秋の恋 ep35
家に帰った後、私はすぐに玲那に連絡を入れた。
個人チャット「白石玲那」
汐音「玲那!」18:10既読
玲那「何?急に」18:10既読
汐音「私やっぱり秋先輩のことが好き!」18:10既読
玲那「知ってたよ…わかりやすいもん…」18:11既読
汐音「そんなに分かりやすかった⁉」18:11既読
玲那「すぐにわかるよ…秋会長は逆に気づかないよね…」18:11既読
汐音「どうしようかな!?」18:11既読
玲那「でも秋会長は鈍感ってお兄ちゃんが言ってたからな…」18:11既読
汐音「なんかない⁉」18:11既読
玲那「そうだ!文化祭一緒に回れば?楽しいと思うよ?」18:12既読
汐音「それぐらい思いついてるよ!」18:12既読
玲那「じゃあすればいいじゃん」18:12既読
汐音「でもさ…誘うの…恥ずかしくない?」18:12既読
玲那「じゃああれとか?お兄ちゃんが言ってた言い伝えってやつ!」18:14既読
汐音「言い伝え?」18:14既読
玲那「なんか、文化祭の時に告白すると成功しやすいってのと、リボンかな。」18:14既読
汐音「リボンってあのリボン?」18:14既読
玲那「生徒全員がもらえるあれ。」18:14既読
汐音「何かあるの?」18:15既読
玲那「あれを文化祭の時に交換するんだって。そうすると恋が実るとか…」18:15既読
汐音「でもそれを秋先輩が知ってたらどうするの!」18:15既読
玲那「大丈夫。きっとそういうのに鈍感だから!」18:15既読
汐音「確かにそうかも…」18:15既読
玲那「ガンバ!」18:16既読
そして私は先輩とリボンを交換することを決意するのだった。
次の日。中等部にて。
小野寺T「じゃあいまから文化祭の誘導役を選ぶぞ~各クラスから一人と決まっているんだ。選ばれた人は高等部1年の人と当日1時~3時まで来場者の誘導をしてもらうことになる。その他の人はここのクラスの出し物をやるように!じゃあランダムで決めるぞ~」
市川「ちょっと待ってくださいよ!本当にランダムで決めるんですか?」
小野寺T「何か意見があるの?」
市川「いや…その…すいませんでした。」
小野寺T「じゃあ引くぞ~!」
私はほとんど高等部の人と関わっていないので、本当に当たることだけは嫌だった。
小野寺T「じゃあ誘導は汐音!お前にやってもらうぞ。」
有原「よかった~当たらなくって。」
森下「だね!」
汐音「えぇ…」
私はせっかくゆっくりできると思っていたのに、担当にあたってしまった。
小野寺T「当日は基本休日だが、生徒は12時までに登校して、13時~15時まで保護者の方々が来るので、それまでは遊べませんが、15時~17時までは基本的に自由です。その間は店番もしなくっていいので、遊んでください。」
玲那「去年までと違うんですね。」
小野寺「去年は自由な時間が少ないという意見をもらったので、せっかくなので時間を延ばしてみました。」
汐音「なんで私がやらなきゃいけないの…」
玲那「ドンマイ!」
そして私はめんどくさいと思いつつ、一日を過ごし、放課後、高等部のほうへ向かった。




