007―3 7回目の憑依 ~孔伷さん、ついに中華全土を統一する?~
―― 盧江の戦い ――
【1日目】
天候は雨、盧江は沼地が多いから錐行でなるべく沼を避けつつ移動させよう。
「王朗殿、いざ出陣でござる!」
「成功したらご褒美成功したらご褒美成功したら……」
【2日目】~【4日目】
「皆の者、敵は王朗一人だ! 我らが負ける理由はないぞ!」
「プギプギッ!!」
劉繇、張英が激励の言葉を叫びまくってるけど、士気は上がらないどころか逃げ出す兵士までいる。
プギプギしか言わない張英は今回も逃げるかもしれないけど、こちらの目標は盧江の地。無理はしない。
【5日目】
「あー腹へった、飯も食わせてもらえないのに命かけられるかよ……」
「おい、昨日のうちに逃げた奴もいるらしいぞ。俺たちもさっさと逃げようぜ」
張英の部隊から脱走兵が止まらない。残存兵1900にまで落ちた……。
「ふはっ、奴ら米がないのか! どおりで兵が逃げるわけだ! ご褒美確定だぞ」
王朗の悪い笑み。そうかぁ、兵糧切れなのか。攻めこんで良かった!
なら張英の兵士が0になるまで少し待とう。劉繇の近くで待機。
【6日目】
「プギー! 奴らの兵糧を奪うのだ!!」
張英の部隊が北上を始めた。王朗の兵糧狙いらしい。
【7日目】
「貴様ら、気合を入れるのだ!」
「……もう無理」
「飯くれ……」
劉繇の部隊の士気も下がり始めた。一方、張英は兵糧庫の場所が分からず途中で方向を間違えている。
「なに? 張英の部隊が逃げようとしている? ぐふふ、ここで張英を捕らえればご褒美が増えるに違いないぞ」
【8日目】
「ぬあ! しまった、こんなところに沼が!」
功を焦った王朗が、沼地を無視して張英の部隊を捕らえに移動。途中の沼地がずぶずぶでハマってしまった。
「ぐあ、拙者の裃が汚れたでござるよ! もはやこれまで……切腹するでござる」
どんな理由で死のうとしてんだよ。コスプレに命かけすぎだろ……。
【9日目】【10日目】【11日目】
「――くそ、このままではじり貧だ、こうなれば全軍退却だ!」
「プギー!」
王朗がぬかるみでもたもたしてる間に、勝敗がついた。
「ああッ! ご褒美が……」
劉繇らは鄱陽に逃げた。
戦後処理としては、糜竺を交渉する機会があったが漢文の印象のせいで断られた。
◇
4月末、前回から孔伷さんに懐いてくれている彼が仕官をしてくれた。
「腕試しがしたく、孔伷様のもと馳せ参じました!」
傅巽君ッ! 彼はいつも自分から孔伷さんの配下になってくれる奇特な人。
『その認識、断固抗議する!』『決めつけ反対!』
小窓の孔伷さんのデモ行動は無視だ。
◇◇◇
―― 184年5月 夏 ――
「バッチコイコイ恋の鈴、リリーン! 孔伷様ァ、あたくしキャンディは恋をしちゃいましたァ」
よし、何も起こらず! 今のうちに成都まで行こう。え、クリーチャーが荀攸先生に恋をした? いや知らない、俺は知らない。
「キャンディ、きちんと仕事しろ」
「アン! 孔伷様産ジェラの炎があたくしを焦がすのォ。……荀攸様とお話させてェ!!」
引っ越し作業をとりあえずクリーチャーに丸投げしておいた。
荀攸先生になるべく近づけないようにした結果だが、クリーチャーに勘違いされている気がしないでもない。
とりあえず全員で江夏へ移動。
『孫堅軍が寿春へ攻めこみました』
『張角軍が徐州へ攻めこみました』
『孫堅軍が盧江へ攻めこみました』
こいつら……いやまあ領地が減るのは良いことだけども。劉繇に立ち退いてもらっておいて正解だったわ!
◇◇◇
―― 184年6月 夏 ――
「……むぐぐ! むぐゥん――」
クリーチャーの口に布を突っ込んでおいた。顔を赤らめているから喜んでいるのだろう。
「荀攸先生、わし呂布殿をお迎えしたいのだけど……」
「そうですね、傅巽殿の人柄に接すれば、呂布殿は我が君に必ずや仕える気になりましょう」
荀攸先生がそこまで言ってくれるなら間違いない!
