Episode:星と仲間、その3(榊・神原・ネ申 side)
「ふぇーぃ、着いたぜ、みんな無事か? やっぱ砂ばっかだなぁ、さっすが砂の惑星ダ」
「はい、榊さん、翔子さん、私は無事です。でも砂しか見えません、ここで合っているのでしょうか」
「ほんと埃っぽいわね、ここに何かいるの?」
榊は周りを見渡した後に足元を見た「なにかいそうだぜ!」と言い足元を指さした。
「ナナナッなんですの翔子さん、この三本指の足跡は・・・もしかして、私の大大大嫌いな、爬虫類系の生き物ですか」
「サーネッ、足はあるみたいね、もしかして康美、2本足で歩行する爬虫類かもよー」
「やっ、止めてください、翔子さんが言うとほんとに出てきそうなんですから」
「じゃっ、いっちょう飛びますか!お二人さん。せーのっ」三人は次のポイントに飛んだ。
「ふっ、この先に何かいるわね、榊!」
「あぁ、いる、望遠してみるか」
「いやだ、やっぱり翔子さんの言ったとおりに・・・2足歩行のトカゲのような・・・なんかコッチ見てますけど・・・」
「あちゃー、なんだかひときわ大きいのが3匹近づいても来てるよな、みんなこの場で待機だ。まだ、何もするなよ」
”ΦΨα” (フレア)
「オッおい!よせよせよせ、火の玉が飛んできたゾ」
「キャー火に包まれました!」
「でも、熱くもなんともない、全然平気みたい」
「でも翔子さん、外の温度は100度を超えていますよ」
「スゲーもんだな、このスーツ、まだ、そのまま待機だ!、んんっ、次は溶岩みたいなのが来るぞ!気をつけろ」
「外気温1500度、上昇中です、でも熱くないです」
”βΔω” (ブリザ)
「気を付けて、もう1体が何か仕掛けてくる!」
「今度はなんだよ吹雪かよ!!来るぞ!かーまーえーろーっ」
「今度は、外気温が一気に摂氏温度の零下273℃に、絶対0度・・じゃないまだ下がる・・の?」
「何?零下?さっきと全然変わらないじゃん!」
「いやっ、冷気だけじゃない、つららみたいのも飛んできてるぞ?」
「うっそだー?何か当たってんの?私たちに?なーにも感じないけど」
”ΓΛΘ” (ボルダ)
「電撃っぽいのが来ますよーっ、でも、平気な気がします」
「ネ申!わかってんじゃねーか・・・しかしこのスーツは、ほんとに」
”ΔωレΠζεβ・・・”
「何か言ってるみたいです。榊さん」
「成神!この星の基本言語の知識を送ってくれ・・・来た来た」
「リザレの神なのか・・・」
「なに?俺たちが神だと、はっはっ笑わせるぜ、会社をクビになった中年三人組だよ!」
「小さい話をするんじゃないわよ、私たちは地球人よ、地球人!わっ私は別に神でもいいけどね」
「榊さん私は、首になってもないし、中年でもありません!」
「ずいぶんはっきり言うじゃないの!康美!!」
「あんたら名前は?何て呼べばいい?」
「名など必要ない」
「それじゃぁ、コッチがやりずれー、一番偉いのはこの中で誰だ?」
「私でいい」
「それじゃぁ、地球の風習にならって、名前を付けさせてもらうぜ!惑星リザッドの長で、名前はリザレッドでどうだ」
「単純っだけど、その方がいいわ、いいわよねリザレッド、この私・・神が名付けるのよ」
「リザレの神が私に名を・・・私はリザレッド」
「それにしてもリザレッド!神に向かって、いきなりやってくれるじゃないの!」
「すまない、いきなり神をも超える魔素を持ったあなた方が現れたもので、一族を守るために」
「魔素って、なんだか魔法みたいなこと言うんですね、翔子さん」
「そうだな、俺達にはない力なんだろうぜ!」
「何を言っているのだ、その体全身を覆っている光が魔素だろう」
「そうだ、われら一族には魔素を体に纏うことはできない、できていれば一族はこんなに衰退することはなかっただろう」
