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祓い屋(物理)の日常  作者: とど
三章
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episode 19 執念の清算(3)


「ささら様! どうして此処に」

「ごめん、茶々。……どうしても、来なくちゃ、行けなかったの」


 家で伏せっているはずのささらが突然現れたことに茶々が顔色を変える。ささらはそんな彼女に力なく笑ってみせると、目の前で呆然と座り込んでいる飛鳥に視線を戻した。


「古町さん」

「っ、お前!!」


 我に返った飛鳥がその目に憎しみを湛えてささらに飛びかかる。しかしすぐに背後からめぐるに押さえ込まれ、怒りのままに力任せで抵抗した。


「離せっ!」

「落ち着け飛鳥!」

「うるさい、こいつが……こいつがかがりを!」

「違う、かがりは」


「古町さん、私は――」


 至近距離で怒りを、呪詛をぶつけられて今まで以上にささらの体に負荷が掛かる。苦しくて苦しくて息が出来なくなる。体中が呪詛に蝕まれ、痛みで頭がおかしくなってしまいそうだ。

 それでもささらは倒れずに立っている。柊に体を支えられ、足を踏みしめて叫んだ。


「私は、姉さんを殺してなんてない!」

「嘘を吐くな! この人殺し!」

「っ、いい加減に――!」


 黙って見ていられなくなった茶々が激高して飛鳥に殴りかかろうとする。それを視界に捉えたささらは咄嗟に茶々を止めようとするが、立っているだけでやっとの体では追いつくはずも無い。


「茶々! やめて!」

「この……っ!?」


 殺気を込めて襲いかかろうとした茶々が飛鳥の元へ辿り着く。その直前、不意に彼女は後ろから勢いよく襟を引かれて首が絞まった。


「あんたも落ち着きなさい」

「桔梗! 何なのよあんたまで邪魔して……!」

「少し黙ってなさい。……ささら、あんた何をしに来たの。ただ自分を殺す犯人に同情して、なんてしょうもない理由? わざわざ術者を探したっていうのに可哀想だから殺すなって? まさかそんな甘っちょろいこと言うつもりはないわよね」


 茶々を捕まえた桔梗は厳しい口調でささらに問いかける。


「私が此処へ来たのは……」


 半ば睨むような視線を向けられたささらは、しかしそれにまったく怯むことはなかった。肩を支える柊から離れ、桔梗に向き合うように体を向けてささらは、歯を食いしばって耐えるようにして自力で立ち、口を開いた。


「どうしても、自分で伝えなきゃいけなかったから。誰かに庇ってもらうんじゃ無くて、自分の声で、私は犯人じゃ無いって、この人に証明しなきゃいけないからです」


「……は、」


 不意に、息を吐くように小さく嘲るような短い笑い声が飛び込んでくる。めぐるに肩を掴まれたままの飛鳥が、怒りで体を震わせて叫んだ。


「今更……今更何言ってるんだお前は! あの時俺を見て何も言わずに逃げたくせに! 今まで家にも戻らず逃げ続けたくせに! どの面下げてそんなこと言ってやがる!?」

「……それは」

「証明? ……笑わせるな。あの日お前はかがりに酷いことを言って一方的に詰った! 凶器にはお前の指紋が付いてた! おまけに、事件は鬼怒田家の力で揉み消された……。お前が犯人じゃない証拠なんて何処にあるんだ!」

「証拠は、あなたが納得するような証拠は……無いかもしれません」


 ささらが犯行時刻別の場所に居たことは監視カメラが証明している。しかしそんなアリバイがあったと主張してもきっと飛鳥は納得しない。監視カメラの映像を捏造した、呪詛で遠くからかがりとかなめを呪った。そう言われればささらには、それを否定する材料がない。そんな技術はないと、呪詛だって自分には使えないと主張したって、“できないこと”を証明するのは非常に困難だ。

 そもそも、論理的に証拠を提示して冷静に話し合えるような状態じゃない。ならどうすればいいのか。

 ささらは、自分をきつく睨む飛鳥に負けないぐらい、強い視線を彼に向けた。


「でも……それでも、私は姉さんを殺してない、絶対に!」

「そんな言葉を信じると――」

「だって私は……、姉さんが大好きだったから!! だから、絶対にそんなことしない!」


 喉が壊れるほどに、大きく叫んだ。


 めぐるが、茶々がささらを凝視する。飛鳥も一瞬呆気に取られたような表情を浮かべる。……しかし彼はすぐに我に返り、再びその顔をじわじわと怒りに変えていく。


「大好きだったから……それがなんだ! 何の証拠にもならない! それにお前、あの時かがりに大嫌いって言った癖に!」

「確かに言った! 姉さんが嫌になったことだってあった! けど……それでも、それ以上に大好きだった! 私に手を差し伸べてくれたことも、苦手な物をこっそり食べてくれるところも、霊力が全然コントロールできなくて落ち込んでると励ましてくれたところも、ささらって、私の妹だって嬉しそうに名前を呼んでくれるところも、みんなみんな好きだったんです! だから、信じて下さい!」

