それって、壁ドン?
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☆ハクとりこの場合
「ハクちゃん、壁ドンしてみてくれる?」
「? 壁ドン、とはなんなのだ?」
「えっ~と、私が壁を背に立つから、こう、顔の横にドンッて、手をつくの。で、顔を寄せるの! 簡単でしょ?」
「……うむ? まぁ、やってみるのだ」
---ドンッ!
「ハ……ハ、ハクちゃん!?」
「…………すまぬ、りこ。加減に失敗したのだ。壁に腕が埋まった。無理に抜くと壁が崩れる可能性があるな……さて? どうするか……」
「た、大変! 私、ダルフェ達を呼んでくるわね!」
「待て、りこ」
「なに、ハクちゃ…んんっー!?」
「顔を寄せると言うことは。つまり、こういうことだろう?」
「……ふぁっ……ハクちゃっ……」
「壁だとて。我のりこに触れるなど、我は許せぬ」
右手は壁にめり込ませ。
左手には、真っ赤な顔をした奥さんを抱いて。
「りこ。我は顔だけでなく、この身を全て貴女に寄せたいのだが……いいか?」
「…………うん」
ハクは今日も、とっても幸せ。
☆ダルフェとカイユの場合
「ハニー、壁ドンって知ってる?」
「ええ、知ってるわよ?」
「え? ほんと!? じゃあ、よろしくお願いしまっ……」
---ドンッ!!
「がっ、はぁあああっ!?」
「あら? 角度がちょっと甘かったかしら?」
「……カ、カイユ! こ、これ、ちょっと違うんじゃないかなっ!?」
ダルフェ、カイユの華麗な回し蹴りにて壁に“ドンッ”と激突。
「あら? なにか不満でも?」
「い~え! 最高ですっ!」
折れた骨の数だけ、愛がある。
痛みの強さが、生きてる証。
だからダルフェは、今日も幸せ。