イベント拒否願い、……受理をお願いします。
さて、Uターンした先に何があるのか?
「あのぅ、セツナ様。」
「何、リン?」
「クロツバキへの移動は、ダンジョン間転移を使った方が安全で速かったのでは?」
「あっ!?」×セツナ&8
「……そういやあ、そうだな。」
「セツナ君、どうする?」
「折角の勇気溢れる発言だから、リンの言葉を尊重して、南の大国バイコウへは、ダンジョン間転移を使おう。」
「……リン。貴女の自己犠牲の精神は忘れないわ。」
「リーナ、どういう事ですか?」
「実は、私達気付いていたのよね。」
「え!?」
「だから、凄く言い難くって。」
「だから、感謝なのじゃ。」
「ありがとう、リン。」
「リーナ、シャオ、リオン。私は貴女達の身代わりだったと……」
「……怒ったら駄目よ。」
「怒ったら駄目なのじゃ。」
「後で、刹那兄さんの喜ぶネタを提供するから、見逃して。」
「リオンの裏切り者だわ。」
「リオンだけ、助かるのは駄目なのじゃ。」
「関係有りません。覚悟は出来ていますね。」
「きゃー。リン、ゴメンなさい。」
「すまんのじゃー。」
「リン。ネタを2つにするから、ね?」
「リーナ、シャオ、リオン。覚悟。」
「きゃー!!!」×リーナ、シャオ、リオン
「頭脳労働担当じゃなくて良かったー。」×ラン
「うんうん。」×セレン、ミヤ、レイカ、イリス
「リーナ、シャオ、リオン。風邪引くなよ。」
「大丈夫です。お仕置きは終わりましたから。」
「リン。言い難い事、言わせてゴメンな。」
「いえ。夫のミスをフォローするのは妻の大切な仕事ですから。」
「寒いよ。」
「寒いのじゃ。」
「寒い。」
「罰です。暫くそうしていてください。」
「リン。もう良いよ。俺が気付かないのがいけないのだからな。」
「分かりました。」
「ありがとう、セツナ君。」
「ありがとうなのじゃ。」
「ありがとう、刹那兄さん。」
「楽しい時間を過ごしている間に北のマイダンジョンに着いたぞ。」
「はい。」×9
こうして、俺達はマイダンジョンの転移を使って、南のマイダンジョンに転移した。
「さて、この後の予定だけど、行き先は決めてないけど、小国廻りをしたいと思うけど、どうかな?」
「私は賛成です。」
「私達も。」×8
(暫くはリンのご機嫌を取るわよ。)×リーナ
(賛成。)×7
「何か言いましたか?」
「いいえ。リンなら、何処に行きたいの?」
「そうですね。あれから、立ち寄ってませんので、レイカの育った村に行くのはどうですか?」
「そうだな。レイカは良いか?」
「勿論だ!」
「良し。行き先は決まった。行こう!」
「はい。」×9
リンの提案でレイカの村に行く事になった俺達は、何時もの爆走で、午前11時頃に到着するのだが、到着30分前くらいの場所でイベントが待っていた。
……すみません。この手のイベントは食傷気味なのですが……
「きゃーーー!」
「雷乃弾丸!」
「プギッ!?」
鬼人族の少女がオークに襲われていた。
鬼人族の少女は一応抵抗していたのだが、多勢に無勢で、危なかったが何とか間に合った。
「大丈夫か?」
「はい。危ない所をありがとうございます。」
「俺達は冒険者で、俺はセツナ。君は?」
「わたしの名は『アマン』です。助けて頂いたお礼がしたいと思いますので、もし宜しければ、村が近くに有りますので、寄って頂けますか?」
「分かった。寄らせて貰うよ。良かったら、俺達の馬車に乗っていく?」
「良いのですか?」
「勿論。皆も良いか?」
「はい。」×9
「あれ? レイカお姉さん?」
「……どっかで聞いた名と思ったら、『アマン』だ!」
「何でレイカお姉さんが居るの?」
「アタイは、このセツナの冒険者パーティーのメンバーだ。」
「そうなんだ。」
「ライカから聞いてないのか?」
「ライカちゃんから聞いても答えてくれないから、周りに聞く気になれなかったの。」
「まあ、とりあえず、積もる話は村に着いてからだな。」
「はい。」×10
30分後、俺達は村に到着した。
「さあ、皆さん。わたしの家にご招待します。」
「あれ? アマンちゃん、ご用事は済んだの?」
「あ、ライカちゃん。あのね、わたしがオークに襲われて危ない所をこの方々が助けてくれたの。」
「アマンちゃんの危ない所を助けてく……」
「レイカお姉ちゃん!?」
「ライカ、久しぶりだ。」
「レイカお姉ちゃん、お帰りなさい。何か有ったの?」
「何も無いだ。近くに来たから寄っただ。」
「そうなんだね。」
「とりあえず、アマンの家に入らないか?」
「まだ、生きていたのね。」
「はは……。」
とりあえず、アマンの家に入る俺達は、何が有ったか説明をしたのだが、ライカが静かにキレていた。
「レイカお姉ちゃんだけでなく、わたしの親友のアマンちゃんまで、その汚ならしい毒牙に掛けようとしているのね?」
ライカが汚物を見る様に俺を見ていたが、俺はそれを喜ぶ趣味は持ち合わせていないからな!
その後、10人がかりでなんとかライカは説得に応じてくれた。
この後、アマンを襲ったオークを1匹捌いて、アマンの家族とライカと俺達で昼食を美味しく頂いた。
昼食を頂いた後、軽く村を散策した後、レイカとライカの自宅である村長の家に向かった。
俺達は村長に宿泊の許可を貰い、代わりに二番煎じになるが、アマンの時と同じくオークを夕食にと提供した。
2食連続でオークになってしまうから、璃音が秘蔵の調味料を提供して何とかなった。
その夕食後、少しのんびりした後、村長とライカを呼んだ。
「セツナ殿、何をされるのですか?」
「わたしだけじゃなく、レイカお姉ちゃんやお父ちゃんまで呼んで、何をするのよ?」
「俺はレイカに大切な事をしたい。村長とライカには、見届けて欲しい。」
「セツナ殿、分かりました。」
「分かったわ。」
「ありがとう。」
俺はレイカの前に跪き、言葉を紡ぐ。
「レイカ、愛している。結婚して欲しい。」
「はいだ。」
「レイカ、おめでとう。」×8
「おめでとう。レイカ。」
「どういう事!?」
「不誠実かもしれないが、俺は皆が大切だし、大事にしたい。だから、それぞれが大切な場所で『誓い』を立てている。」
「レイカお姉ちゃんは良いの? こんなハーレム野郎で?」
「アタイはそれを承知して、セツナさを受け入れただ。だから、アタイは嬉しいだ。ライカにも、祝福して欲しいだ。」
「レイカお姉ちゃん……」
「ライカ。レイカは俺が必ず守るし、大切にする。
だから、認めて欲しい。」
「……レイカお姉ちゃんを泣かせたり、傷付けたら、何処に逃げても追い掛けて、わたしが必ず殺すから!」
「ああ。分かった。」
「ふん。レイカお姉ちゃんが幸せなら、祝福するわよ。」
「ありがとうだ、ライカ。」
レイカとの結婚で、一番の壁を突破した俺は安堵した。
その日は、レイカとライカと村長が久しぶりに家族水入らずで過ごした。
翌日
穏やかな顔のライカに見送られ、俺達は村の東に有る、小国「ムルシーア」に向かった。
暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。
因みに、こっちのリンを漢字に書くと「凛」になります。
トリニティのリンを漢字に書くと「燐」になります。




