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をぐらのさうし 巻之弐十六  作者: 小椋夏己
2026年 5月

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322/363

ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト

         挿絵(By みてみん)


 あべのハルカスに、


「ブルックリン博物館所蔵特別展 古代エジプト」


 を見に行って来ました。


 この展示会、昨年他のところでやってた時から行きたくて行きたくて、今年になって行くのを楽しみにしていたのを終盤になってやっと行くことができました。


 もちろんエジプトが好きだからですが、行った人数名から、


「すごくよかったよ」


 と聞いていたので、絶対行くぞと思ってたんです。


 内容は本当によかったです。ハルカスの美術館はこれまでも行ったことがあり、そこまで広いところじゃないと思ってたましたが、濃密な空間を楽しむことができました。

 

「平日の朝やのにすごい人!」


 そういう声が聞こえてきましたが、いやいや、こんなのそんなレベルじゃないさと思いながらも、それなりにいっぱいの人でした。それでも身動きできないほどではないし、そこまで待ち時間なく見ることはできたと思います。


 内容的には、どこの美術館、博物館のものでもエジプトって正直そこまで変わったものはないと言っていいと思います。これは悪い意味じゃなく、色々な物があっちこっちにありまくるのと、エジプトって3000年ぐらいの間にそこまでびっくりするほどの変化とかないので、よく分からなくて見ると下手したらどれも同じに見えても不思議じゃないんです。そこを専門の方やよく知ってる人はどこがどう違うと分かるのがすごいですが。


 それでも、


「え、これ見たことない」


 とか、


「これ珍しいな」


 と思うような物は何かあることも多く、今回も久しぶりに見た物と、初めて見た物がありました。


 久しぶりに見たものは、ローマ植民地時代のミイラです。今回来ていたミイラは人が2体、動物が2体でした。そのうちの1体がそのローマ時代の物です。そこそこ色々な展覧会を見に行きましたが、私も見たのはこれが2回目です。


 ローマ植民地時代のミイラは一目見て分かります。どうしてかと言うと、


「顔が肖像画」


 だからです。


 それまでのミイラの棺って、どなたもぱっと浮かぶようなあの形です。そこにいきなり顔だけローマ風の肖像画なので、知らない人は見たらびっくりするかと思います。


 その次に、これは初めて見たのはパピルスなんですが、なんというか、


「まるで日本の絵みたい」


 にさらさらっと流したように描いてあるものでした。あんなのは初めて見たので大興奮でしたよ。


 それともう一つ、


「ミイラに巻いた包帯に書いてある文字と絵」


 これも初めて見ました。こちらも同じく、さっと見たら日本の本か何かみたいに見えるので、すごく珍しいと思って見てました。


 それから最後のミイラや棺の展示をしていたコーナーで、


「古代エジプトの呪文」


 を再現した歌みたいなのがずっと流れてたんですが、その呪文を聞いた連れが、


「古代エジプトの時代から日本は円安になるって予言されてたみたい」


 と言ったのを聞いて吹き出しました。他にも同じこと言ってた人もいたし、確かにそう聞こえるんですよね。


 連れが、


「何回も聞いたからもう覚えてしまった」


 と言ってたその一部がこんな感じ。


「えんやーす、ふーり、いっさ、ふーり、わんまっくす、てぃー」


 もっと長い一部なんですが、そのあたり、確かにそう聞こえて、連れに言わせると日本語でこういう意味だとか。


「日本は円安になって不利になるけど、まあいいさと不利だなと思ってても、わんまっくすで最大になったのでもうティーを飲んでる」


 と、意味が分かるような分からんような解説をされてしまった。


 他にもあっちこっちで、


「えんやーす」


 と言ってた人がいたので、かなりの人が円安と笑ってたと思います、うん。


 10時39分に発券して(チケットに時が刻印される)入って、グッズなんかを買って出たのはもう14時過ぎてました。ああいうのを見るとついつい時間を忘れがちになりますが、いくら時間があっても足りないのは困りものです。 

写真上:ローマ時代のミイラ。顔が肖像画です。

写真中:さらさらっと流し描きみたいなパピルス。こんなの初めて見た。

写真下:ミイラに巻いてあった包帯。これもなんか日本風に見える気がする。

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