表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
モンスターテイマー 〜リョーガと愉快な仲間たち〜  作者: 紫龍院 飛鳥
第六章 リョーガと大規模任務

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

47/148

第四十三話 ミーニャとロリコン戦士


…一方、その頃二班は町で聞き込みをしながら捜索をしていた。


「…目ぼしい収穫はなしか」

「うーむ…一体どこにおるんじゃ?」


「おう、おんしら…何か収穫はあったがか?」

「ん?あぁおっさんか…こっちは全然、そっちは…って、おい…」


ゴン座衛門についていったミーニャとメリッサはゴン座衛門に買ってもらったであろうお菓子を食べていた。


「おいお前ら、ちゃんと真面目に聞き込みしてたんだろうな?吞気に菓子なんか食いやがって」

「仕方がなかろう…この娘らがどうしても食べたいっちゅうもんじゃき」

「だってメリッサお腹空いたんだもん」

「ウチもっす、ウチも食べたいって言ったらおじちゃんが買ってくれたっす」

「お腹空いたって、ついさっき弁当食ったばっかだろうに…ったく」

「まぁそうカリカリするでないわユラ殿、腹が減るのは元気な証拠じゃ!クァーッハッハッハッハ!」

「流石フウラの姉ちゃん!よく分かってるっす!」

「はぁ、ったく…先が思いやられるぜ」


深くため息をつくユラ、するとその時だった…。


「キャアァァァァ!ど、泥棒ー!!」


「!?」

「にゃっ!?」

「おいでなすったぜよ!」

「あっちっす!」


悲鳴のした方へ向かうと、女性が座り込んでいた。


「そこのご婦人、何があったがじゃ?」

「ついさっき、後ろから私のバッグを盗られたんです…」

「何じゃと!?」

「おい、そいつは?どこ行った!?」

「バッグを盗った後、屋根に飛び乗ってそのまま走ってどこかへ…」

「屋根に…すごいジャンプ力なのだ…」

「こりゃ常人じゃ間違いなくできん芸当ぜよ…間違いねぇ、『目黒一家』じゃ!」

「とうとう尻尾出したな!追いかけるぞ!」

「おう!ここは儂に任せい!」


と、飛び上がり空から探しに出るフウラ


「おぉ、と、飛んだぜよ!?」

「フウラは竜人種だからな…こういう時空飛べると羨ましいな」

「ホントなのだ」

「…メリッサの姉ちゃんは飛べないんすか?翼があるのに」

「うん、メリッサは翼が小さいからちょっと浮ける程度だけしかできなくてあんな風に自由に飛び回るなんて無理なのだ…もっと大きい翼を持ってる悪魔だったら自由に飛べるのだ」

「ふぅん…」

「んなことより、アタイらも早く追うぞ!」

「おう!」

「うぃっす!」

「のだ!」



・・・・・



「待てぇ!」


逃げるひったくり犯を追うフウラ


「この儂から逃げ切れると思うな!『竜風弾ドラゴンバレット』!!」


足元を狙って術を放ち、転ばせる


「クァーッハッハッハッハ!観念せいこの盗っ人め!…ん?、!?」

「フウラ!」

「おう、お主達か…」

「ん?もう捕まえたのか?」

「あぁ、じゃが…これを見てくれ」


と、フウラはひったくり犯の頭をむんずと掴んでミーニャ達に見せる


「なっ!?こ、これって…」

「『人形』…なのだ」


なんと、ひったくり犯の正体は人間ではなく人形だったのだった…。


「どうなってんだ…?なんで人形が動いてんだ?」

「分からん…どうなっておるのだ?」

「!?、はっ!フウラの姉ちゃん!今すぐそいつを捨てるっす!」

「ん?どうしたのだミーニャちん?」

「いいから早く!」

「ミーニャ殿?一体何を…」


と、次の瞬間だった…



“ボンッ!”



突然人形が爆発したのだった。


「!?」

「フ、フウラ!」

「フウラの姉ちゃん!」

「フウラちん!」


「けほっ、けほっ…いやぁたまげたのぅ、流石に肝を冷やしたわ」

「おい!無事か!?」

「あぁ、これしきで死ぬほどヤワな鍛え方はしておらぬ…だが今ので左腕の骨が少し折れてしもうたがの…」

「あんだけの爆発に巻き込まれて骨折で済むって…どんだけ頑丈なんだよ竜人種って」

「それにしてもミーニャ嬢、おんしよく分かったのう人形が爆発するっち」

「うん、なんか分かんないっすけど…あの人形からゾゾゾォって嫌なカンジがしたっす…そしたらいきなり爆発して、ウチもビックリっす」

「そっか、そういやリョーガから聞いた…お前勘がいいんだっけな」

「うぃっす!」

「そうじゃ思い出した!たしか目黒一家の中に人形を使う『傀儡師』がおったはずぜよ!」

「傀儡師?」

「あぁ、たしか名前が…」


するとその時、さっきと同じ人形がもう一体現れた。


「!?」


人形は腕に仕込まれたナイフを取り出し、襲い掛かってきた。


「くっ!」

「ふぬぅん!」



“バゴォンッ!”



