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悪魔の呪い

途中からユーデル視点に変わります。


私がそう聞くとエレナが勢いよく立ち上がった。


「覚えてないの?」


大きな声で、私にそう聞いてきた。私はそれに頷くと信じられないと言うような顔をした。


「覚えていないならそれでいいじゃないか。」

リオスお兄様がそう言うとエレナが「そんなのダメ!」と怒っていた。


「私が教えてあげる。」

エレナが教えると言ってくれた。ありがたい。私は何をしたのだろう。とても気になる。


「貴女は皆で私の人形を取り返しに行ったときに、私の人形を奪った奴等が私の人形を踏みつけて笑っているのを見てぶちギレて、殺そうとしてた。」


随分と簡潔に教えてくれたエレナ。

私そんなことをしていたのね。殺そうとするなんてひどいわね。

私が…人を…殺そうとしてた………私、人の命を奪おうとしたの…?

私がされたことを、私がしようとしたの?

それは…私はいつの事をいっているの。今世?それとも…過去?


『貴女が私にまた出会ったからいけないのよ。いつも怯えてばかりで…貴女はいつもヒロインなのにどうして逃げてばかりなの!私はなりたくてもなれないのに。こんなヒロインなんか生きていなくていいのよ。貴女の大切なゲーム機も落としてしまいましょう。』


『ぃや…めて…それだけは…。』


『ふふっ、ダメよ。私が落としたゲーム機をキャッチすることが出来たらもう貴女は自由になることが出来るわ。三、二、い…』


『まって!』


『あはははっ!これをキャッチしたところで私が貴女を落とすんだから意味なんてないのにね。こんな必死になって馬鹿みたい。自由に“生きることが”なんて私言ってないでしょ。…どうせ、次の人生でも私と貴女はきっと巡りあってしまうわ。でも、私が貴女を嫌う限り、貴女は幸せになることは出来ないでしょうね。また、来世で会いましょう。ルート外れのヒ·ロ·イ·ンさん。』


なに…これ…。忘れていた過去の記憶が写し出された。忘れていた“すべて”の過去のことも。思い出したくなんてなかったのに。でも、思い出せて良かったのかもしれない。


私は、幸せに…なれない。

“あの人”がいる限り。でも、私は過去の私とは違う。

だって、私はルート外れのヒロインじゃない。ルート外れのモブだもの。

きっと立ち向かってみせる。

“運命”に抗ってみせる。

けど、この事に私の頭は混乱しているらしい。意識が段々と薄れていく。私の意識はここでフェードアウトした。


◇◇◇


「フレア、フレア!」


僕の婚約者がいきなり倒れてしまった。

フレアと年の近そうな少女の発言が、フレアには衝撃的だったのだろうか。と言うかその人は誰だろう。

いきなりフレアが倒れたことに驚いているようだったけど、多分君のせいじゃないから。


僕の気のせいかもしれないけど、倒れる前に、一瞬フレアが昔のフレアに戻った気がした。すぐにいつものフレアになっていたけど。


彼女の中で何かがあったんだろうか。そうだとしたら僕はどう対処すればいいんだろうか。


フレアは甘えるくせに変なところで一人で頑張ろうとするから心配なんだ。


だからもし、僕が知らない事で一人で頑張ろうとしてもとめる。絶対にとめてやる。


…とにかく今はフレアを部屋に運ぼう。


そう思ったけど、ダルテリオスがフレアを抱き抱えて行ってしまった。…僕が運びたかったな。



フレアには、大きな不運がのし掛かっている。

どうして彼女なんだろうか。


神様が存在するなら、その神は最低だと思う。

その不運に負けて、フレア壊れてしまいそうで怖い。どうにかしてその不運を終わらせてあげたい。これは僕にも関わってくる話だから。


近頃フレアは知ることになるだろう。自分にのし掛かっている大きな不運の事を。


彼女は悪魔に呪われている。


ウェルローズ家に白銀の髪で生まれてきてしまった時からそれは決まっている。いや、生まれる前から決まっていたことだろう。


そのせいでフレアの人生はおかしくなってしまうんだ。

誘拐されそうになったのだってこの呪いが関わっているだろう。

フレアは異常に死にやすい体質になってしまった。


怒ると悪魔のように狂ってしまうのも呪いのせいだ。

これは早くに止めないと彼女の寿命が縮む。


闇の森にいる、今は滅んで消えた悪魔が消える前に残した魔物もフレアのような人のために作り出された怪物だ。

見つかったら呪い殺される。


これは本当かどうか分からないが、とても重い過去をもって生まれてきてしまい、今世でも過去に振り回される、と言うのも悪魔の呪いだったはずだ。


これは周りに分からない分達が悪いと思う。

出来るものなら変わってあげたいけど…無理だ。


こんなことを考えてもきりがない。


フレアの様子を見に行こう。そう思ったけど王宮騎士の隊長に「帰りましょう」と言われた。

そうだった。

僕は王宮から抜け出して来たんだった。不服だけど、フレアに会うのはまた後日にしよう。




フレアちゃんは無事幸せになれるのでしょうか。正直今の私には分かりません。けど幸せにしてあげたいなとは思います。

これからも頑張りますので応援よろしくお願いいたします。

お読み頂きありがとうございました!


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