「うるさい黙れ!」

「黙りません! あなたに言葉が届くまで、諦めません!」


 喉が枯れるまで、ささらは何度も何度も無実を主張する。

 論理なんて最初から破綻している。そんなことささら自身も分かっている。それでもささらは、無茶苦茶でも何でも言い続けるしかない。信じてもらえないと諦めて口を閉ざしたら、あの時と何も変わらない。


 飛鳥も、何度も何度も食い下がってくるささらを同じ数だけ否定する。しかし何度言っても無茶苦茶な反論ばかりしてくるささらに、「お前が殺した!」「違います!」と次第にお互い同じ言葉を繰り返すばかりになり、一向に収まる気配がない。


 周囲も二人の言い争いに口を挟めない。ただ唖然として、また険しい表情で口論に決着がつくのを待ち続けるだけだ。



「っうるさいうるさい! 黙れ! 死ね、早く祟られて死ね! 本当はかがりじゃなくて、お前が死ねばよかったんだ!」


 いい加減痺れを切らした飛鳥が叫んだ瞬間、ささらはひゅっ、と息を飲んだ。



 お前が死ねばよかった。


 お前が死ねばよかった。お前が死ねばよかった。お前が死ねば――。



 頭の中で昔言われた言葉が蘇り、毒のように脳を浸食する。


 お前が――。






「……いいえ、死にません」

「なに」

「私が生きていて喜んでくれる人達がいるから。もう分かってるから、だから私は何を言われたって死なない!」


 あの頃だったら絶対にこんなこと言えなかった。かがりじゃなくて自分が死ねばよかったと、その言葉に何の反論もできなかった。自分に価値なんてないと、ささら自身も生きる理由を失っていた。

 しかし茶々、めぐる、柊、手を貸してくれた桔梗、ささらを心配してくれた月見に千紗、守ろうとしてくれている羽斬。


 それに、


「姉さんも」

「っ、それは」


 ささらが胸元のお守りを取り出すと、飛鳥の目が限界まで見開かれた。


「姉さんが私を守る為にこのお守りを作ってくれた。実際、私は何度もこのお守りに、姉さんに助けられてきた。今だってこんな呪詛を受けてもぎりぎり無事でいられるのは、このお守りが守ってくれているから。だから……私は、死なない」


 飛鳥の視線がお守りから離れない。あのお守りは……飛鳥も何度も目にしたことがあった。




 ーー




「かがり、まだそれ作ってるのか?」


 あの事件の数ヶ月前、飛鳥は何度かかがりが朱色のお守りを丁寧に縫って祈るように額に当てている姿を見ていた。

 その姿を不思議そうに見ていた飛鳥が声を掛けると、かがりは笑ってそれを飛鳥に見せてきた。


「うん、これは特別なものだから」

「特別?」

「ささらへの大事なプレゼントなんだ。あの子よく怪我するし……私が居なくなった後でも、ささらを守ってくれるように」

「……かがり」

「一応もう完成はしてるんだけどね、でも心配で心配で、ついついもっと霊力込めた方がいいかなーって。……飛鳥君。後のこと、ささらのこと私の代わりに気に掛けてあげて、お願い」


 そう言ったかがりは、大事に大事にお守りを両手で優しく包んで愛おしそうに微笑んだ。




「かが、り」


 飛鳥の頭の中で、彼女の微笑みと言葉が過ぎる。様々な場面で、何度も何度もささらのことを話すかがりの姿が蘇って来る。

 あんなにも大事にしていた彼女の妹に、自分は今、何をしてる――?




「っか、は」

「! 飛鳥!?」


 その瞬間、飛鳥は喉の奥から迫り上がってきたものを堪えきれずに吐き出した。口を押さえた手が赤く染まる。そのまま倒れた彼を、真っ先に傍に居ためぐるが起こして様子を見ようとする。一度吐き出しても、また咳き込む度に口から血が溢れた。


