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ゴーレムはロボットです。  作者: 山田 ソラ


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第232話 進化した一行

 中央ダンジョン・中層魔境地帯。


 巨大な塔。かつてカイルたちを苦しめた場所。石化の魔眼を持つボス《メデューサ》。


「また来ることになるなんて……」ナルサが塔を見上げる。


「今なら負ける気しないけどね」キキは肩を回した。


 父のディスプレイ【戦闘準備】。


「リベンジ!」リーナはやる気満々だ。


「石化対策済みです」ヒカリも頷く。


 ミーナも静かに言う。「敵性存在メデューサ確認。危険度、高」


「行くぞ」カイルが前へ出た。


 塔内部。空気が重い。


ズル……ズル……


 巨大な蛇髪の女が現れる。《メデューサ》。かつては絶望的だった相手。しかし今は違う。


 メデューサが魔眼を発動した。


ギラリ。


 石化の視線。しかし、「視線遮断です」ヒカリが即座に遮光バイザーを展開する。リーナも同様に。


「魔力波長確認。対処可能」ミーナが解析した。


「対策完璧ね!」キキが笑う。


 戦闘開始。メデューサが高速で突撃する。しかし、ミーナが前へ出て。


ドン!!


 真正面から受け止めた。メデューサが驚いたように動きを止める。


「力比べで勝ってる!?」ナルサが驚愕した。


「出力上昇」ミーナは冷静だ。次の瞬間。


ブン!!


 メデューサを投げ飛ばし、塔の壁へ激突させる。


ドゴォォ!!


「強っ……」キキが呆れた。


「いっけー!」リーナが魔法を放つ。爆発。ヒカリが正確に追撃し、父が大剣を叩き込む。


ズドォ!!


 そして、最後がカイル。「終わりだ」魔力砲撃。轟音。


 《メデューサ》、沈黙。


 静寂。


「……軽く倒した」ナルサがぽかんとしている。


「前回あんな苦戦したのに」キキも苦笑した。


 父のディスプレイ【圧勝】。


「敵戦力、想定以下」ミーナが分析する。


「つよくなったー!」リーナが飛び跳ねた。


「戦力向上、確認です」ヒカリも頷く。


 カイルは満足そうだった。


 塔を抜けた先。以前撤退した領域。上階層へ続く機械通路。


ガギギ……


 機械型ゴーレムが出現する。しかし今の一行は止まらない。ミーナが突撃し、キキが切り裂き、父が叩き潰す。リーナとヒカリが魔法で援護し、ナルサが支える。


 以前は硬すぎて苦戦した敵を、今は圧倒していた。


ドゴン!!


 機械ゴーレム撃破。


「いい。最高だ」カイルが笑う。完全にご機嫌だった。研究成果と訓練成果、その全てが結果になっている。


「テンション上がってるわね」キキが笑う。


「ああ。やっと攻略できる」カイルは否定しなかった。


 一行は進む。未知の上階層へ、ダンジョンの深部へ。




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