表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
20/32

Episode:プロジェクト始動(その名は「竜宮」と「天照」)

「残念ながら、その東都一丁目号は展示用にするぞぃ、なのでいろんなアイデアを盛り込んで、弐本国民みんなが住みたいと思う環境にしてほしいのじゃ」


「それであれば二号艦から実践導入になる訳ですね、博士」


「どうじゃろうなぁ御神くん、いやー、いろいろな環境下でテストをしたいと思っとるのでな、10隻程度はそれに充てるつもりじゃよ」


「こんな頑丈な船なのに、この上何をテストをするのでしょう?」


「船は問題ない、いろんな環境下で生活する人の方じゃよ」


「いろんな環境下って、たとえばどんな環境なのでしょうか?」


「御神くん、よく聞いてくれた!例えばじゃな、今考えておるのは、プロジェクト竜宮リュウグウとプロジェクト天照アマテラスじゃよ」


「竜宮?天照?何それ・・・」と神原が話に加わってきた。


「竜宮とは、場所は日本海溝、海底6000メートルと海中4000と2000メートルに設置、それと海上に、”浦島 ”と称した拠点も作る予定じゃ、浦島は三隻を放射状に連結した状態じゃな。これは拠点モデルの基本となるんじゃよ、三隻の内一隻は防衛用に艦隊格納用で、もう一隻は研究用、そして最後は生活用じゃな、一部レジャー用にホテル施設も作り使えるようにしたいのぅ」


「へぇー、そんなとこまで考えてんだ、じゃぁ天照って何よ!」


「天照はじゃな、三隻を放射状に連結した基本モデルの拠点を2セット、ひとつは静止軌道上に、丁度、弐本国の上に、もう一つは地球周回軌道に設置するわけじゃ、静止軌道の方はホテル機能も持ち、地球から滞在体験もできるようにしたいのぅ」


「それならみんなが宇宙体験できるのね、すごい話ね、ちょっと前は、OLだったけど、今こんな重要なお仕事ができるなんて、自分自身を見直したわ!」


「そうじゃよ御神くん、それだけ君らのスキルがすごすぎるわけじゃな、特に・・・」


「へっへーん、俺の事だろ!」


「何言ってんの、成神さんの事よ」


「わぁってらー、俺もそう思ってたから、でも、あいつは宇宙人だゾ」


話題を戻すように御神が博士に尋ねた。「でも博士、これでテストなんですよね、なら本番はどうなるのでしょうか?」


「まぁ、先は長いでお楽しみじゃな」


「でも博士、心配なことがあるのですが・・・」


「なんじゃね、望くん」


「災害が起きて北道の一部と九国の一部それと島だけになったとき、弐本国の領土はどうなるのでしょうか」


「もちろんそれは弐本国じゃが、そこを狙ってくる国もあるじゃろううて、その未曽有の災難に乗じてな、そのために大艦隊を作って防衛するわけじゃから。」


「でもでも、敵国がミサイルをたくさん打ってきたら対応できないんじゃないですか。」


「その艦隊の性能たるや、今の地球上では考えられないものじゃから、演習と称して力を見せれば、他国は恐くて手は出せなくなるじゃろうなぁ」


「でも博士よー、一応考えて備える必要はあるんじゃねーかな、なぁ、成神よー、バリアみてーな物は造れんのか」


「えっ、バリアですか、なるほどバリアか、ちょっと時間くれ」と成神は楽しそうに走っていった。


「いろんな方法があるじゃろうな、さーて成神くんは、どんな知識を持ってくるかじゃな。」


しばらくして、成神が叫びながら走ってきた「 ”ビックニュースです”」


「なんだよ、慌ててよー、ビックリすんだろうが」


「すまん、でもビックニュースだ、一つ目のニュースは康美さんのスキル、やっぱり時間を操るものだったんです、スキルで囲った部屋の中では、まわりより5時間早くなってました。」


