皆、どうしたの?
私が彼奴らの事を撃とうと構えたら、大人達は恐怖で震えていた。あぁ、いい気味だ。
ここで一発これを撃ったら、貴方達はもっと怖がる?周りの人達なんかどうでもいいし、貴方達に邪魔されると私何するか分からない。
今、とってもむしゃくしゃしてるから。
そんなときに、私の大好きな聞きなれた優しい声が聞こえた。
え…?何で貴方がここにいるの…?
私はその驚きで力を抜いてしまい、マシンガンのあまりの重さに耐えきれなってその場に膝をついた。
「フレア、大丈夫!?」
顔を見て確信した。
さっき聞こえた声はユーデル様の声だ。彼は何処から来たんだろう。後ろの人は王宮騎士の…隊長!?何しているの?
それより、私はどうしてこんなに重いものを持っていられたんだろう。
と言うかマシンガンなんてこの世界にあったのね。それにも驚きだわ。
え?何でマシンガン持ってるの?
何で周りの皆は怯えているの?
誰か怖い人でもいたの?
怖い人って私の目の前にいる柄の悪い大人の人?あの人形は何?
私はさっき、何をしていたの?
ユーデル様なら知っているかな。
「私は何をしていたのかしら…?」
私がユーデル様にそう言うと、彼は一瞬驚いた顔をして、困った顔になっていた。ユーデル様が口を開こうとした瞬間、
「貴女、化け物よ!」
先ほど知り合ったばかりのヒロイン、エレナが怯えた声で言った。
化け物って誰のことなのかな。
柄の悪い大人の人達が私の前にやって来て、「すみません。もうしませんから命だけは!」と言って床に頭をつけていた。
「私、貴方達に会ったのは初めてですよね?」
思わず言ってしまった。
何で頭を下げるの?何も私には分からなくて、戸惑いばかりが私の心に募っていく。
もっとあの人達に色々と聞きたかったのに、驚いた顔をした後、逃げるようにその場を後にしていったため、聞けなかった。
ああ、思い出した!
私は召喚魔法が使えるようになって、それでお兄様達を喚び出して、エレナの人形を取りにここまで来たんだった。
そこで柄の悪い大人の人達に絡まれて…あれ?ここから何も思い出せない。
でも、エレナの人形って彼処に置いてあるウサギの人形?なら渡してあげなくちゃ。私はウサギの人形を持ってエレナの所に行った。
「エレナ、この人形はエレナのなんでしょう?少し汚れてしまっているけど洗えば取れそうね。取り返せてよかったわね。」
私は笑顔で言った。エレナの大切な物みたいだから取り返せて本当に良かった。
エレナは私からパッと人形を奪うと、私を見て顔を強張らせた。
どうしてそんな顔をするの?
「貴女、何も覚えていないの?」
「何もという訳じゃないんだけど、柄の悪い大人の人達に絡まれた所までしか覚えていないの。何かあったの?」
途中までしか覚えていないことを正直に伝えた。エレナはその場にいたからきっと知っているはず。
私がそう言うと、皆が驚いた顔をしていた。お兄様達まで。
さっきから皆、怯えたり強張ったり驚いたりしている。連続でこんなの見たのは初めてかも知れないわ。
「嘘でしょ!?だって貴女、人殺……フガッ!」
「一旦黙ろうか。」
エレナはそこまで言って口をリトスお兄様に塞がれていた。
せっかくエレナが教えてくれようとしていたのに。
さっきからリオスお兄様が全然喋らないのは何故だろうか。
それより『ひとごろ』って何かしら。
「取り敢えずフレアの家に行こう。」
ユーデル様がそう言ったので、馬車に乗ろうとしたのだが、今は馬車も数名ついてきた使用人達もいないことに気づいた。
皆何処に行ったんだろう。
どう帰ればいいのか考えていたらユーデル様がいきなり、「フレアの家へ!」と言った。そんなことして帰れたら嬉しいのに。
でも、もしかしたらユーデル様がそう言ったことによって家に帰ることが出来るかもしれない。まぁ可能性は低いだろうけど。
そう思った瞬間突然歪んだ空間が出てきて、驚いてしまった。
ユーデル様が小さくガッツポーズしていた気がするけど気のせい?
「皆、早く入って。」
ユーデル様にそう言われ、皆で空間へと入っていった。リトスお兄様に捕まっているエレナと、何故かここにいる王宮騎士の隊長も空間に入れられていた。
入ると歪んだ空間は無くなっていて、いつの間にか私の家になっていた。
ユーデル様、魔法使えたの?空間魔法って伝説の魔法じゃなかったっけ。
皆で家の中に入ると、取り敢えず皆でソファーに腰を掛けた。
「私、何があったのか分からないから簡単に教えてほしいんだけど…皆知ってる?」
あの時何があったのかあの場にいた私が知らないなんておかしい。
教えてもらったら何か思い出すかもしれない。そう思って皆に教えてもらうことにした。
感想や質問などありましたら遠慮せずに言ってくださいね。色々と教えてくださると助かります。
これからも頑張りますので応援よろしくお願いいたします。
お読み頂きありがとうございました。




