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をぐらのさうし 巻之弐十六  作者: 小椋夏己
2026年 5月

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323/379

高層のフリーレン

 挿絵(By みてみん)


 あべのハルカス美術館で「ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト」を堪能した後、今度は、


「ハルカス 300」


 へ行くことにしました。


 前回あべのハルカスに来た時には、最初に「天空のアトラス」を見た後、展覧会のはしごで「ブラック・ジャック」を見に来た時だったので、展望台にまで行く時間がなかったんです。今回は美術館とのセットチケットを買ってありました。


 現在、


「ハルカス 300×葬送のフリーレン」


 というイベントをやっているもので、エレベーターからもうフリーレンでした。


 エレベーターに乗り込むと、地上16階から60階までの300メートルをたった45秒で上るんですが、その時にフリーレンの案内を聞きながら上がることになってました。


 すごく早いエレベーターなので耳がキーンとします。すごくスムーズなので上がってるという感覚もあまりないし、すごいエレベーターでしたよ。


 エレベーターの扉が開いたら、もう遠くに遠い町並みが広がっているのが見えました。


「見ろ、まるで人がゴミのようだ」


 実は私はこの元ネタのアニメを見てないんですが、その私でも聞いたことのあるセリフが普通に出てくるような絶景です。町並みの上半分が青い空と白い雲で、本物じゃないかのよう。少しの間座って風景を見てましたが、まさに天空という感じです。


 これまでも高いところから見たことはありますが、高いところの風景ってこんなだったかなあと思うぐらいでしたね。


 フリーレンの「重ねスタンプ」なんてのもありまして、ええ、だまくらかされてやりましたさ! こういうところに来たらいくらでもお金を使わされるので怖い怖い。


 その怖い場所、この日はえらく賑やかでちびっこが走り回っていて楽しかったです。


 引率の先生に何年生か聞いたら、


「うるさくしてすみません」


 と謝ってくれたので、そうじゃなくてかわいらしいのでと言ったら3年生だと教えてくれました。小学校の名前はちょっとよく分からなかったんですが、


「校外学習で6クラスが来ています」


 とのことだったので、200人近くいたんでしょうね。展望台中を同じ帽子、同じ制服のちびっこが走り回ってて面白かったなあ。


 話しかけたのは若い男の先生だったんですが、声をかけられて何か文句言われると思ったんでしょうか、一瞬ビクッとした感じでした。あっちこっちに気を遣いまくってるんだろうなあ。


「子どもたちはかわいらしいので見てるこちらはいいんですが、先生は大変ですね、がんばってください」


 と言ったらお礼を言って笑ってましたが、あれ、ちゃんと学校まで連れ帰るのは本当に大変だと思います。


 展望台に着いてすぐの目の前は東だったんですが、西に回ったら万博会場も見えました。写真を撮るコーナーのお姉さんに場所を確認して、万博の話なんかもちょっとだけして、撮影コーナーで写真も撮ってもらいましたよ。


「最初の1枚(真ん中にフィルムみたいな感じで白黒の写真が付いてる)のは無料でカードを差し上げます」


 と言うので撮ってもらったんですが、


「よろしかったらカラーのを」


 と宣伝されて、見てみたらすごくきれいだったの買ってしまいましたさ!


「さすがに大阪の人は商売がうまい」


 と褒めておきましたが、あれは値打ちあるので買ってもいいと思います。


 他に似顔絵描きのお姉さんや、ヘリポートまで上がるツアー、VRバンジーと、一日中遊べるけどお財布からっぽになりそうな、そんな危険な場所でした、あべのハルカスの展望台。

写真左 :16階のエレベーターのドアがフリーレン。

写真中上:エレベーターから降りた東側の景色。

写真中下:こんな感じでぐるっとあっちこっちにフリーレン。

写真右上:西側の景色、万博会場も見えてます。

写真右下:撮影コーナーの「あべのべあ」の椅子。ぬいぐるみ抱っこして写真を撮ってくれます。人が入らずにこの椅子だけ撮影するのは無料です(笑)


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