Episode:閑話(アイテムリスト)
「あぁーぁ、博士よー、俺たち、周りの国から見放されちまって、なかば鎖国みてーになっちまったのに、実はその状況で、異星生物を3種類も弐本国に招待しちまって、そんで、あの成神のとんでも知識で、この世に存在しないぐれーのアイテムを作ってんだろう!どこまで進化すんだろう、俺たち」
「まぁ、えぇじゃろう、それらの使い方を間違いさえしなければのぅ」
「このスーツ、一つとってみても、それぞれの国では国宝級でしょう?使い方って・・・」
「相手国には脅威に見えても、最後は平和になるようにと言うことじゃよ」
「最初に作ったのが、私専用の『0001 望鏡』ですよね。他には何があるのでしょうか」
「他にか、他にはじゃな、なんでも宇宙一固い物質にしてしまう『0002 カタナール液』」
「初めて行った星だな、大冒険だったよな!俺の活躍なくして、このアイテムの誕生はないよな」
「ほほっ、そうじゃな」
「そしてじゃ、なんでも吹き付ければその材質のまま液状化する『0003 ユウテーン液』」
「そのユウテーン液を改良して、液体ではなく、ゲル状にする『0004 ユウテーン2』」
「物と物の隙間に塗ると完璧に結合する『0005 シムレスX』」
「そのシムレスXを改良してゲル状のものを完全結合する『0006 スーパーシムレス』」
「さらには、君たちのスキルを記憶させ、いつでもそれを発動させることができる『0007 スキルコマンダー液』これは、偶然の産物じゃったが、このおかげで飛躍的に技術が進むことになったのぅ」
「そのスキルコマンダー液を使って、榊君の左手の分析のスキルと成神君の知識スキルで、多分じゃが、全宇宙のどんな物質も解析できるシステムができた、それが『0008 分解析装置”IQ5000”』」
「IQ5000で分析した物質を、指定して取り出すことができる、右手のねじ切り生成するスキルを使った『0009 LYSIS』がある、残ったものは自動で、最適なものが取り出され、最後はゴミ、ダストチップしか出んのじゃ」
「このIQ5000と、LYSISをパッケージ化したのが箱モノの『0010 リサイクルセンター 榊システム』じゃ、さらに、これを動かすために使用する電力じゃが、これは想定外じゃったのぅ、使う電力よりリサイクル時に生成されるエネルギーの方が、何十倍もできてしまうのじゃ、さらにこれをLYSISを介して電気とその他に分解すれば、まさに永久機関じゃな、そして、その分解効率は99.9%なんじゃょ」
「すげーなーぁおい!聞いたか、スゲー役立ってんな、俺のスキルわよー」
「調子に乗るから、博士!、次、次!」
「榊さんの言う通り、あんな大変な思いをしたけど、こんなにたくさんのものが、できたなんて」
「まーだ終わりじゃないぞょ」
「そしてじゃ、君らの護波の力を利用したものがこれじゃ、『0011 護波発生装置 シルマー5』これには、君ら5人のスキルも付加しておる、とくには翔子君の飛ぶ力じゃよ、どんな重いモノでも動かすことができるからのぅ」
「これを応用したスーツの性能はみんな体験済みじゃろ、本来なら、このスーツさえあれば、弐本国民」全員救えるんじゃが、それじゃ楽しみがないでのぅ」
「つぎが、リサイクルセンターシステムを小型にしてエネルギーだけを取り出すようにしたんじゃ、シルマー5を稼働させるものと、『0012 イオン波動モーターIWM』の稼働用じゃな、こいつは、噴射口の型を変えるだけで、後ろに出せば推力に、前に出せばレーザーになるんじゃ」
「それら技術の粋を集めてできたのが、大物の箱舟じゃ、初期型はプラスチックを基盤としておる『0013 箱舟001P23型』じゃ、すでに55隻が完成しておる」
