閑話休題④
進行役「さて。今回も始まりました、自由帳ラジオ。ゲストは勿論、マゼンタとしーちゃんです」
マゼンタ「……どうも」
進行役「ありゃーマゼンタ君、借りて来た猫みたい」
マゼンタ「んー、章も終わってねぇのに話す事無いっつーか。あんたの事あんまり知らないですし、反応に困ります」
しーちゃん「堂々としてれば良いのよ! ふん! 冴えないあんたには無理かしら?」
マゼンタ「あ? 向こう見ずなお前とは違ぇんだよ」
進行役「あははー、緩和剤も招待すべきだったな」
しーちゃん「はぁ? 何笑ってんの? 私が時間作ってやってるんだから、感謝して首を垂れなさい」
進行役「無知って怖いなぁ。えーそれでは、第4章前半が終了しましたので、振り返りでもしましょうか」
記号「前半って言い切っていいのー? 無計画って聞いたよー?」
進行役「都合が悪ければ中盤を使います」
マゼンタ「前半つっても、あんまし進歩してねぇんだよな。ダンジョンの攻略も半端なとこ多いし、D級冒険者になりゃクエストの幅増えんだろうけど……」
しーちゃん「へー、1人で四六時中、素材集めててよく言うわね。髭面から聞いたわよ。『ベテランよりダンジョン滞在が長い異常者だ』って。あんたの脳みそ、ダンジョンで埋め尽くされて腐ってるんじゃないかしら」
マゼンタ「いや、あんま行けてねぇって。シロさんに2時間以上の睡眠を強要されてるし。……ま、言われてなけりゃダンジョンに住むかもな」
しーちゃん「え……予想以上でドン引きだわ」
進行役「マゼンタはダンジョンジャンキーだもんね。君にはもっと外に目を向けて欲しいものだよ。……あっそういえば、マゼンタは仲間の入れ替わりには心動かされた? 感情の欠けた君が、どう思ってるのかずっと気になってたんだ」
マゼンタ「んっと、アギルマーの態度は腹立ったかな。どこで何してんのか知らねぇが、ちゃんと話がしたい。ヤカブもなんか言いたげだったし。……ミミルの事は普通に悲しかった」
しーちゃん「なーに、しんみりしてんのよ! 話し合って決めた事にケチ付けてんじゃないわ! みっともない!」
進行役「そっかそっかー、人の心情って面白いね。過去に執着するのは心ある証拠らしいよ。僕には解り兼ねる感情だ」
しーちゃん「……気持ち悪い奴ね、あんた」
進行役「ははっ。おっと、そろそろ時間だね。後半も変わらず、マゼンタの冒険譚をお送りします。物語の舞台は王都へと移り、主人公であるグレンがどう関わって来るか見ものですね。では、さようなら。また会いましょう」




