表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

150/511

強行軍~其の3

強行軍ラスト。


すみません。

遅くなりました。


すみません。

次の話は午前5時に投稿します。


 翌日


 俺は朝早くというか、夜明けと共に王妃と同じ馬車でダンジョンに向かった。

 王宮近衛兵の皆さん、お疲れ様です。


 ダンジョンに到着した俺達は、王妃に説明をして無事に美容ポーションを手に入る様になったが、まさか、王妃が、「Cランクの魔物」を希望するとは思わなかった。

 帰りの馬車で聞くと、どうせ倒すのなら、少しでも意味と価値の有る内容にしたかったらしい。


 王宮に帰った俺達は、応接室に通されて冒険者としての今迄を話す事になった。

 まあ、流石に高位悪魔アスモデウスと友人になった事は話さなかった。

 国王や王妃は特に、欠片とはいえ魔王を討伐した事を重く考えているようだ。

 しかし、魔王復活には封印を解く必要が有る為に大丈夫だとは思うがな。


 とりあえずは、数ヶ月先にはなるが、皆で帰ってくるので、その時に色々と話したいと思う。

 国王と王妃は俺の考えに賛同してくれた。


 話す事が終わったと思って帰りの挨拶をと思った時に、ドアからノックの音が響いた。


「入れ。」

「失礼致します。」

「どうした、アリア?」

「実は、妹ユリアから相談を受けてまして、それについてお願いが御座います。」

「言ってみて、アリア。」

「ありがとうございます。実は、ユリアから都市ミズナヤで暮らす事になったから、家族を迎えたいと考えている様です。」

「私達は別に問題無いわ。国王の担当書類の処理作業が大変になるだけだしね。」

「……王妃よ!?」

「セツナはどう思う?」

「此方としては全く問題無いよ。必要なら、一戸建てをあげても良いしな。」

「セツナ様、そこまでして頂く訳にはいきません。」

「アリアさん。必要なら……ですよ。此方としては助かっていますから、恩返しという意味でもそれぐらいはさせて欲しいと思っている。」

「セツナ様。ありがとうございます。」

「アリア。セツナ側は問題無い様だけど、どうするの?」

「では、御厚意に甘えてユリアの家族を都市ミズナヤに送りたいと思います。」

「アリアさん。移動手段や出発日は?」

「身支度で丸1日、挨拶廻りで1日ですので、早くて3日後になります。移動手段は馬車を王宮からだそうかと考えております。」

「まあ、順当だな。」

「そうね。」

「アリアさん。なら、コレを使ってよ。」

「セツナ様、コレは?」

「容量はこの応接室3つ分で中の時間経過はかなり遅い『マジックバッグ』です。」

「この様な高価なアイテムをお借りする訳にはいきません。」

「いや、価値は兎も角、原価そのモノは銀貨3枚もいかないよ。」

「「「え!?」」」

「俺が作ったからヤツだからな。」

「セツナよ、作れたのか?」

「ああ。……そうだ!国王と王妃とアリアさんにもあげるよ。受け取ってくれ。勿論、所有者と俺以外は使用不可にしてある。」

「……セツナ様。」

「悩むだけ無駄だな。受け取ろう。」


 俺は3人にマジックバッグを渡した。

 直ぐに所有者登録をした。


「アリアさん。ユリアさんの此方に残っている家族で移動する人は何人?」

「ユリアの旦那様と娘が2人です。」

「じゃあ、マジックバッグ3個。」

「秘密厳守を守れるのなら、俺が送って行くよ。」

「セツナ様、宜しいのでしょうか?」

「条件を呑むのならな。」

「その辺りは大丈夫です。では、御厚意に甘えさせて頂きます。」

「分かった。準備が出来たら、教えて。それまでは王宮にお世話になるから。良いですよね、王妃様?」

「勿論、構わないわ。」

「王妃様、セツナ様、ありがとうございます。それでは、渡して話を伝えたいと思いますので、御前失礼致します。」


 アリアさんは、応接室を後にした。


「ユリアさんは結婚して家族が居たんだな。」

「ええ。そうよ。」

「王妃様。流石に国王が可哀想だから、書類仕事の補充要員を出してあげて欲しい。」

「そうね。どうしようかしら?」

「……王妃よ!?」

「ウソよ。国政に関わる事なんだからきちんとするわよ。」

「王妃様。冗談がキツいですよ。」

「ごめんなさい。」


 王妃が、イタズラを成功したかの様な笑顔を向けながら謝った。


 俺は待っている間に、王城内の全ての兵士と模擬戦をしたり、図書館で魔法関連の読書をしたり、王都の冒険者ギルドに顔を出して適当に依頼をこなしたりしながら、ユリアさんの家族が移動の準備が整うのを待った。


 3日後。


 俺達は、国王や王妃やアリアさんとの挨拶を終えて、移動を開始した。

 ダンジョンまでは、国王が出して貰った馬車で行く事になった。

 馬車に乗っているのは、俺、ユリアさんの旦那に娘2人。

 ユリアさんって意外と理想高かったんだな。

 旦那さん、かなりのイケメン紳士。

 娘さん2人も充分に王族の王女の影武者が出来るくらいの美人だ。

 それに、アリアさんの教育なのか、凄く綺麗で礼儀正しい。

 コレって、連れて来ない方が良い縁談が有るのでは?


 ユリアさんの旦那さんに思い切って聞いてみると、どうやら、相手は正式に決まっていて、北の大国クロツバキと南の大国バイコウに研修に行っているそうで、後、3年は帰って来ないらしい。

 だから、それまでは、家族と居る事に決めたそうだ。

 なら、罪悪感的な気持ちを持たないで良いかな。


 話している間に、ダンジョンに到着した様だ。

 俺達は馬車から降り、馬車を見送りダンジョンに潜った。


 既に説明済みなので、サクサクと進めた。

 俺達は転移してコア・ルームに入り、スーラの報告・回収を済ませ、都市ミズナヤのダンジョンに転移した。

 スーラの報告では問題無しだった。


 ダンジョンから出た俺達は、ユリアさんの家族には気付かない様に殺気や威圧を周りに撒き散らして、魔物が来ない様にしながら、都市ミズナヤを目指した。



 1時間後に都市ミズナヤに到着した俺達は、先ずは、領主館に向かい、驚いているガイルさん達に挨拶を済ませて、俺達の屋敷に向かった。


 屋敷に入ると、皆がかなり驚いていた。

 特にユリアさんが!!

 ユリアさんの家族はマジックバッグを返すと言っていたが、あげた物なので受け取らなかった。

 ユリアさん家族に感謝されながら、周りに説明をした。


 後は、ユリアさん達に任せて、俺は南下の森林に入り、そこから、上空に飛翔してそのままアルスランを目指した。



 都合良く、暗くなってから到着した。

 俺は皆の下に向かい、説明を済まして夕食を食べて、風呂に入り、のんびりした後に就寝した。

 明日から何をしようかな?





暖かい応援メッセージと星の加点をお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