↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
右も左も魔女ばかり ~離島の魔法特区にある高専に入学した僕の想定外な日々~  作者: 於田縫紀
第11章 Spring has come……

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
254/271

第253話 遅い朝食

 美雨先輩と典明は夜21時頃到着。

 ステーキ食べて散歩して、スイーツ食べて帰って来たとのこと。


 大先輩一同は夜1時過ぎに到着。

 荷物の到着という感じで、座り込んだ状態で玄関先に出現。

 食べ過ぎと飲み過ぎで動けなくなったそうだ。

 飲み過ぎていて歩けない状態でも、異空間移動魔法には影響ないらしい。


 宴会は更に続く。

 ルイス先輩だけはこっそり離れたベッドで寝ているけれど。

 悪戯書き防止のマスクをして。


 食べ物が少なくなり始めたなと思ったら、詩織先輩か愛希先輩が何処からか仕入れてくる。


「那覇は24時間営業のスーパーが多くて楽なのですよ」


 これは詩織先輩の弁だ。

 当然僕がそれを調理。

 そんな繰り返しで。


 外が明るくなり始めた午前4時になって、ようやく一段落。

 皆で〆のソーキそばを食べて就寝。

 なお沖縄そばだけで3回は作ったような気がするのは、きっと気のせい。

 1回は、沖縄そばを使った焼きうどんだった気もするけれど。


 そんな訳で僕が起きたのは午前11時。

 まだ皆さん就寝中で、早寝早起きのルイス先輩だけは既に出かけている。


 部屋の中は酷い。

 いや、一見綺麗に見える程度には片付けてはある。

 毎度お馴染み修先輩の魔法で。

 ゴミも燃えるゴミは、愛希先輩お得意の超高熱完全燃焼魔法でしっかり処分済みだ。


 それでも残っている、ワインとビールの空き瓶。

 分解し切れていない、食物ごった煮の臭い。

 寝る部屋がリビングと分離されているのが、せめてもの救いだ。


 さてということで、窓を開けて空気を入れ換えて。

 僕は昨日理奈先輩にお願いされた、朝食作りに取りかかる。


 今回依頼を受けたのは、ポーク卵焼きおにぎり。

 空港の売店で買ってきた見本は、昨日確認済み。

 厚切りのランチョンミートと甘い卵焼きがおかずの、おにぎりだ。

 ランチョンミートの塩味と卵焼きの甘さがいい感じ。


 おかずはおにぎりの中に入れずに、サンドイッチのように挟む。

 同様にささみかつとか、油みそとか、沖縄天ぷらのおにぎりも作る。


 材料はのりまで含めて全部用意してあった。

 昨日の買い出しといい、流石理奈先輩と沙知先輩。

 無駄IQの高さは伊達じゃ無い。


 ちなみにおにぎりも、1個見本を作れば魔法で量産可能。

 最初に魔法で魚を捌いたときと同じ方法だ。

 ロビー先輩が教えてくれたあの魔法、色々応用が利いて便利でいい。


 何か料理魔法ばかりとんでもなく進化している。

 ちょっと前の僕なら気にしていたところだが、今はもう気にしていない。

 これもまた工作魔法のバリエーションだ。

 そう思うことにしている。


 さてと。

 そんな感じでおにぎりを100個近く量産したところで。

 狙ったように皆様、ぞろぞろと起きてくる。


 スープ代わり&スパモン教徒の為に、沖縄そばも用意。

 昨日捌いた魚の残りでしっかり出汁をとったので、昨日作った奴より美味しいだろう。


 ソーキはあえて魔法でちょい揚げたアジアン風。

 本式ではないけれど、ジェニー先輩はこれくらいパンチがあるのが好きだから。

 やっている事は保養所と全く同じ。

 でも食材と環境が変わると、これも楽しい。


 ぞろぞろ起きてきた魔女の皆様の中には、寝間着代わりの聟島温泉浴衣が半数以上。

 また詩織先輩が持ち込んでしまった代物だ。

 着慣れていて楽だというので、結局のところ愛用者が多い。


「あれ、ルイスがいないのです」


「ルイス先輩は……首里城を散歩中ですわ。まわりに人目はないようです」


 沙知先輩、いつもと違う場所でも魔法は普通に有効らしい。


「なら呼び寄せるのですよ」


 その詩織先輩の言葉で、ルイス先輩が玄関に強制送還される。

 先輩は一瞬だけあちこちを見回したが、すぐに何が起きたか気づいたようだ。

 さすが慣れている。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。