と、ゴン座衛門が金砕棒の一撃であっという間に粉砕してしまった


「お、おぉ…」

「『操演の黒天丸』…おんしじゃろう?姿を現せい!」

「フフフ、バレてしまっては致し方ない…」


姿を現したのは、全身黒ずくめの忍装束を纏った男


「やはりおんしかえ…往生せい!」

「フン…馬鹿力だけが取り柄のお主では拙者には敵わぬよ、『忍法・常夜帳とこやとばりの術』」


すると次の瞬間、辺り一面真っ暗な闇に包まれた。


「!?」

「何なのだこれ!?」

「外部からの光を遮断する結界じゃのう…彼奴め、この暗闇に乗じて仕掛けてくるはずじゃき、気を付けるぜよ…」

「くっ…」


互いに背中合わせになり警戒する


「さぁ、『人形劇』の開演だ!」


すると、四方八方から人形達が攻撃してきた。


「!?」


迫りくる人形軍団達を必死に退けるミーニャ達


「チッ、こう暗いと戦いづれぇったらありゃしないな…」

「ウチは全然平気っす!」

「マジか!?お前見えてんの!?」

「猫は夜目が効くからのう…」

「そういうことっす!だから人形使いはウチに任せるっす!うにゃあぁぁぁぁ!!」


黒天丸に向かっていくミーニャ


「ナメるなよ小娘!」


忍者刀を抜いて応戦する黒天丸


「うにゃあぁぁぁぁ!!」

「くっ!中々やりよる!」

「おっ?なんか人形の動きが鈍くなったぞ」

「傀儡師は人形の操作にかなりの集中力を使う、ほいじゃき今はミーニャ嬢と戦っておるきに人形の操作に集中できんがじゃ!」

「フンッ、よく知っておるな傀儡師の弱点を…だがこれならどうか?フンッ!」


と、突然人形達の動きにキレが戻った。


「なっ!?なんか急に元に戻ったぞ!」

「そんなバカな!今も彼奴はミーニャ嬢と戦っておるはず…」

「多分、スキル『並列思考』なのだ…」

「並列思考?おいおい冗談だろ?あまりに扱いが難しすぎて今じゃスキルブック自体が絶版になってるはず…」

「ハッハッハッ!どうだ驚いたか?たまたま盗みに入ったところで偶然手にしたのだ!どうやらこのスキルは我々傀儡師にはおあつらえ向きのようであるな!」

「くっ!このままじゃ埒があかねぇ!メリッサ!」

「はいはーい!任せるのだ!ナウ・ミュージックタ〜イム!」


ギターを鳴らし味方を鼓舞するメリッサ


「なんじゃ?不思議と力が湧いてくる…やるぞぉ!」

「痛みが消えた…これなら十分戦える!クァーハッハッハッ!祭りじゃ祭りじゃあ!!」


(何だあの術?…あの女が奏でる音で奮起したのか、ならばあの音を止めるまで!)


すると黒天丸は、人形をメリッサの背後に這い寄らせ、羽交締めにして演奏を止めさせた。


「うわっ!?」

「メリッサ!」

「このまま腕をへし折ってくれる!」

「メリッサの姉ちゃん!」

「おっと!行かせはせん!」

「にゃっ!?」


「くっ、固ぇ…なんて力だ!」

「くそ!両腕さえ使えれば…」

「メリッサ嬢!くっ、この…」

「い、痛いのだ…」

「くっ!己ぇ、少女を泣かすことはワシが許さんぜよ!うあぁぁぁ!!」


すると、ゴン座衛門はとんでもない馬鹿力を発揮し人形を破壊してしまった。


「なっ!?」

「なんつー怪力だよ…ロリコンパワー恐るべしだな」

「だからワシはロリコンではなぁい!ワシは全ての幼気な少女達の味方、少女を泣かすようなけしからん輩はこのワシが断じて許さん!!ぬあぁぁぁぁ!!」


金砕棒をブンブン振り回して強烈な風を巻き起こす



“ピキッ、ピキピキ”



「なっ!?結界が!」



すると、忽ち結界が崩壊して光を取り戻した。


「わっ!眩しっ!」

「こりゃあたまげたのぅ…」

「ゴンちん、すごぉい!」

「馬鹿力め…」

「もうおしまいにしてくれよう…メリッサ嬢を泣かした分、そしてワシの怒りの一撃…思い知れぇぇぇ!!」

「なっ!?ちょ、まっ…」

「『金剛・振須韻愚フルスイング』!!」


「ぐぎゃあぁぁぁぁぁ!!」


渾身の力を込めた金砕棒の一撃で黒天丸を沈めた。


「…おじちゃん、すげぇつえーっす」

「と、メリッサ嬢!ケガはないかえ!?」

「うん、大丈夫なのだ…」

「おうおうそうかそうか、それとミーニャ嬢は!?」

「うぃっす!ウチは平気っす!」

「よかったぜよ、おんしらが無事で…まっことよかったぜよ!」


と、二人を強く抱きしめるゴン座衛門


「お、おじちゃん…苦しいっすよ」

「おっと!スマンかったき…」

「やれやれ…でもまぁ、おっさんのおかげで助かったぜ…」

「そうじゃのぅ…痛っ」

「おい、フウラ…大丈夫か?」

「うむ…我慢しておったが、そろそろ限界のようじゃ」

「参ったな、リョーガもぷよたんもいねぇし…なぁ、おっさんは治癒スキル使えねぇ?」

「無理じゃな、そういうのはソウの字(ソウカイ)の仕事じゃき…ワシは法術は使えん」

「ならメリッサにお任せ!」


と、メリッサはハープを取り出して音を奏でる


「ん?おぉ、みるみる痛みが引いていく!」

「『音曲魔術・ヒーリングメロディ』なのだ」

「お前、何でもできるんだな…」

「最も、治癒スキルほど治療効果は弱いからまだ無理して動かしちゃダメなのだ…」

「分かった、痛みが引いただけでも有難い…」

「とりあえず一旦リョーガ達と合流しようぜ…」

「それがいいっすね」

「そうじゃのぅ…」




To be continued…




-----【To days Result】-----



操演の黒天丸  -Win-

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