表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
右も左も魔女ばかり ~離島の魔法特区にある高専に入学した僕の想定外な日々~  作者: 於田縫紀
第1章 魔女の洗礼

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

7/38

第6話 授業初日の放課後に

 授業が、長い。

 授業が始まった初日の感想だ。

 比喩でも感覚的なものでも無く、単なる事実として。


 高専の授業は90分単位。

 しかも進みがかなり早い。

 まだ授業が本格的にはじまっていないのが救いだ。

 そんな長い授業もやっと4限の物理Ⅰ、つまり今の授業で今日は終わり。


「今日はどうする。どこか研究会でも見物に行くか?」


 緑山が誘ってくる。

 ちなみに奴の席は俺の1つ前だ。

 ことごとくかぶるのは、同じ学科で名前順なので仕方ない。


「どこか面白そうな研究会、あったか?」


「うーん、ものつくり系は地味だしな。かと言って、こちとらたいした魔法も使えないし」


「僕なんか魔法全然使えないしな。緑山の方がまだましだぜ」


 魔法工学科のうちのクラスで、魔法を少しでも使えるのは半分位。

 留学生や国外出身の12人は全員そこそこ魔法が使えるらしいけれど、日本人で使えるのは6人程。

 しかもその6人中5人は、緑山を含めて地味な魔法がやっとって処。

 術式学園出身の金井さんだけは、強力な火炎魔法を持っているらしいけれど。


 ちなみに魔法工学科B組は総勢36名で、うち

  ○ 魔法を使えない日本人男子12人

  ○ 魔法を使えない日本人女子6人

  ○ 魔法を使える日本人男子 4人

  ○ 魔法を使える日本人女子 2人

  ○ 魔法を使える国外出身男子10人

  ○ 魔法を使える国外出身女子2人

という感じだ。


 なので授業中も、解説の日本語がわかりにくければ英語等で質問するし、教官も英語くらいならだいたいその場で英語で応じてくれる。

 ドイツ語フランス語あたりでも、学生を介して3人位でやりとりすれば何とかなる。

 国際色豊かというか、まあある意味カルチャーショックだ。

 どうもこの島は特区のせいか、それが普通という感じなのだけれど。


 さて放課後だが、ここは掃除とか学級活動とかは無い。

 なので帰るか、そのままダベリングかになる。


「物作り系の研究会だと、何処がいいかな?」


 山崎がそういいながらやってきた。

 他に能ヶ谷も加わり、どこの研究会にしようかという話になる。


「順当にいけば第1工作室の創造制作研究会か、第2工作室の魔法機械研究会だな。第1実習室の自動機械愛好会は昨日行ってみたけれど、なんか怪しいオーラが出ていた」


「ああ、あの女性アンドロイドフェチのところか。あれは引いたな、流石に」


 自動機械愛好会は昨日のオリエンテーションで、とんでもないものを展示していた。

 ベッドの上に安置された、伝説の先輩の作品という精巧なアンドロイド。

 会話を始めベッドの上で行われる全ての行為を、AIをフル活用して自動動作行動可能。

 要は超高性能AI入り全自動ダッチワイフである。


 疲れた夜のベッドでの会話から、いろは四十八手までの機能付きだそうだ。

 オプションで色々な特殊な趣味にも対応との事。


 さすがにこれは僕も引いた。

 なんというものを作っているのだ、ここは。

 人に見間違う程に精巧だし、会話も試したところ普通の日常会話をちゃんとこなせる。

 それだけに強烈な衝撃を受けた。


 というか実際に彼女? を相手に、誰か行為に及んだのだろうか?

 その辺を思い切り問いただしたい!


 さて。

 研究会の一覧表を再確認したけれど、昨日行った刀の製作の会は見当たらない。

 でもやっぱり気になる、正直言って。

 先輩2人が美人だとか可愛いとかは別としてもだ。


 あれだったらきっと彼氏とかいるだろうしな。

 それより昨日包丁を作った時の充実感が、なんと言うか、たまらなくいい感じだったのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