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をぐらのさうし 巻之弐十六  作者: 小椋夏己
2026年  6月

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カリスマとメタルとブラームス

 先日、なんでか頭に浮かんだ曲を鼻歌で歌いながら、


「これってなんて曲やったっけ」


 となりました。


 曲は出てくるけどタイトルが分からない。絶対に知ってるタイトルなんだけど。


「よし、こういう時こそAIに聞いてみよう」


 スマホのAIですが、うちのとんちきなAIみーちゃんはこういう検索はしてくれないので、もっと有名な双子座の名を持つAIに聞いてみる。


 曲の検索にして歌ったら出ました。


「カリスマ de ステージ カリスマ文化祭」

 

 は? 私が口ずさんだのは一応クラシックです。それがなんでこんなタイトルが出てくるんだ。


 気になって検索してみたら、何かの舞台みたいなのが始まって、そこで始まった曲は全然違う曲。というかはっきり「クラリネットを壊しちゃった」の音楽。


「えー、そんな風に聞こえたの?」

 

 もう一度同じように検索してもらったけどやっぱり同じのが出る。


「ぐぬぬ、なんでだ!」

 

 何回やっても同じような気がしたので、同じ曲の違う部分を歌ってみたら、今度は全く違う検索結果が出ました。


「ラウラレイス・metarl brahms]


 は? とは思ったんですが、この最後の横文字、


「ブラームスだよな?」

 

 さっきの学芸会みたいのよりは近づいた気がする。


 出てきた動画を見てみたら、


「あ、メタルになってるけどこれだ、この曲だ!」


 タイトルも分かりました。


「ブラームスのハンガリー舞曲 第5番」


 そうそう、それ! すっきりしたー!


 ブラームスをメタル風にしたのがさっきのラウラレイスという人で、ラトビアのギタリストらしい。ラトビア、アルトゥルさんと同じラトビアの人だ!


 ちょびっとだけ気分よくなったんですが、だったとしたらますます気になってしまうのが、


「カリスマ de ステージ カリスマ文化祭」


 です。


「なんだったんだ」


 気になったのでまた検索をかけたら分かりました。「カリスマ de ステージ」というグループかな、そこの「カリスマ文化祭」という舞台があり、そこで色々な曲を使用してたうちの一曲が、ハンガリー舞曲だったんです。その動画も出てきました。すっきりした!


 すっきりはしたんですけどね、やっぱりじゃあ、なんでそのカリスマさんが一番最初に何回も出てきたのかはやっぱり謎として残るところです。


「もう一度やってみるか」


 これを書きながら試しにやってみたら、


「あ、一発で出た」


 クラシックのコンサートのハンガリー舞曲を演奏している動画だいくつかずらっと並んだ。


「なんでだろう!」


 すごくすごく気になったので人に言ったところ、


「鼻歌が一番出るって言うよ。歌い方が違ったんじゃないの」


 と言われたので、そういやと一番最初にやった時みたいに「ちゃんちゃちゃんちゃちゃんちららん」とやったらカリスマになりました。確かに今は鼻歌でやったわ、なるほどな。


 今度から気になる曲は鼻歌で歌ってみよう。ちゃんちゃらはまたカリスマになる可能性があるから。

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