34 僕たちの冒険はこれからだっ!
「戻りましたよー」
「うーい」
座敷で寝っ転がって何やらステータスを弄っているタクミへとレイは声をかけた
「他の皆さんは?」
「アキとタカは爆睡中。マーさんはさっき戻って来て、温泉いってる。
エルフ姉妹はタマモさんにどっか連れてかれたわ」
「ん、了解です。色々情報手に入れて来ましたけど、全員揃ってからにしますか?」
「そだなー」
「あ、僕タマモと姉妹探してきます。全員揃ったらメッセかコール下さい」
「ういー」
難しい顔でステータス・・・恐らくスキル構成を弄っているタクミを置いといて
まずはタマモと姉妹を探す事にしたレイは屋敷内を探索する事にした。
大広間から出て、キョロキョロと見回しながら彷徨っていると、赤い狐に話しかけられた。
「おう!ちみがレイだね!おいらは赤狐ってんだ!こんな所うろついて
どうしたってんだ??」
こてんと首を傾ける赤狐に愛らしさを感じつつ、レイはタマモを探してる事を伝える。
「あータマモ様かぁーなんかめんこい姉妹連れて奥の間に行ったと思うぞー?」
場所を聞き、レイは赤狐にお礼を告げて目的地へと向かった。
「気にすんな!お前はもう仲間で家族だからな!」
愛らしい赤狐に顔を綻ばせつつ、レイは目的地に到着した。
「タマモー?いるー?」
襖に向かい声をかける
「いるでありんすえー 入ってくんなましー」
「ん」と返事をして襖を開けて入る。
「「レイ様、おかえりなさいませ」」
綺麗に手を三つ折りにしながらアディとルディが頭を下げる。
「はい、ただいま。それで何してたの?」
レイは宮元家のメイド達を思い出させる姉妹に微笑み、タマモへと問う。
「ちょっとお話してたんでありんすよ」
「ん、そっか。まだ話しは終わって無いかな?僕席を外しておこうか?」
「いんえぇ もう終わっていんす そろそろ出発でありんすか?」
「皆が揃ったら旅の打ち合わせしてから、かな?」
「はらはら じゃあ一緒にいきんしょ」
「んっ」
タマモにさも当然の如く抱きかかえられながら一同は大広間へと向かう
最近抱っこされるの慣れてきたなぁと思いつつ、フレンドメッセージにて大広間集合と
皆に伝えておいた。
「あっ、二人共起きたんですね」
なんとかタマモにおろして貰い (すごく残念そうな顔をされた)三人揃って
スキル談義をしていた高校生トリオへと声をかける。
「よく寝たわー 俺のベットより寝心地良くて一瞬で落ちたけど」
「あ、俺もだわ」
「だべ?」
「んで?場所わかったのか?龍の国。」
アキトがレイへと尋ねる
「一応わかったんですけど・・・・」
少し言葉を詰まらせるレイを不思議に思い、タクミが問う
「どしたん?なんか問題あるんか?」
「ん・・・とめっちゃ遠い(・・・)です」
「どんくらい?」
「最短で二ヶ月くらい・・・・」
「「「・・・・・ま?」」」
「マジです。」
「ありゃー・・・・」
全員が暗い雰囲気になる。
「こりゃ諦めて、一回デスペナっとくかぁ。後一日したら流石にALIOSから通知来そうだし」
「だなー」
「アキ、タク。俺はイエローで食事取れって通知来てるぞ」
「まじかー・・・急がねぇとかぁ。」
「あての術で近くまで 飛ばせるでありんすえ?」
「ごめんレイ、悪いけど一回・・・・え?」
アキトが鳩が豆鉄砲食らったのかの如く顔を剽軽な顔をタマモへと向け
それに釣られ、タクミ、タカヒロ、レイもタマモへと視線を向けた。
「ほんとに?」
「近場にあての祠がありんすから」
「なんか・・・・お代とは必要ですか?」
タカヒロが少し心配そうな顔で告げる
「はらはら そうでありんすねぇ したらば、あの龍に会いんしたら
火酒を一樽もろうて来てくんなまし」
「了解です!全身全霊で取ってまいります!!」
「げんきでありんすねぇ」
「そうねぇ☆」
「あ、マーちゃんおかえり」
「はぁい☆タマモっちお風呂ごちそうさま☆もうお肌ぷるぷるよんっ☆」
パァン!と何故か尻を叩きながら美肌アピールを決めるサナダ
「はらはら それはようござんしたえ」
扇子で口元を隠しながら妖艶に笑うタマモが、レイへと視線を移す
タマモの視線を感じたレイは、皆に告げる
「よしっ!行こう!冒険に!」
目を煌めかせ、楽しくて仕方がないと、言外に発せられた空気にレイ以外の全員が
心が浮き立つのを感じた。
「こういうのは雰囲気が大事だな・・・・うっし!行こうぜ!冒険!」
「俺も乗っとくか!まだ見ぬ地へ!」
「まだ見ぬ未知へ!」
三人組が順番に立ち上がる
「うふふ☆こういうの、ワクワクするわね☆それじゃあ未知を既知にしに!☆」
サナダはボディビルの様なポーズを取り
「「主様の行く所が我らの行く場所にございます」」
闘志を浮かび上がらせながらも可愛さの目立つ姉妹が声を出す。
「それで、タマモ、何処に飛ばしてくれるの?」
レイはタマモに問う
「龍出流国の手前 水の都アクウィリスでありんすえ」
■ 水の都アクウィリス 適正レベル 25
現在■■■■と戦争中
現在関所の有る場所では・・・・




