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をぐらのさうし 巻之弐十六  作者: 小椋夏己
2026年 5月

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セミか謎かニューモか

 前々回、


「はやりの風邪」


 で、今こういう風邪がはやっているらしいということを書きました。


 4月9日、墓苑に行く途中でいきなり喉にきた私は、はっきりこの瞬間から症状が出始めたなという意識があったわけですが、いつどこで拾ったかまでは正直分かりませんでした。


 その頃言われていた、


「セミ型」


 だとしたら、


「潜伏期間がとても長い」


 ということで、その間に行った場所なんて、決まったエリアだけとしても買い物だの病院だの、その他仕事関係だのであっちこっち行ってる。もちろんそこにも人がいるわけで、どこでどうなったか分からない。


 ところが、最近聞いた、


「謎風邪」

 

 だとすると、


「とても感染力が強い」

 

 ということで、H氏は、


「あの時、後ろでえらいこと咳をしてる人がいて、その翌日からなのであれかも」

 

 という心当たりがないこともないらしい。

 

 それでいくと私も仕事関係で短時間話をした高齢の女性なんですが、


「少し前まで風邪ひいてしんどかった」


 と言ってたその数日以内だったので、もしかしたらその人からもらったのかも。そんなことを考えていました。


 そこまでが限界で、実際に抗原検査をしたわけではないし、セミでも謎でも何が理由でも、


「しんどいものはしんどい」


 ので、治りさえすればもうなんでもいいやという気持ちです。


 ところが、ここにきて、


「その風邪、これが正体かも」


 という声が出てきました。その説が言うには、


「ヒトメタニューモウイルス(hMPV)」


 ってのが原因じゃないかということで、


「何その聞いたことない早口言葉みたいなの」


 と思いました。


 風邪だったら、


「菌」

 

 ですから、抗生物質が効きますが、


「ウイルス」

 

 だったら効きません。


「菌かウイルスか、どっちなん、だい!」


 なんだか分かりませんが、とりあえずこの「ニューモ君」の特色はこんな感じだとか。


・春から夏にかけて良好しやすい。

・子どもは高熱が出やすいが、大人はそうはならずにひたすら咳が長引き、喉の違和感がある。

・特効薬はない。


 とのことです。


 ウイルスなので抗原検査をすればニューモ君かどうか分かるんですが、


「6歳以上の抗原検査は保険適用外」


 ということで、大人が病院に行っても調べてはもらえないので、


「多分ニューモ君じゃないかな~」


 で終わるらしい。


 なんじゃそりゃ!


 ということで、今回の風邪の正体について、


・セミ

・謎

・ニューモ君


 の三つの説が浮上してきました。


 なんだかこうなると、推理小説のようになってきてますが、犯人当てしても特に治療方法が変わるわけではなく、対処療法しかないのなら、


「もうどいつでもいいや、とにかく治れば」


 という気持ちになりました。


 私はもうほぼ症状は治まってますが、と、花粉症プラス風邪症状とその後の長らく続いた倦怠感のために動けず、万博であれだけ積み上げた体力気力を根こそぎ奪われて、元のよわよわよれよれになってしまっているもので、少しずつでも取り戻したいと思っています。


 もう一回万博やってくれたら、すぐにも元通りになる自信あるのに! もっぺん万博やってくれんかな!

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