30 フラグって見えても面白いよね
少し構想練る為に昨日は投稿お休みしましたという
理由をでっち上げてサボった事を隠すスタイル☆
投稿再開でっす☆
お詫びでは無いですが、本編を300話くらいで考えてます
終了後は、その後の二部をやるか、アフターを書くかで悩み中
まだ本編どうなるかわかんないんですけどね!
「あなたは昨日の・・・・」
はっと時が止まったかの様な、この場全員の意識が白き美少女へと
集中する中、赤衣の女の声が途中で止まる。
【太刀風】
さっと、振り払われた二刀が血糊を払い、蒼き眼は残りの赤衣を真っ直ぐに捉え
赤衣の集団が反応、対応するよりも行動する。
【蒼炎乱舞】
身体の周囲に漂っていた蒼き炎が白き美少女を軸に回転を開始し
蒼き軌道を残しながら赤衣の集団へと殺到する
「っ!敵襲!昨日の奴だ!アレン!リョウ!詠唱開始!ヤスタケは・・・」
手斧を構え、団員へと指示を出すも返事が帰って来ない。
大柄な男が振り向くと顔から蒼き炎を立ち上らせる団員二人が、苦しそうに藻掻いている
すぐに大柄な男が回復の為のアイテムを取り出そうとメニューを操作しだした時
ひゅっと暗闇を切り裂く音が耳に去来した。
「っ!!」
横を通り抜ける白が一瞬写り背筋に何か嫌な感覚を覚える
前転をし、なんとか姿勢を立て直すと、白き美少女が納刀から抜刀の構えを見せ
その深く腰を降ろした体制から雷を宿す二刀を抜き放つ
【紫電】
左右に展開していた赤衣二人の首を視認も叶わない速度で切り飛ばし、大柄の男へと視線を向ける。
「こんな復讐出来るなんて・・・最高のゲーム・・・だね?」
にっと歪めた薄い桜色の唇から舌を出し
頬についた血を艶かしく舐め取りながら大柄の男へと歩き始めた。
「くそが!こんなんクソゲーだ!」
唾を飛ばしながら大柄な男は叫ぶ
「何故?勝って負ける。それがゲームでしょ?」
「はぁ?負けるなんざクソゲーだろ!?自分の思い通りにすんのがゲームだ!」
「えぇ・・・始めての見たよ、害役プレイヤー・・・・」
「現実じゃ出来ねぇ事して何が悪いってんだ!」
「んー・・・これが完全一人用のゲームで、それを君が一人でただ自分の欲望を満たす
為だけにやってるなら文句はないよ?でもね、最初のチュートリアルでも言ってたじゃ
ない?ここのNPCは生きているって。」
「あぁ?そんなの唯の設定だろ!多少リアルに作ってるが、ゲームはゲームだろが!」
(クソ講釈タレやがって!クソが!・・・だがよぉ・・・てめえがプレイヤーって事は
もう知ってんだ!昨日のオカマ野郎も居ねぇし、団員殺って油断してんなら・・・!)
大柄な男は襲撃者へ向けて焦る演技を続けながら、気が付かれない様にメニューを
操作し、とあるアイテムを取り出し、反撃の機会を伺う
「ま・・いっか。人それぞれだもんね。僕も僕のしたい事をするよ」
「はっ!ガキが調子にのりやがって!俺はレベル18だぞ!?意味わかっか?あ?」
(団員達が一撃で殺られた所を見ると、AとSが突出したステだろう。俺の鑑定スキルじゃ
レベルまではわからねぇが、確実に俺よりは5は低い。勝機は十分だな。
多分ヤスタケは距離とってるだろうから、後で合流して続き(・・)でもすっかな!
よし・・・早く来い!その綺麗な顔グチャグチャにしてやるぜ!)
心の中で笑みを浮かべ、ゆっくりと近づく白き美少女が射程距離
へと侵入する時を待つ。
(今だ!)