「何が、何で急に――」

「呪詛です! 呪詛が返ってます!」

「呪詛が、返った……?」

「これだけの呪詛よ。術者の負担も勿論強いし、恨む気持ちを原動力にしていたんなら、それが緩んだ瞬間……自らの呪詛に飲み込まれてしまうわ」


 ささらの体から徐々に苦しさが抜け落ちていく。そしてそれと同時に、目の前の彼がどんどん苦しみ藻掻き始める。血を吐いて、喉を掻きむしって、声にならない声を上げる。

 このままでは、彼は。


「っ、古町さん!」


 ささらはその時、無我夢中で羽斬を抜いていた。

 そして鋭い切っ先で、常人には見えないささらと飛鳥を繋ぐ禍々しいどす黒いラインを断ち切ったのだ。


「おいささら、何を……」

「呪詛を……、古町さんに全て返る前に、私の方に留まらせた」

「は、」

「半分だったら、なんとかお互い、死なずに済む、はず」


 驚愕に染まった柊達に、ささらは力なく笑いかけた。もはや立っている気力も失って座り込み、荒い息を整えながら、お守りを握りしめて体に渦巻く呪詛を鎮めようとする。


「兄さん、悪いけど古町さんを病院に連れていって。呪詛だけじゃなくて相当消耗して」

「なんで……なんで、お前」


 飛鳥が、ひゅうひゅうと喉を鳴らしながら何とか顔を上げる。吐き気は収まったものの体に力が入らない。こんな状態を、お守りがあったからといってささら自身が味わっていたというのに、どうして。

 飛鳥は霊力もなく呪いにも詳しくない。唯一教わったこの呪詛しかできない。しかしそれでも、ささらが今にも死にかけていた自分を助けたということはなんとなく分かった。分かったからこそ、その理由が分からない。


「……元はといえば、古町さんがこんなことをしたのは、あの時何も言えずに逃げた私にも責任があるから。だから、偉そうですけど痛み分けです」

「……馬鹿じゃないのか」

「そうかもしれないです。……でも、これは後付けかもしれません。だって一瞬でこんなこと考えていられなかった。ただ、姉さんの大事な人を何が何でも死なせる訳にはいかないって、あの瞬間はそう思っただけですから」

「!」


 なんてことのないように、最も単純な思考であるかのようにそう言ったささらに飛鳥は言葉を失った。それと同時に、圧倒的な敗北感を思い知らされたような気がした。


 力が抜ける、瞼も上がらなくなる。意識が途切れていくその中で、飛鳥は死んだ恋人の声を思い出した。


『飛鳥君、大好きだよ』


 ささらはかがりの愛する人を守ったのに、飛鳥にはそれができなかった。




「……かがり、ごめん」




   □ □ □ □ □ □ □




「ふざけんなよこのポンコツ主人が!!」

「だからごめんって……」

「結局呪詛残りっぱなしじゃねえか、あんな風に使わせる為に持って行けって言ったんじゃねえぞおら!」


 飛鳥と共に、同じく衰弱していたささらも病院へと運ばれ一週間ほど入院することになった。

 入院直後はずっと眠りっぱなしだったささらが翌日目を覚ますと……最初に待っていたのは羽斬による一時間にも及ぶ説教だった。

 表に出てくるのは疲れるから嫌だと言っておきながらひたすらささらに怒り続ける羽斬に、その様子を見ていた茶々はくすりと笑った。


「主人の望むままに斬る、なんて言ってたのは何処の何方でしたっけ。随分と殊勝な性格になったようで」

「黙れタヌキ、叩っ斬られたいのか」

「まったく、物騒な照れ隠しですね」


 そんな言い争いを暢気に見守っていたささらが、結局二人に纏めて説教され始めるのは数分後の話である。




「ささら、調子はどうだ」

「柊さん」


 あまりに羽斬の説教が続いてささらの入院する部屋に男の幽霊が出ると看護師の間で噂になって来た頃、夕方になって顔を出したのは柊だった。

 片手に紙袋を持って現れた柊は、ベッド脇のパイプ椅子に腰掛けると「見舞いだ」とささらに紙袋を差し出してくる。


「ありがとうございます。何だろう……あ、プリンだ」

「知り合いの大家が絶賛してた店があってな。お前、前に変な夢の中でプリン追っかけてたから好きなんだろうと思って」

「……そんなこともありましたね」


 実を言うと、ささらはプリンは好きだが特別大好物という訳ではない。彼女の大好きだったのは、もう食べることの出来ない姉が作ったプリンだった。だからあの時、クーの夢の中でかがりが出てきそうになった時、咄嗟に意識をずらしてかがりの作ったプリンを連想したのだ。

 しかしだからと言って普通のプリンだって勿論美味しいし、それに柊がそんな細かいことを覚えていてくれていたのも嬉しいことだった。ささらは早速プリンの蓋を開けると、プラスチックの小さなスプーンで黄色い表面を掬い上げて口の中に入れた。


「どうだ?」

「美味しいです! 柊さん、ありがとうございます」


 言いながらどんどん二口、三口と手を止めずにプリンを食べ続ける。あっという間にプリンを食べ終えてしまい、ささら名残惜しげに容器をゴミ箱に捨てて、そして改まったように柊に向き合った。


