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リオンの休日

リオンとの表的なイチャイチャ。

 翌日

 アルスランの冒険者ギルドに行くと、しかめ面の俺達専用指導員達と、机に潰れた状態の璃音が居た。


「何が有ったのですか?」

「いや、リオンが休日が欲しいと喚いていたから、許可した瞬間にセツナが入って来た所だ。」


 どうやら、王宮で文化系の日常を送っていた所を、今や、ゴリゴリの体育会系の日常に変わり、体力的に限界が来たのだろう。

 それを指導員達も察してくれた様だ。


「リオン。今日はとりあえず休日にする。心身共に休むが良い。」

「ありがとうございます。」

「セツナ、面倒を見てやれ。」

「はい。じゃあ、行こうかリオン。」

「分かったわ。」


 こうして、俺とリオンは自由時間が出来た。


 しかし、どうせなら、皆と仲良くなって欲しい。

 璃音との時間は、璃音にとっては50年以上の「久しぶり」かも知れないが、俺にとっては15年くらいだ。

 璃音との時間は後で幾らでも用意出来ると思った俺は皆と楽しむ事を璃音に提案した。


「刹那兄さんが、それで良いなら構わないよ。それに、義理とはいえ、『家族』に為る人達のだしね。」

「ありがとう。」


 早速、俺達は、幻想界に向かい、皆に璃音の休日の事を話して、皆と過ごす事を提案した。

 皆は、快く承諾してくれた。

 因みに璃音は、幻想界を見ても驚かなかった。

 理由を聞けば、「私の母親は誰?」

 と返された。

 そういえば、リオンの母親は、幻想界の女性の中で1位の立場だったな。

 言い換えれば、リオンの母親は幻想界の全ての女性の代表という立場だ。

 ならば、幻想界は馴染みの場所という訳だ。


 小さな疑問が解けた所で、俺達はアルスランに移動して、璃音の休日を皆で楽しんだ。


 でも、皆で楽しもうと思ったのは、俺と璃音だけで、他の皆は、俺の「嫁」候補のリオンとの仲を取り持つ為に色々と気を使っていた様だ。

 俺は皆が気を利かしてくれたと勘違いしていた。

 皆は、俺とリオンが仲良く為れる様に動いてくれたと思った。

 それに、俺はリオンを璃音と思っていたし、璃音も俺を刹那と思っていたから、俺を良く知る皆には不自然に感じた様だ。

 だから、そんな事にも気付かずに俺と璃音は皆の気遣いに感謝しながら、休日を楽しんだ。



 璃音と皆と過ごす休日を楽しんだ俺達は、夕食を済ませ、全員が風呂を済ましてアルスランのリオンの部屋で全員がのんびりいたら、俺と璃音を除く全員が俺と璃音の方を向いた。

 シャオとリーナとリンが代表として、近付いて来た。


「セツナ様とリオンに大切な話が有ります。」

「どうしたんだ、急に?」

「セツナ君。リオンとは出会ってから、そんなに経っていないのに凄く仲が良いよね?」

「そうじゃな。まるで昔ながらの恋人の様じゃった。」

「セツナ様。何か私達に隠していませんか?」

「リオンとは、どんな関係なの?」

「幼馴染みの妾にも話せない事なのか?」


 どうやら、今日の休日はセツナとリオンでは無く、刹那と璃音として過ごした為に、俺を知る皆には違和感が芽生えた様だ。

 俺としては、いずれ話すつもりだったから良いけど、璃音はどうかな?


「リオン。皆に話しても良いか?」

「別に良いよ。私としても、皆には話した方が良いと思っていたから。」

「分かった。」

「セツナ様。話して下さるのですね?」

「いずれは皆には話すつもりだったから問題無いよ。」

「そうだったのね。」

「実は、俺とリオンは前世の記憶を持っていて、前世では俺達は血の繋がった兄妹だったんだ。」

「え!?」×8

「だから、出会って数日なのに不自然に仲が良かったのはそれが原因なんだ。因みに、前世での兄妹仲は良かった。」

「そうだったんだ!!」×8

「では、セツナ殿。あの水遊びの時に用意した衣装は?」

「前世での専用衣装だ!」

「ならば。何故、妾とランだけ、若干の外見の違いと胸部のアレは何じゃ?」

「リオンの趣味だ!」

「吾の大きく開けた背中は?」

「リオンの趣味だ!」

「刹那兄さん、バラさないでよ。」

「言わないと俺の責任と趣味になってしまうじゃないか。」

「別に良いじゃない。刹那兄さんの趣味と大きく離れて無いんだから。」

「馬鹿。バラすな!」

「道連れじゃあ~!」

「ふざけるな。璃音だけ地獄に墜ちろ!」

「何自分だけ助かろうとしてんのよ! 私をオタクに堕したのは刹那兄さんじゃない。」

「い~や。俺が動く前に既に璃音は染まっていたわ!」

「違いますぅ~! 私は無実の冤罪ですぅ~!!」


 俺達が獅子同士が谷底に落ちながら互いの責任を押し付けるかの様になり掛けた時、シャオが割り込んだ。


「止まるのじゃ~!!」

「「はっ!?」」


「セツナ様。前世とはどの様な世界だったのでしょうか?」

「そうじゃな。あの様な衣装を見た事も聞いた事も無いのじゃ。」

「セツナ君。話したく無いなら話さなくても良いけど、出来れば話して欲しいな。」

「分かっているよ。簡潔に言うと、知性を自己進化出来る存在は人族しか居らず、それ以外の獣人族やドワーフやエルフが居ない。魔物や上位・高位の存在が居ない。命の危険も殆んど無い。そして、皆に分かり易く言うと、俺達の前世の世界は、様々な『魔道具』に溢れた世界だ。」



暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。

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