所定距離に入ったと確信し、後ろに隠していたナイフを投合する。
名を蠱毒の短刀
そのナイフはとあるダンジョンでのドロップ品であり、レア度3。つまりユニークだ。
効果は麻痺と毒。とっておきのアイテムであり、ここぞの場面でだけ使用してきた物。
さらには大柄な男は貴重な流派を斧術と投合術に使用しており、ステータス、ジョブ共に
A(攻撃)に上昇補正が入っている。
その高い腕力と投合術が組み合わさった必殺の一撃が、音速に届くかと思われる速度で
白き美少女の顔面へと迫った。
「あー・・・そうなんだ。すごい・・・ねっ!」
まるでそこに来る事がわかっている(・・・・・・)かの如く
すっと首を曲げ、当然かの如くナイフを回避。白い髪が月明かりに照らされて輝く。
「うそだろ・・・チートかよ・・・」
驚愕しつつ、なんとか手斧を構える大男
そして、二刀を上下段に構えながら跳躍して来た敵へと手斧を振るう。
【豪断ッッ!】
【太刀風!】
手斧と二刀が交錯する。
大柄な男は当たったと確信し、口角を上げながら次の一撃を繰り出すべく、手斧を振り上げた
「あ・・・?」
振り上げたはずだった(・・・・・)
妙に軽い両腕の感覚に不思議に思い、手を顔面へ差し出そうとするも、何も映らない
あるのは地面に落ちた自分の両腕と、それに掴まれた手斧が血の水垂まりに
沈んでいた光景のみであった。
「ヒッ!俺の・・・うでっ!うでがっ!なんで??」
「切ったから」
大柄な男が顔を上げると、二刀を中段真一文字に構えた白き美少女
本能的に、根源的欲求が大柄な男を支配する
逃げなくては
恐怖 驚愕 嫉妬 怒り
負の感情がごちゃまぜの感情の嵐の中、その肉体が出した事は
目の前の強者からの闘争であった。
「たっ!たすけっ!」
敵に背を向け、走りだすその背に、容赦無く二刀が振るわれる。
【繚乱の舞】
脚、腹、背中、首、鼻、目、脳、舌、内蔵
瞬時に、瞬く間に身体をバラバラにされて行く
対ペインスキルの影響か、痛みは感じないものの、全身を、体内すらも痺れが伝い
自分が切り刻まれている事わ認識する。
そのあまりの苦痛に耐えきれず、男は意識を闇の中へと消し去って行った。
最後に二刀の納刀する、キンッという音を聞きながら。
「はらはら、げに柔らかい・・・あっタマモのが移った・・・・」
やれやれと、ため息を吐きながら、レイ(・・)は森の中の暗闇に話しかけた。
「マーちゃん、討ち漏らしありがと、どうだった?」
ぬっと闇から現れた女装そた偉丈夫は、妙にくねくねしながら答える
「ぬふんっ!そんなの気にしないでっ☆百点満点じゃないけど、綺麗だったわぁ☆」
「ん、ありがとっと・・・・大丈夫ですか?」
青年三人組と姉妹へと視線を向け、声をかける。
アキト、タクミ、リョウは三人一斉に声を上げた。
「「「はい!大丈夫です!ありがとうございます!」」」
「うふっ☆あたしあなた達みたいの・・・す・き・よ☆」
バチィン!とウインクを飛ばされた三人は子羊が如く震え上がった。
「・・・っと!マーちゃん!そんな事より、この子達!」
「はっ!ついつい若い男子に瞳奪われていまったわっ!マーの馬鹿っ☆」
こつんっ☆では無くゴッ!☆と豪快な音を立てながら頭を叩いたサナダとレイは姉妹の
少女へと駆け寄り、すぐに手当を開始した。
「これは・・・酷すぎる・・・間に合わなくて・・・・ごめん。本当にごめんよ・・・」
その惨状にレイはあの赤衣達への怒りよりも、自分は助かったのにこの姉妹は間に合わなかったと
罪悪感が駆け巡る。
「レイっち、そういうのは後。それに貴方の気にする事じゃない。あたし達の出来る事と
この短い両腕は、そんなに広くないのよ。」
姉妹を介抱しながら、サナダはレイへと優しく声をかける。
「それは・・・うん。そうだね。僕が落ち込んでも意味が無い。よし!