「うむ、では傅巽よ。新野の呂布殿に我が陣営に加わるよう口説いてきてくれ!」
「はい! では行ってまいります!!」
「将軍、我が主よりこのような物をお贈りしたいと――」
もう金、金を渡しておけば高評価間違いないとアドバイズしておいたけど結果は――
「ほほう! ふん、俺様のこの辣腕を振るうときが来たか。戦場で見せてやろうぞ!」
――登用成功ッ! 金の力、恐ろしい。
こうなると、残りの命令で呂布将軍の部隊用に兵士を募集して、念押しでお金を渡して今月終了。
◇◇◇
―― 184年7月 秋 ――
江夏の豪族の一人、黄祖が“赤ウサギ馬”という頭に無理やりウサ耳をつけたパチモンを連れてきた。……地元にお帰りいただいた。
「アン! 苛烈傲慢ムキムキ様と華奢で繊細な知能様……そしてチャーミン加齢臭の孔伷様ァ。あたくし、どうしたら――」
誰がチャーミン加齢臭だよ! もうね、どうもしないでいい、むしろ何もしないでください。
クリーチャーの中では勝手に揺れる恋心。
それはさておき、今月は冷静に行くぞ。最近褒美を貰えずいじけ気味の王朗を江陵に、ついで傅巽君を永安、さらに陶謙を江州に送り込み、ついに来月には成都入りできる。なお、孔伷はクリーチャーの相手をしすぎて気力が11になってしまった。
今からでも間に合うからチェンジしてくれ!
◇◇◇
―― 184年8月 秋 ――
何事もなく8月を迎えた。
無事に孔伷、荀攸先生、呂布将軍が成都入りを果たす。ここまでで名声はまさかの330をキープ。
「おお! 金だ、金こそが全てだ!! 孔伷様にあらためて忠誠を捧げるぞ!!」
呂布将軍の忠誠97は安心出来ないから早々に褒美でご機嫌取り。正直、成都に引きこもるためには呂布将軍の存在は必須だ。命令回数が限られていなければ毎月褒美を与えたいレベル。
さて、登用出来そうな武将はいないものか。荀攸先生と相談しながら決めていこう。
「そうですね、あの叔父ならば……傅巽殿の人柄に接すれば――」
荀彧の兄弟、荀諶にアタック!
「孔伷様は素晴らしいお方です。荀諶殿もきっと重用なされることでしょう」
「下郎に力を貸す気などない!」
あるれえ? 先生がミスることもある! うん、来月に期待しよう。
◇◇◇
―― 184年9月 秋 ――
「孔伷様、江夏の住民が訴えたいことがあると言って面会を求めているようです」
荀攸先生が取り次いでくれるようになった。
クリーチャーは先月暴走しすぎたから牢屋につないでいる……それでも喜んでいるらしい。アイツやべえ。
「江夏の者か、通してくれ」
「失礼します、あのぅ孔伷様はこの地を見捨てられたのでしょうか? 太守を置いて治安を守っていただきたいのですが……」
まさにそのとおり見捨てたんだけど、そのまま言うわけにはいかない。とりあえず江州の陶謙に行ってもらおう。
「まさかそのような! 陶謙を太守に任ずるゆえ安心してくれ」
「――良かった良かった! 孔伷様、ありがとうございます」
民忠が上がった! ……けど江州どうしよう。
ふと勢力図を見ると、成都の北の領地である梓童に董卓軍が迫ってたよ! 怖い。
とりあえず募兵しておこう。
董卓軍の弱体化をかねて荀攸先生の助言に従い、樊稠、呂岱を攻略……うん。
◇◇◇
―― 184年10月 冬 ――
『各地で住民反乱が起こっています』
「新しい太守はくそだべ!」
「俺たちを飢えさせるだぞ」
「みんな、我慢するこたねえぞ。立ち上がれ!!」
――うおおおお!!
『江陵の住民が圧政に立ち上がったようです』
むむむ! さらに――
「孔伷様、江州の住民が太守不在の陳情にきております」
荀攸先生と相談した結果、江陵の反乱をお金で解決、江州の太守問題は陶謙を移動させる謎の自転車操業で回避することにした。
「はあ、あっちこっちと赴任するのは老骨にこたえる……」
陶謙、すまん。
『いい天気じゃ……』
ふと孔伷さんを見ると、小窓のへりに両肘ついて上の空。最近、安定してきたせいか油断しているらしい。
「孔伷様、在野になかなかの人材がおります――」
陳紀という若者を発見。陶謙なら大丈夫との荀攸先生の言葉で無事に登用成功!
次に江夏が行ってきたら彼を送ろう。褒美を上げても96……。
上庸に何進軍が進出してきた。王朗を永安に移動させたら江夏、江陵が太守不在になってしまった。
名前:陳紀
所在:江州
身分:一般
忠誠:96
年齢:20歳
武力:65
知力:43
政治:48
魅力:32
勇名:400
経験:7242
陣形:錐行 雁行 密集
特殊能力:??
陳紀、袁術の配下で九江太守になった人。孫策とダブルブッキングで大揉めし、孫策の袁術離れのきっかけとなった。橙色の頭巾に橙色のスカーフを合わせた兵服を来ている、眉間に皺を寄せる三白眼で強面。
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