「なーに、まだ55隻1年で?なんか6000隻作るって言ってなかった?」と神原が怪訝な表情で博士に問いかけた。
「そこで娘のスキルである時間制御を付加した大工場を、リサイクルセンターの地下に作っておる、この工場内での時間の経過は100倍じゃ、つまり外での一日が工場の中では100日に相当する、なのであと運命の日まで900日くらいじゃろ、工場の中は90000日もある計算じゃ」
「90000日!えぇーとっ・・・なっ何とかなりそうね」
「神原!なんとかっちゅう話じゃねーだろう200年とかちゅう単位だぞ」
「わかってるわよ、油断しないように言っただけでしょ!フン」
「そう、だから皆さんゆとりをもって作業されているんですね」
「そうじゃ、ゆとりがあれば、知恵を出す時間が持てるでのぅ、みんなのアイデアもアイテムリストには載らんが、いいものがたーくさんあるぞぃ」
「次に防衛の面じゃが、これは秘匿することが多いので、別リストじゃな、なのでモノだけの紹介じゃ」
「まずは戦闘機 CZF001型 黒虎、爆撃機 CZB001型 弁慶、多目的機 CZU001型 白銀の3機種、実際には政府は違う呼称をするかもしれんがのぅ、じゃからカッコ仮じゃよ」
「他にAI・遠隔操縦切り替え型無人機 CZR001型 グラディウスもある」
「次は陸での戦いじゃが、スキルスーツはもちろん、これに超振動ブレードとパルスシュータという銃を装備するんじゃ、これだけで無敵じゃ、が、宇宙は広いからのぅ」
「そしてキャタピラではなく8本足型の戦車、T230型 鬼蜘蛛これには各足にパルスシューターと砲門は砲弾・レーザー切り替え型40mm砲と10mm電磁砲を備えておる、射程は測れん、あとは、ヒト搭乗型支援機 AMD023(クロガネ)じゃな」
「でのぅ、海軍というより用途は、どこでもなんじゃが、旗艦、空母、機工艦は成神君からの指示で、唯一無二のデザインをそれぞれ23種類じゃ、さらに機工艦に搭載する50m級大型ロボットを一機工艦につき3体搭載するので全部で69体ある」
「そして200m級戦闘艦を230隻、400m級護衛艦を140隻ある、性能は秘密じゃ」
「おらー自衛隊にもいたけど、400m級の護衛艦って、いったい旗艦や空母はどんだけ、でけーんだ?」
「そうじゃのう、5か600m程度じゃのぅ」
「そんなのを箱舟にいれるつもりなの?」と手で大きさを示しながら神原が話した。
「入るもんなら入れたいがのぅ、箱舟はいわゆる修理ドックとして使うんじゃな」
「博士、まだあるんですか」と、疲れた表情で御神は小さな声で博士に尋ねた。
「あぁ、あるとも、続きは今度にするか?」
「そうしてください、わたしもう頭がいっぱいです」
「そうしておこう、じゃが成神君が、今もまだ知識を出して作らせておるよ」
あきれた表情で榊は成神を見ながら「なんだと、次から次へと、まったく」
「一つは護波専用のタイフーンをつくると言うとった、君ら5人のベルトはそうなるとダブルタイフーンになるのぅ、さらにパワーアップじゃ、あとは物質転送がどうのこうのと、それと時間を止めるとか、あとは異星のモノたちの専用スーツ、でかいものでは国際救助のための装備も作りたいと?」
「キャーもういい、聞きたくない。博士、私たちここへきて働きっぱなしなんだけど、いったん現実に戻りたいわ、有給休暇頂戴よ」
「いいじゃろう、好きにしていいぞぃ、連絡は取り合えるようにのぅ、それと神原君!」
「何よ!博士」
「君の信者にも、ちゃーんと話してから休むようにのぅ」
「ちげーねぇ、誰かさんは神様だからなぁー、うわっはっはっ」
「うーわかったわよもぅ」