「面白いこと言うわね、体に纏う? きっと護波のことね、それが何であんな技になるのよ」
「適正はあるが思い浮かべればそうなるのだ」
「そうか、なら俺は、ファイアーボール」
「なら私は、クールに、アイスブレイク」
「私も何か・・、サンダーボルテックス」
と言いながらイメージとともに護波を放った。それはリザッド星の神星級魔法の威力となって具現化した。
「お怒りを鎮めてください、星が消えてしまいます。」
「こりゃぁ、制御が大変そうだな、だが、護波の力をゴッソリ持っていかれるな!」
「成神よー見てたか?魔法だぞ!でも、護波を結構消費するみたいだ、もしかして、タイフーンで取り入れて護波を作り出すことできないか?」
「・・・護波の性質変換か・・・面白い・・考えてみるよ」
「じゃぁ、あなたたち、これからどうするの」
「私たちは大地から生を受けております、それも、もうこのように死んで砂になってしまった」
「今の住処もいつまでも持たない、いずれは他の星に行かねば、生きられない」
「じゃぁ、この辺で、私がいったん地球に箱を取りに戻るわけですね、お父様!」
「さよう、よくわかったのう」
「そんなの、成神との会話聞いてたらわかるわよ!この親ばか」
「いったん戻ります」といい康美は消え、数分後にまた。箱を持って現れた。
「この箱にあなた方の大地を少し入れてもらえますか?それと榊さんその大地の分析も!」
「おうよ、じゃあ、住処ってところへ案内頼むぜ!リザレッドさん」
「では、こちらへ」というと、砂の中に吸い込まれていった。
「埃っぽい入口ねー、毎回こうなの」
「リザレッドさんこの中に大地の生を入れてください」そう言って箱のふたを開けた。リザレッドは大地をすくって箱の中に入れた、榊は、すぐそばの大地に手を当てて分析を始めた。」
「分析とか言ってるけど、見た目地球の土と変わらないわね!、そうだ、どうせ弐本は沈むんだし地下は沈んでもなくなるわけじゃないんだから、地底王国でも作ってもらえばいいんじゃない。」
「それに、土の民なら、沈没被害を少なくできるかもしれないですよね」
「けっ、ネ申、そううまくいくかよ、でも、決めるのは彼らだぜ」
「どうする、リザレッド!ついてくるの!来ないの?」
全員が神原の前でひざまずき「我ら全員、リザレの神と共に」
「わかったわ、じゃっ博士、避難船一個もらうわよ、マーキングして頂戴」
「しかたがないのぅ、マーキング送ったぞぃ」
「リザレッドたちは空間を切り裂いたりは?で・き・ない・よ・ね」
「それでは皆さん、手をつないでください、離さないでね」
「飛ぶわ!」と言い、そこにいた全員が一瞬で消え、次には、箱舟の中にいた。
「成功ね、簡単だったわね」といったが、大地の無い箱舟のなかでは、彼らは不安を覚えるだけだった。
「リザレ神原さま、ここには大地がありませんが・・・」
「そうよね、まずはこれを見てちょうだいな」と言い箱の中を見せた。
「なんと、一握りの大地が、こんなに増えて・・それに魔素もこんなに上級なものが、ありがたい」
「次はココ」と言いながらリザレットと共に消え、しばらく後に戻ってきた、リザレッドの手には、土が握られていた。
「こんなに素晴らしい大地があるのですね、地球には!」と感激したリザレッドは、他のものにもその土を回して見せた。「リザレ神原様、わたくしたちは、もちろんここを生活拠点として使わせていただきますが、地下都市建設と弐本国をお救いするために働きたいと思います、ぜひとも許可を!」
「いいわよ、ただし私の言うことを最優先にしなさいよ!」
「ありがとうございます」こうして箱舟は、地球の土が運び込まれ住みやすい環境に整えられた。また、ドゴーラ入りの箱も設置され、一部リザッド星の環境も複製されることとなった。
3番艦リザッドが完成した。