「すみません最初に言うべきだったんですけど……柊さん、色々とありがとうございました」

「俺は大したことしてねえよ。呪詛だのなんだの、全く専門外だしな」

「そんなことないです。柊さんが背中を押してくれなかったら、きっと今頃……何も出来ずに死んでいたか、もしくは古町さんを見殺しにしてしまって一生後悔していたところでした」


 柊の言葉は、あの時何よりもささらの心に突き刺さった。自信を持て、声を出せ、不安なら支えてやると、柊がそう言ってくれたからこそ、ささらは飛鳥に会いに行く決断が出来た。

 飛鳥がささらを信じてくれたのか、それはまだ分からない。もう一度、彼の容態が落ち着いてから、改めて会いに行って今度はちゃんと話すことができれば、と思っている。


「今回のことだけじゃないです。今までもずっと、柊さんに助けられてます」

「それはお互い様だ。俺だって何度死にかけて、お前に助けてもらったことか」

「そう考えると柊さんって結構運悪いですよね。普通は私達みたいな職業でもなければなかなか無いですよ」

「もう二度とあってほしくねえな」

「……ねえ、柊さん。ずっと聞きたかったことがあるんです」

「何だ?」

「どうして、こんなに良くしてくれるんですか」


 一瞬、病室内が沈黙に包まれた。


「私、すぐに家賃滞納するし、安定した収入ないですし、正直家を貸す側からしたら嫌なタイプの契約者ですよね。それなのにいつもご飯誘ってくれたり、ちょくちょく様子を見に来てくれたり、そもそも最初から喋ることもできない私を拾って住まわせてくれて……一生じゃ返しきれないくらい、柊さんには救われて来ました」

「……」

「きっと、見返りなんて大して期待できませんよ。それなのに」

「はあ……馬鹿か、お前は」

「え?」

「端から見返りなんて期待してねえよ。……いや、少し語弊があるか」


 柊は少し気まずそうに目を逸らした後、ややあって落ち着かせるように大きく息を吐き出してから改めてささらに向き直った。


「ささら」

「はい」

「まあ最初は、正直そのまま放っておいたら寝覚めが悪そうだったから拾った、それだけだ。その後もしばらく、拾った責任で面倒を見ていた。……だが、改めて契約して家を貸したその時点でもう客だ。だから本来は必要以上に干渉はしないし、払うもん払えば深く関わる必要もなくなる」

「じゃあ」

「だがその上で何度もメシに誘ったりわざわざ会いに行ったりしてんのは何でか分かんねえのか。見返りっつうか……ただの下心だ」

「え?」

「惚れた女に会いに行くのに、深い理由なんてねえっつってんだよ」


 舌打ちと共に発せられたその言葉を、ささらはしばらく飲み込みことができなかった。一度冷静になって柊の言葉を頭の中で繰り返してみようとするのに、それすら上手くいかない。


「は、え、惚れ……?」

「……こんなおっさんに好かれてるなんて思わなかっただろうが。悪かったな、お前に引かれようが引き下がる気はさらさらねえ」

「ちょ、待って……柊さんちょっと待って……!」


 頭の処理能力が追いつかない。あまりにささらにとって都合の良すぎる言葉で、これは本当に現実なのか分からなくなる。


「ほ、本当に……?」

「ああ? 俺がこんな嘘吐く必要が何処にあるってんだよ」

「だ、だって! そんな都合のいい展開ある訳……」

「ほう。都合の良い、ねえ?」

「……あ」


 顔を真っ赤にしたささらが勢いよく口を押さえた。これではもう、ささらの気持ちを言ってしまったも同然だ。柊が憎らしいほどにやりと笑みを浮かべる。


「嫌われてはねえと思ってたが……なるほどなあ」

「あ、あの!」

「何だよ。……そういえばささら、俺言ったよな。黙ってねえで思ってることを言えって」

「え? それは……」

「俺のこと、どう思ってんだよ。さあ、さっさと吐いてみろ」


 これではまるで取り調べである。ささらは現実逃避するようにそんなことを考えながら、うろうろとしていた視線をようやく楽しげな柊に合わせた。


「そ、そのー……す、」

「す?」

「すっ……き、です」

「ああ? 聞こえねえなあ? もう一遍言ってみろ」

「遊ばないで下さいっ! 柊さんの意地悪! 鬼! ヤクザ!」

「おい誰がヤクザだ、どさくさに紛れて言ってんじゃねえぞ」




「……ふ、」


 病室の外にも微かに聞こえくる二人の声に、ドアをノックしようとして動きを止めていた茶々が堪え切れずに小さく笑った。

 また出直そうと踵を返した彼女は、一度病室の方を振り返ると誰にも聞こえない小さな声で呟いた。


「ささら様、おめでとうございます」









「好きです! 柊さんが大好きです!」


三章終了です。

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