【月光癒!】これで傷は大丈夫なはず!・・・大丈夫かい?さっきからじーっと
僕の顔を見てるけども・・・まだ混乱してるよ・・・わっ!」
姉妹二人はじーっと、レイが登場してからずっと、レイの姿のみを真剣な眼差しで
目を離さなかった。その姿を瞼に焼け付ける様に。
そしてレイが回復用の妖術をかけると、姉妹はレイへと抱きつき、口を開く。
「「尊きお方 感謝致します お名前はなんと言うのでしょうか?」」
長い耳の整った顔、泥で汚れているものの、透き通った金髪
そしてはだけた衣服に上目遣いに、レイはくらっと何かを感じたものの、優しく応える
「僕はレイ 君たちは?」
名を告げると、姉妹は涙を流し始める。
慌てて、しかしどうすれば良いのかわからず、レイは姉妹の背中を擦る。
しばらくの嗚咽の後、姉妹はしずしずと掠れた声で話し始めた。
「マティーニ氏族 星占術のラドが娘 アディです」
「マティーニ氏族 星占術のラドが娘 ルディです」
「アディにルディね。うん。よろしく。親は?どうしてこんな所に?」
姉妹は顔を見合わせた後、アディが口を開いた。
「親は死に、森は焼きはらわれました。」
固い決意が宿る瞳でレイを見つめながら続ける
「同族に追われ、私達姉妹はここまで逃げて来たのですが、どこからか赤衣を纏った
人族が現れて・・・・」
一度下を向いた姉妹に、レイはすぐに抱きしめなくてはいけないと感じ、そっと姉妹を両手で
する抱擁する。
言葉は何も思い浮かばず、只々、こうしなくてはいけない感覚と何も出来ない焦燥感に襲われて
いると、姉妹は顔を上げる
「全て父様の占いでわかっていた事です。お心遣いに感謝を。」
「そして、我らの忠誠をどうか、受け取り下さい」
「・・・・ん?」
あれ?なんか空気が可笑しいぞ?と思い始めるレイ
「我らが一族はエルフの中でも異端」
「精霊魔法を是としない一族でございます」
「あ・・・う、うん。」
「星占術にて一族は滅ぶ運命を悟った父は」
「この森にて主に出会うと」
「ん・・・」
「その主は白き髪 耳 尻尾を持ち」
「蒼き炎を纏って悪を焼き払うと」
「あー・・・それは僕だねぇ・・・炎は狐火だし・・・」
「「どうか、どうかお側に。この生命尽きるまでお側に・・・どうか」」
『エルフ種 アディ ルディ が眷族化を願い出ています 魂の契を交わしますか?』
(眷族化!?魂の契!?まぁたしらないワードが・・・これもイベントっぽい・・かな?
にしても・・・この子達がメイド服着たら・・・・あ)
手が勝手に(明確な意思)承認を選択していた。
途端、自身の内側から細い糸が伸び、二人の姉妹の胸元へと溶けて消えて行った。
(ログは無し・・・でも・・・何か姉妹と繋がってる感じがする・・・)
姉妹は糸が胸元に消えたのを確認すると、意識を失ってしまった。
レイは困り顔でサナダへと顔を向ける
「マーちゃん・・・どしよ。なんか眷族になっちゃった。この子達・・・」
少し難しい顔をしていたサナダはぱっと表情を笑みに変える
「なるようになるわっ☆それに磨けば光るわよ、この子達。レイっちも男ね☆」
「えへへ・・・姉には内緒で・・・」
「大丈夫よん☆これはあたし達のひ・み・つ☆」
「ありがと、マーちゃん。とりあえずタマモのとこ「すみませんっ!」に?」
このまま勾玉を使用してタマモの所に戻ろうかとしていると
すっかり忘れて居た三人組が声をかけて来たのだった。
「助かりました!俺はアキト、後ろのメガネがタクで、茶髪がタカです!」
「いや、タクミです」
「あ、俺はタカヒロって言うよ、お嬢さん」
なにやら小声で言い合いながら再度アキトと名乗る青年が声を出した。
「俺達、まだまだ弱くて、その姉妹助けられなかった所、助けて貰ってありがとうございます!」
「ん・・・いいえ、自分が出来て、見逃せなかっただけです。」
「それでも、ありがとうございます!それとフレンドなりませんかっ?是非に!」
「あ!おま!おっ!俺もお願いします!」
「お前ら・・・すみません、俺も良いですか?お嬢さん。」
「あ!良いですよ!そういえば初フレンドだ!」
「あ、あたしも忘れてたわ☆後でフレンドになっときましょ☆」
「「「ありがとうございますっ!!」」」
三人組はちょっと頬を赤く染めながら喜ぶ。
「あ、と。茶髪の・・・・タカ?さん?僕、男ですよ?」
「「「ふぁ?」」」
三人の気の抜けた声が森に響き
その暗闇を登り始めた太陽が照らし始めるのであった。
この後めちゃくちゃフレンド交換した。