「えっ、ナニナニ、という事はここで1時間経過したときに、その中は5時間たっているってこと?どっかの漫画で見た ”時の部屋”みたいね。」


「そうなんだ、だから康美さん、めいっぱいの力の例のやつお願いしますよ。」


「なに、例のやつって!」と言い、神原は興味津々成神の顔を覗き込んだ。


「べっ、別に・・・成神さん説明しないで!!」


「一つ目って他にもあんのかよー」


「そうそう、ふたつ目は、バリアで知識を引き出したら、二つの惑星の地図が出たんですよ」


「惑星かよ、いい思い出がねぇなぁ」


「そうだ博士、例のスーツできてますか?」


「取り合えず10着ほどできとるが、5着はコピー用に使っとるから、使えるのはお前たち5人分じゃな」


「十分です、さっそくみんなで行こう!」


神原が遮るように「でたでた、十分に準備しないで、また、同じ目に会いたいわけ!」


「博士スーツの性能はどうなのですか?」と心配そうに御神が博士に問いかけた。


「性能か?スーツはヘルメット部、体を覆うスーツ部分、手袋、ブーツ、ベルトからなる、デザインはホレ成神君がいう仮面セイバーを模したものじゃ」


神原はあきれた表情で成神に指をさした「なーんだ!オタクスーツじゃない」


「まぁそう言うなて、全て装着時に隙間がなくなり完全シームレス状態になるんじゃ、そして硬化剤を塗布しておるので宇宙一固いんじゃ」


「ガチガチじゃ動けねーじゃねーか」


「心配せんでいいわぃ、縫い目に点となるように硬化剤を塗布しとる、もちろん隙間なく、それぞれが球体なので、動きもばっちりじゃ、破れることはありえんが、万が一そうなっても、君たちには護波があるじゃろ!」


「もう、嫌だぜ、あんな思いはよ」


「大丈夫じゃ、お前たちのスキルの結晶じゃ、スーツを信じるんじゃな。それに榊、お前さんの身体強化のスキルも使っとるしのぅ。」

「ヘルメット部には成神君のつなぐ力を使っておる、同時に何人とでもつながるし、意識することでその環境でも相手を指定して会話も可能じゃ」


「オイオイ、意識しておかないと、最初のころの成神みたいに心の声がダダ漏れになるな」


「特にあんたは気をつけなさいよ!デリカシーがないんだから。」


「それに眼の部分は望くんのスキルを使っておる、複眼でな」


「複眼ってなんですか?私のスキルでそんな事できるのですか?」


「あぁーそうじゃ、8つの眼を使っておるので、いろいろ見放題じゃな」


「じゃぁ、これも集中することで、どれか眼を選べて、拡大や望遠ができるのですか?」


「どれを見ればいいのか迷うよなー」


「あんたはどのみちそんなに器用じゃないでしょ!」


「それでそれで、手袋はどうなってんだよー、俺のスキルは?」


「手袋はお前さんの分析と分解のスキルを付けとるわい、それと翔子さんの飛ぶ力はスーツ全体にじゃ」


「まさか、ブーツの裏は付けてないよね?」


「靴底にはつけてはおらんよ、同じにしておる。最後にベルトじゃが、超小型のリサイクルマシンを内蔵しておる、このタイフーンからいろいろ取り込み、指定した物質を作ったり、エネルギーに変換したりする訳じゃ、組み合わせによっては空気や水、必要な栄養素を作りだせるかもしれんのぅ」


「もしよー、つくりだ出なかったらどうなるんだよ、博士?」


「そうじゃな、胸の部分が格納スペースになっておってのぅ、30日間はその蓄えで生きながらえるわい、但しこの機能は、万が一の場合じゃよ、最初にも言ったがのぅスーツを信じるんじゃな」


「いろいろ聞いたけど、やっぱり成神、テストが必要じゃない、何が”すぐ行こうよ”なのよ。」


「じゃぁよ、こんなのはどうだ!前回のリュート星でリベンジマッチっていうのは?」


「そうね、嫌な思いでしかないけど、テストしないより少しはましね。」


「あのう、私は初めてなんですが、何があったのでしょうか?」と康美が問いかけた。


「戻ってきた私たちの姿をあんたも見たんでしょ、宇宙服が溶けたのよ!溶けるの、ね!、宇宙空間で私のお肌があらわになったの!そんな経験あるーーっ、会社クビになって、この人たちと出会ったと思ったら、宇宙で裸よ、ハ・ダ・カ!」


「オイオイ神原よー、あんまり怖がらせるんじゃないよ!それにハダカってなんだよ、俺はずっと手元に集中してたし、最後気を失ってたからな!成神!二人の裸を見たのか?コノヤロー」


「はっ、裸なんかになってもないよ!宇宙服がちょっと溶けただけですよ、御神さんは胸の部分で、神原さんはおしりのあたりが・・・」


「胸?しり? マジかよ、気を失って損したぜ!」


「損とか得とかじゃないでしょ、成神もあの状況で見てんじゃないわよ!まったく。」


「成神さん私の胸を見たんですか・・・恥ずかしい。」


「えぇーっと、それじゃぁ明日決行しよう、それぞれ試したい目的をもって行ってみようか!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