具も売っているんだよ。」

ママ「そんな大きなもの買ったら、パパは、駐車場の車の中で寝ることになるんですからね。」

パパ「わかっています。これで、職場のみんなをちょっとだけ、びっくりさせるだけさあ。まずは、練習、練習。ママが驚いてくれたので、まずは、大丈夫かな。」


パパのマジックの練習を、猫のトムが、珍しいそうに見て、ときどき、揺れる紐にとびかかっていた。

ベビーベットの中でも、リリーが、不思議そうに、パパのマジックを眺めていた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