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【完結】POD Enemy  作者: D-delta
エピソード2 劣等感を抱く小さき子

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第六十五話 中身

やっと更新出来た……!

 時刻は午前十時。

 生存者たちは猫の尻尾と耳の騒動で騒がしい朝を迎えて、今は地図が広げられたテーブルを囲んでいた。

 もちろん生存者たち全員、猫の尻尾と耳を付けたままだ。


「昨日の続きだ。細かい作戦内容を考えよう。レイテット、前に行った時はどのルートで行ったか覚えているか?」

「ごめん、あの時なにも考えずに食糧とか色々集めていたからよく分かんない」

「そうか……それなら仕方ない、参考なしでどのルートを進むか考えよう」


 雛はレイテットの行ったルートを参考にしようとしていたが、頭を切り替えて一からルートを決めることにした。

 そうして雛は思考する。

 敵の巣窟である街の中心、武器調達時やお菓子回収作戦時とは比べものにならないほどの敵がいるのは確実だ。そして多種多様な敵がいる可能性も極めて高く、下手をすれば現実世界にいない想定外の存在まで出てくるだろう。


「どうすれば良いか?」


 頭を悩ませる雛。

 誰一人死なせず、常識の通じない敵を前にして生き残れるか。それを念頭に置いて考えなければならない。


「とりあえずここだ、ここにしよう」


 悩んだ末に考え付いた安全ルート。

 雛は赤ペンで進むルートを示し、街の中心から少し離れた地点にマークする。そこが今回最初に目指すべき場所だ。


「ここ、離れているけど良いの?」


 街の中心にそのまま行かないことに疑問を持ったレイテットは雛に疑問をぶつける。

 当の雛は「ここで良いんだ」と言い、続けて説明を始めた。


「今回は街の中心だ、正直言ってなにが出てくるか分からない。だからまずこの地点に移動して遠くから敵を偵察する。それから後の行動は偵察の結果次第だ」

「つまり様子見してから作戦決めて行くってこと?」

「そういうことだ。今回は今まで以上の危険が付きまとうからな、いつも以上に慎重で行きたい」

「うん、分かった。私はそれで大丈夫だよ」


 レイテットは雛の最も安全な作戦に賛同。

 そしてアイーラはなにも考えていない様子で「大丈夫よー」と告げて、美保は安全性を考慮して「特に問題ないわ」と告げる。二人共作戦に賛同したということだ。


「よし、明日作戦を実行に移す。以上だ」


 作戦内容の細かいところまで決まり、生存者たちは作戦会議を終わらせる。

 作戦会議後、生存者たちはそれぞれ休憩と家事、必要なことをやっていく。



  ※



 そして時間はあっという間に過ぎる。

 時刻は午後九時。

 生存者たちは晩ご飯を食べ終えて、それぞれ休憩に入っていた。

 そんな中、アイーラは自室で自らの銃――AEK971をぼんやり眺めていた。


「明日、いよいよ」


 拭えない不安。


――足を引っ張ってしまうのではないか、生き残れるだろうか、自らのせいで誰かを犠牲にしてしまうのではないか。


 アイーラの中で不安が渦巻いている。そして渦巻く中に劣等感が入り混じる。

 雛たちに褒められたとしても自信を持つことが出来ず、逆に褒め言葉はアイーラに重くのしかかる。

 劣等感と不安。

 その二つがアイーラを苛ませる。


「やれる、やれるよ……きっと」


 根拠のない自信を作り出し、アイーラは自らを騙す。騙さなければ劣等感と不安に押し潰される。

 そして期待や自信を忘れようとする。

 全てに諦めて、忘れてしまえばなにを失っても痛くないのだから。


「久しぶりにレイテットに忘れさせてもらおうかな」


 しかし今回ばかりは不安が大き過ぎて忘れ切ることが出来ず、アイーラは快楽を詰め込んで忘れる手段に出た。

 自室を出てレイテットの部屋へと進み、ノックもせずに扉を開ける。


「レイテット?」

「あっ!」


 レイテットの慌てた声と雛のほんのり赤く染まった頬。アイーラが目にしたのはいわゆるキスシーンだった。

 ムードをぶち壊してとても気まずい空気が流れ始める。

 完全にやらかしてしまったアイーラはそっと扉を閉めようとするものの、レイテットは「待って」とアイーラを引き留める。


「こ、こんな時間にどうしたの?」

「えーとね、またやってほしいなぁって」

「はぁ……あれね」


 アイーラの小声から出されるお願い。レイテットは溜め息を吐いてナニやってほしいか察する。ちなみに雛はまるで分からず、首を傾げていた。


「雛君、アイーラも混ぜて良い?」

「俺は構わない。けど、アイーラは良いのか?」


 雛に訊かれ、アイーラはコクリと頷いて「良いよ」と告げた。もはやアイーラは快楽を詰め込むことで頭がいっぱいだった。


「しかし三人で一体なにをする?」

「ふふ、そこは大丈夫! ちゃんと考えてあるから!」


 雛の疑問にレイテットが答える。

 そのままレイテットは「雛君、アイーラを開脚させるように持ち上げて」と雛に指示を出した。もちろん雛は真面目に指示に従い、なんの躊躇いもなく開脚させるようにアイーラを持ち上げた。


「雛君、真面目に命令聞き過ぎじゃない?」


 アイーラの童顔が雛の方に向いて告げる。そんな可愛らしい童顔に対して、雛は表情を緩ませて「彼女からの指示だからな。可能な範囲で従うさ」と告げた。


「ゾッコンなんだね」

「まぁな」


 アイーラと雛の会話。もちろんその会話はレイテットの耳にも入っており、レイテットは若干赤面していた。


「こほん、アイーラ」

「うん」

「メチャクチャにされても文句は言わないでよね」

「分かってる、だから早くお願い。この開脚恥ずかしいんだから」

「はいはい!」


 レイテットは早速アイーラの花園に手を出していく。


「あ……!」


 触れると漏れ出す甘い声。

 その声がレイテットの耳を刺激して、興奮と共に手が止まらなくなる。


「レイテット……雛君にも見られて、私……ぁ!」


 アイーラの羞恥心と共に甘い声は漏れ出し続ける。

 力の強い雛に固定されて抵抗することも出来ない今、アイーラはレイテットにされるがままにされていく。

 夜は深みを増していき、花園からねっとりした液体が垂れ落ちる。


「あ……くぁぁ!」


 夜の深みの中にアイーラは堕ちて、不安、劣等感、期待、自信を忘れる。

 失う痛みがないように、押し潰されずに明日を迎えるために。

 深い夜は過ぎて行く。


快楽で忘れるのも一つの手、なのかもしれない

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