Episode:わらしべ集め(遠い星々から弐本へ)
「おい、なんだいこりゃ、仮面セイバーの変身スーツ?、避難船ノア?、宇宙戦艦?宇宙一硬い物質?、なんでも液状化する物質?、硬化剤?、転写版?、変換炉・・冗談だろ!」と榊は目を丸くしている。
「いやー、必要なもの想像してたらこんなことに・・」
「アニメの見すぎじゃない、もしかしてアニメオタクだったりして。」と茶化すように神原も続いた。
「否定はできないな。この仮面セイバーの変身スーツは宇宙服のようなもの特別なスーツだね、肉体強化のためのアシスト機能や攻撃を跳ね返したり、人間の生命維持のための機能、通信機などなどいろんな機能をふんだんに盛り込むんだ、それを全弐本人に配布する、これだけでも死者やけが人は、かなり防げると思うんだ。」
「してして、避難船ノアってなんぞや?」とリストの中から榊が成神に問いかけた。
「その名の通りさ、弐本人1億二千万人を避難させる船だよ、船といっても宇宙船だね、全長2500メートル、全幅1000メートル、高さ800メートルのどでかいの、そこに2万人ずつ非難して生活する。」
「ワー息が詰まりそう!」とうんざりした表情で神原が息をついた。
「これくらいあれば十分だよ、でも、これを6000隻ほど作らないとね。」
「もう、驚かねーけど、宇宙戦艦ってどんな奴? まっ、想像はつくがな。」
「ここはアニメオタクの本領発揮で。」
「やっぱ、オタクなんだね。」あきれた顔で成神を見た。
「旗艦、空母、機甲艦、護衛艦、戦闘機で構成された、避難船ノアを守る大艦隊だよ、6000隻を守るとなれば25くらいの艦隊は必要だね。」
「はー、25艦隊ね。」榊は数字からイメージすることをあきらめた。
聞きなれない艦名に、神原は思わず、成神に尋ねてしまった。「ねぇ、機甲艦って何?」
「そうだね、巨大ロボを積んだ船だね、1隻に3体の巨大ロボを搭載するんだ、例えば、ZマジンガーとGマジンガーとマジンダイザーの三体、他にはコンパトラーとホルテスと・・」
「わぁった、わぁった、それ作るのにどんだけいるんだ、材料や場所や金は・・・できるわけないだろう3年半だぞ、あと・・」
「すまん、すこしはしゃぎすぎた。」
「子供ね、まるで。」と二人の会話を楽しそうに神原は聞いている。
「それで、そう、宇宙一硬い物質をなんでも液状化する物質で液体にして、吹き付ける、さらに硬化剤でさらに固めると、紙でも宇宙一硬い紙が出来上がるってわけ。」
「成神!それが、そんなにうれしいのか?」
「つまりは、地球上のものも、これを使えば宇宙一硬いものになるって言う事・・だから、例えば大きなプラモデルを作って、これを吹き付ければ宇宙一頑丈な戦艦や避難船が完成するということになる。」
「それでぇよー、転写版は、何?」
「それは、できたらいいなと想像したら情報が出てきたんで、あるのか!と私自身も驚いたんだけど、これは、僕らの能力をコピーして使うことのできる物質のこと、欲しいのは榊の左手のスキルね、それをコピーして、それこそ神原の言ってたリサイクルセンターを弐本各地に作るんだ。どうせ、家やなにもかもが沈んじゃうんだから、その前に再利用する、ゴミも埋め立ての島も建物、道路ぜーんぶ物質分解して必要な材料にするんだ。これでだいぶまかなえるだろ?」
神原が話を変えようと御神に問いかけた「ところで、望、千里眼のマーカー機能はいい感じに進んでるの?」
「はい、成神さんと手をつないで、成神さんと意識を共有することで、そのイメージする方向がわかるようになりました、そして拡大すると赤く光るんです、たぶんこれがそう・・」と顔を赤らめながら話している、望は成神の手を握ると遠くを見つめた。
「あっ、どんどん先が見えますよ、翔子さん」
「ちょっと、ちょっと、宇宙だったら目を閉じなさいよ」
「だ、大丈夫、ここはアメリア、NAS、倉庫?赤いポイント、ここにそれがある。」
「念のために聞くけど、成神、今何を考えてるのさ。」と神原が問いかけた。
「何をって、御神さんのゴーグルだけど。」
「じゃぁよぅ、その材料が、そこにあるってことか、なんか漫画みてえだな」
『それ、ひょっとして!、隕石かっ!?』




