Episode:世界が監視する中で(異次元の第一第二艦隊)
「・・・どうだ、各国が血眼になって探してるか?」
「そうだろう、演習ポイントは公開しているから、いろいろ集まっているだろうな」
「宇宙の衛星、混雑してますね」
「艦長、北道沖に大型貨物船3隻、直線待機完了だそうです!」
「今回の演習攻撃目標は大型貨物船3隻とする、作戦行動開始」
「航海AI、演習目標8キロメートル前で浮上し6キロ前を演習ポイントとする」
「セッテイカンリョウ!」
「では、航海AI、ゴーストモード解除、姿を見せてやろう、全艦ゴーストモード解除、演習プロトコル開始!」
「ゼン、コウカイAI、プロトコル シドウ」
『なっ!公開されたポイント10キロ前に艦影あり、その数19』
『なんだと!いきなりか!衛星、見えてるか』
『いえ、映像には艦影なし、レーダーでの捕捉のみです』
『相当、はっ早い』
『早いだけじゃ、わからんぞ、データ取ってるな!』
「コウカイAI、マモナク8キロ ポイント ゼンカン フジョウ」
『公開ポイント8キロ前に艦影あり、ふっ浮上してきましたっ』
『はぁー!船じゃないのか、潜水もできるのか!全てがか?!』
『はい、そのようです。』
「よしっ、ここから6キロ前ポイントまでで、度肝を抜いてやろうか!」
「ははっ、いいですね、全世界よ!刮目せよ!」
「全艦、同調しろよ! 航海AI、6キロポイントまで繰り返せ、最初はステルスモード20秒、続いてステルスOFF、インビジブルモードON20秒、次に、すべてOFF、最後に、ステルスとインビジブル両方ONのゴーストモード20秒、繰り返せ」
「コウカイAIリョウカイ、6キロマエ リピート SモードON20ビョウ、SモードOFF・Iモード ON20ビョウ、IモードOFF20ビョウ、S/IモードONゴースト20ビョウ リョウカイ」
『かっ、艦長、艦隊をレーダーロストしました』
『なんだと!艦影は?』
『見えてます』
『完全にロストするとは、最新のステルスか』
『レーダー戻りました』
『艦長、今度は艦影ロストです』
『なっ、なんだと、レーダーはどうだ!』
『捕えてます!』
『艦長!』『かっ艦長っ』
『今度はなんだ!』
『完全ロストです。』
『どうなってんだ、あれは!』
『艦影見えます、レーダーはロスト』
『見ろと言わんばかりに、繰り返しているんだな!』
・・・『ポイント6キロ前、全艦停止しました。』
『200メートル級大型・・?戦艦でしょうか?1隻、前へ出ます!』
『だが、あの艦隊の中じゃ、一番小さい奴だ!』
「よし、目標に向けて、電磁砲弾発射だ、砲雷長外すなよ!」
「わかってます、外しません! てっいぃ!」
『何か発射しました・・・着弾!3隻貫通した模様!』
『えっ、もう?、6キロも先の?・・・3隻貫通だと!』
「では、砲雷AI ショックレーザー砲に切り替えて、同じ軌道を打て、出力抑えろ!」
「ホウライAI リョウカイ、ドウキドウ ショックレーザーホウ ハッシャ!」
『艦長、今度はレーザーのようなものを、同じ砲門から発射しました・・命中、貫通です』
『ふぅ、目標物はどんな感じだ?』
『3隻とも、上半分ありません!』
「じゃあ、続けていくぜ!、北道基地からF2あげろ、6機だ、こっちはクロトラ3機、出せ!」
『空母?から戦闘機3機一度に上がってきました』
『一度にか?早いなおい』
「F2が来るまで、パフォーマンスショーだ、一気に垂直上昇!宇宙のゴミ拾ってこい!」
『クロトラってやつか』
『垂直上昇中・・・あーっ』
『垂直かすごい運動性能だな、・・あーってなんだ!ちゃんと伝えろ!』
『たっ、大気圏外へ、うっ宇宙に出ました』
『高度は?・・・えっ!宇宙?なの、今?』
『降りてきます』
『あー、降りてきたの? 宇宙から? 大気圏突・入・したの?』
『次は、南進します、速度マッハ3、マッハ5、15・・追えません、北から同型機です。』
『えっーっ、地球を一周したってことぉー?』
『艦長、北道基地よりF2が、6機接近してきます。』
「F2来ました」
”お待たせしました、言われた通り武器フル装備ですよ、重たいっす”
「そうか、ご苦労! では、こっちは的になるから、クロトラにありったけぶちまけてくれるか」
”いいんですか、堕ちても知らんですよ、じゃあ、全機ありったけイケー、スートーレス解消ダ!イッヤッホー”
『F2から、バルカン、トマホーク、スパロウ、最新型超音速弾まで、実弾発射です』
『何っ、演習ではないのか?』
『各弾命中しま・・・・せん』
『したのか、しないのか、どっちだ!』
『してはいるようですが、バリアのようなものが、命中を防いでいます』
『あんなのにバリア?、バリアって出来たの?はぁー??』
『艦長、しっかりしてください、わがアメリアに、結果をしっかり報告する必要があります』
”全部使ったぜ!ショーは終わりだ、帰投する”
「上々だ、ありがとう、クロトラも帰還せよ」
『艦長、戦闘機戻りました、全艦、前進始めました』
「演習終了、みんなご苦労さま、全艦航海AI、このまま全速加速、浮遊速度で飛行、そして宇宙へ到達後、ゴーストで基地に戻る」
「コウカイAI リョウカイ、ゼンソクゼンシン、ヒコウ、タイキケンガイ デ ゴースト キチへムカイマス」
『艦隊速度上げます、すごい速度で・・・』
『すごい速度で、なんだ!』
『飛びます、飛びました・・・大気圏外、宇宙です・・・レーダーロスト』
『とーぶのーーぉ?』
『ふっ、この最新鋭原潜が、まるでおもちゃのようだな、はっは、笑うしかない』
同じ動きを北と南の第一艦隊と第二艦隊が行った。
軍事大国がこぞってデータ分析を始めたこと、また、全員が大きなため息をついたことは言うまでもなかった。
その後、大国の侵攻を許した一国が、鎖国状態の弐本に対し、今後のある形の礎なる行動を取ってきたことは、もう少し後に語られる事になる。




