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ゴーレムはロボットです。  作者: 山田 ソラ


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第240話 骸骨騎士、再起動

 上階層・機械区域。ゴーレム馬車の外。


ゴゴゴゴ……


 重い振動。通路の奥から現れたのは巨大機械兵。四メートル級、無数の砲門、分厚い装甲。中ボスクラスだ。


「でっか……」ナルサが青ざめる。


「完全にボスじゃない」キキも剣を構えた。


「高火力・高装甲型。危険度、高」ミーナが解析する。


 父の身体が前へ出る。しかし、今は頭がない。


「はい!」リーナが骸骨頭を持ち上げた。


 父の身体が両手を伸ばす。


スポン。


 頭装着。カチッ。赤い光が灯る。完全体。父、復活。


 父のディスプレイ【戦闘開始】。


「行け、親父」カイルが笑う。


 次の瞬間、ドゴォ!!


 巨大機械兵が砲撃。爆煙。しかし、煙の中から父が突撃した。大剣を構え。


ズドォン!!


 真正面から砲撃を切り裂く。


「うそぉ!?」ナルサが叫ぶ。


「相変わらず無茶苦茶ね!」キキも驚愕した。


 巨大機械兵が腕を振るう。超重量攻撃。父が受け止めた。


ギギギギ……


 床が砕けるが、止まらない。

 父のディスプレイ【出力上昇】。


ブォン!!


 大剣が唸る。次の瞬間。


ズバァァ!!


 機械兵の腕を切断。火花、爆発。


「父ちゃんかっこいい!!」リーナが大興奮した。


「超火力確認です」ヒカリも頷く。


「近接戦闘能力、異常値」ミーナが静かに分析した。


 巨大機械兵が後退するが、父は止まらない。突撃。地面が揺れる。


 そして大上段。


ドガァァァン!!


 巨大機械兵、真っ二つ。

 沈黙。機械の残骸が崩れ落ちる。


「……強すぎる」ナルサが呆然とする。


「本当に骸骨?」キキも苦笑した。


 父は大剣を肩へ担ぐ。そして、親指を立てた。


グッ。


「わー!!」リーナ。


「決めポーズ確認です」ヒカリ。


「……やっぱカッコいいな」カイルは笑う。


 父が少しだけ照れたように視線を逸らした。


「ふふっ」母が微笑む。


 しかし。ミーナだけは奥を見ていた。

「……さらに奥から反応」


 空気が変わる。カイルの笑みが消えた。

「……まだいるのか」


 上階層、その本当の恐ろしさが少しずつ牙を見せ始めていた。




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