Episode:協力者探し(学者、技術者、町工場の匠達)
『TVにテロップがながれた。”7時54分東弐本にマグネチュード6の地震が発生しました、土砂崩れにより走行中の車が巻き込まれ、乗っていた方5人が確認されました、これによる被害は、死亡5名重軽傷者40人、度重なる余震と2日前からの大雨による地盤のゆるみから各地で土砂崩れが発生しています。津波の心配はありません。”』
このニュースを境に掲示板が騒がしさをました。
『ヒョー当たった、神様仏様Teamsさま・・』
『ナニこわーいほんとに起きた』
『次は次はどこよ・・』
掲示板を見ていた御神が成神に伝えてきた。「実際に起きて、また掲示板が騒がしくなってますよ」
成神はあらかじめ決めていた作業を御神に伝える。
「よし、じゃぁ、”Teamsからの警告”というスレッド立てて、そっちに移行しよう」
すぐさま掲示板も反応を見せた。
『Teamsからの警告が上がってるー確認確認』
「すげー反応、みんな相手にしなかったのにナ」
「起きたら信じるっていったじゃん」
「そして、次の書き込みと」といって、成神は次の警告を書き込んだ。『警告!:5月10日19時32分ネール 死者56人けが人241人』
『キター予言・・ありがたや』
『ネール国に誰か伝えないと』
『政府が動けよ政府政府政府、こんな時の政治家だろう』
『ヤバイヤバイヤバイ』
『私は易学者Teamsさん何か協力することはないか』
『オッそうだそうだ、協力体制オバ、他にいないのか』
『オラヨー、小セー工場だけど、こんなこといつか起きると思ってたぜ、何か作るんだったら協力するぜ、格安でな、俺に作れねーもんはネーぞ。』
『私も協力できる、自動車会社に勤めるエンジニアです、個人的に協力する、私も下町でロケット作ってるから・・』
書き込みを成神の背中越しに見ていた神原は、満足そうに笑みを浮かべた。「ケッコー、味方増えてきたじゃない。」
やはり嬉しそうにモニターを見つめる御神は、成神と榊に活動の成功を喜んでいた。
「このまま予言的中し続ければ、協力者どんどん増えますね、成神さん、榊さん。」
すかさず成神は次の作業を御神に指示した。「御神さん一応協力者の情報集めておいて、リストUPお願い。」
御神もやることがわかっているようだった。「連絡が取れるところ探してリストをつくっておきますネ。」
榊は当初の疑問、誰に協力を頼むのかが引っかかっているようだった。「けどよー協力者に、いったい何協力してもらうんだ?」
「それはこれからよね?成神さん・・。」
「そうですね神原さん、まずは宇宙服・・まではないか、とりあえず榊さんの手袋みたいなものと、御神さんのゴーグルを作れないかな。」と次なる作業を榊に伝えた。
「そりゃダメだろう。」
「なぜです、榊さん?」
「だって俺の場合、例えば地球の中で、ダイヤより硬いものはないし、そのダイヤをねじ切ろうとすると手をケガするわけだ、それ以上硬いものは地球上にはネー、御神だって、宇宙を見渡すゴーグルなんて、地球上では作れんだろうよ。」
何の根拠もなかったが、神原は前向きだった「ダイヤより硬いの探せばあるんじゃない?」
「だから、例えばって言ってんだろ!地球上で一番硬いもののさらに硬いものは。地球にはないって言ってんだよ!」
手詰まりと言わんばかりの榊に神原はおどけて見せた。「わっかりにくーい」
この二人の会話から成神はつぶやいた。「そっか!」
珍しく成神を納得させた思った榊がは”どうだっ”と言わんばかりだった。「だろっ。」
だが、成神の答えはそれではなかった。「宇宙だ!」
成神の突飛な答えに榊は驚いた。「なに!宇宙だ?」
状況が呑み込めていない榊を呆れるように神原は解説した。
「いま、あんたが言ったんでしょうが ”地球にはない”って。」
対象が明確になった成神は、御神に指示を出す。「御神さん、宇宙関連に携わってる方、エンジニアもだ、あと隕石学者みたいなの、御神さんの判断でいいからマーカー入れといて。」
勤めていたころにはなかった、重要な作業を命じられたと感じた御神は張り切って応じた。
「ラジャー!」
御神のらしからぬ言葉に成神は驚き確認した。「!!!ラジャー?」
「一度、言ってみたかったんだ。」
作業を伝えた成神は、神原の顔を見ながら許可を求めた。「そだっ!しばらく車にこもっていいかな?」
「何するのよ!」
「実験だよ、まずは、”宇宙を見渡せるゴーグル” に集中して、紙とボールペンと・・・」
しばらく成神が目をつぶる、ボールペンを持つ手が、すごい勢いで情報を書き始めた。およそ1時間ほどで書き終えた成神は肩を回した。
「ヒーッ、腕が疲れた、急に頭の中真っ白になったかと思ったら。」
心配そうに見つめる御神が傍らにいた。「1時間ほど書きっぱなしでしたよ。」
「えっ、1時間もかぁ、腕が疲れるわけだね。で、書いたのがコレね・・ナニコレ?」
呆れた顔の神原もいた。
「自分で書いたんでしょう、こっちは1時間もぼーっと見てたんだからね。」
そしてやることの手順を確認するように「んじゃ、まずは、これが何かわかる人を探そう。ついでに、”一番硬いもの” をイメージしてと」
と言って、成神はボールペンを握った、さらに呆れ顔の神原は、その場を立ち去りながら背中を向けて手を振った。「もう付き合わないはよ、ご勝手にーっ」
成神は次を書き出す前に、指示を出していた。
「御神さん、それで、この書いたものを、掲示板で公開してくれる、説明は書かずに、ただ警告!ってね。」
成神の意図がわからない御神は、指示通りにやるしかなかった。「はー・・やっておきます。」
「うん、お願いします。」




