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ゴーレムはロボットです。  作者: 山田 ソラ


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第234話 父の捜索方法

 上階層・機械通路。空気は重かった。


「お兄ちゃん……」リーナは不安そうだ。


「救助必要案件です」ヒカリも珍しく落ち着かない。


「どうするの……?」ナルサが周囲を見回す。


「……探すしかないわね」キキはため息をついた。


 問題は、どうやってワープ先を特定するか。


 ミーナが床の魔法陣を解析する。「座標が不明。追跡困難」


「つまり?」ナルサが頭を抱える。


「どこ飛ばされたかわからない」ミーナが呟く。


 絶望的だった。


 その時、父が前へ出た。全員が見る。


 父のディスプレイ【方法あり】。


「……なにする気?」キキが嫌な予感を覚えた。


 父は無言で、自分の頭に手をかける。


ゴキッ。


「え?」ナルサ。

「え?」リーナ。

「え?」ヒカリ。


 次の瞬間。スポン。


 父、自分の骸骨頭を外した。


「「「「えぇぇぇ!?」」」」全員の声が重なる。


 頭なし骸骨、爆誕。父のディスプレイだけが胸に文字が浮いている。


【問題なし】


「問題大アリよ!!」キキが叫ぶ。


「取れるの!?」ナルサが混乱する。


「構造合理的」ミーナが冷静に分析した。


「すごーい!」リーナはちょっと感動している。


「分離機能確認です、キモい」ヒカリも頷く。


 そして、父は自分の頭を持ち上げてワープホールを見た。


【索敵開始】


「まさか」キキが察する。


ポイ。


 骸骨の頭をワープホールへ投げ込んだ。


シュゥゥン……


 頭が吸い込まれ、消失する。


 沈黙。


「いや怖い怖い怖い!?」ナルサが叫んだ。


 頭なし父は平然としている。数秒後、身体が動き出した。ズンズンと歩く。


「うわ、頭ないのに普通に動いてる……」キキが引いた。


 父のディスプレイ【追跡中】。どうやら頭側から位置情報を受け取っているらしい。


「高度な魔力通信」ミーナが感心する。


「そこ感心するとこ!?」ナルサが叫んだ。


「お兄ちゃんをさがそー!」リーナが父の手を引く。


 頭なし父、親指を立てる。【任務了解】

その姿、完全にホラーだった。


「夜見たら泣くわよこれ」キキが呟く。


「恐怖度が高い……キモ」ヒカリも頷いた。


 しかし、頭なし父は頼もしかった。カイルを探すため、ズンズンと進んでいく。


 一方その頃、別空間。


「……なんか骸骨の頭が……親父のか?」カイルが呟いた。


 まだ知らない。自分を探して"頭だけの父"が迫っていることを。




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